本日はCafe にちようび』へようこそおいでくださいました。

ここはエリスとカバン君のふたりがなんとなく経営する、なんともならない喫茶店。

することといえば日々の回想とどつきあい。

お暇な方は、ぜひご一服。



最終更新日5/12
映画の紹介ページ、6回目です。アレの続編です。
ももへの手紙観てきました! …丁寧すぎて地味すぎる

12月31日(日) ありがとうの日
12月25日(日) この醜くも美しい世界
12月19日(日) 東方は赤く燃えているか
12月11日(日) 深く、静かに潜行せよ
12月4日(日) サイバースレッド
11月27日(日) 新たなる希望
11月15日(火) 巨いなる漫画家たち
11月6日(日) 正義と勇気のまんが道
10月29日(金) ゲームの思いで 10位〜1位
10月21日(金) ゲームの思いで 20位〜11位
10月14日(金) ゲームの思い出 30位〜21位
10月8日(土) アニメの思い出 10位〜1位
9月29日(木) アニメの思い出 20位〜11位
9月24日(土) アニメの思い出 30位〜21位


12月31日(日) ありがとうの日


ハイ、それでは最終日になります今日は、
いつもご覧になってくださってる皆さんから頂いた質問やご意見にお答えしていきます
は〜い
手間をかけました。
みなさんありがとうございました。
じゃあ1問目。今までに遊んだゲーム機の変遷はどんなですか?
最初はねー、やっぱファミコン!
日本人が生み出した文化の真髄だな。
もしアレがなかったら今、日本の世界順位は相当に低かったとおもわれる。
宮本茂と横井軍平には国民栄誉賞を贈るべき。
ゾンビハンターはじめて電源入れて、ファミコンから人の声が流れたときはほんとビックリした!
だからなんでお前はそんなにゾンビハンターに執着すんの!? ねぇ!?
スーパーモンキー大冒険のハードですよね

あんなのを代表作みたいに挙げるな!
通行人を蹴り殺して情報聞き出したり、バーミンガム駅を一歩踏み出すと四方八方から拳銃で狙撃される、シャーロックホームズ・伯爵令嬢誘拐事件も出たよ。
デーモン小暮閣下が道端の小石を投げて天使軍団に戦争を仕掛ける聖飢魔IIもね
後にSCEを興すCBSソニーがひり出した盛大なるクソゲーである。
おめーら、クソゲ以外に思い出ないのかよ…。
ただし聖飢魔II、BGMだけはそれなりにカッコよかった。
で、その次はメガドライブですか?
この日本でメガドライブは負け組だから…。
ファミコンのあとは普通にゲームボーイです。
弁当箱並みのガタイで、単3電池4本で2時間くらいしか持たないひどいやつです
え! メガドラのソニックや孔雀王やらなかったんですか!?
孔雀王とか絶対日本限定だろ…。
ソニックは2とか友達んちでやったけど。
正直、敵もアイテムも全てを捨てて走り抜けようとするソニックの戦う理由がよくわからんかった。
でもそのメガドライバー友達とは色々いっしょに遊んでもらったよ。
ガンスターヒーローズとかエイリアンソルジャーとかロケットナイトアドベンチャーとか。
メガドラはイジェクトスイッチないから、ソフト引っこ抜く時ちょっと怖かったね
固いんですよね、妙に
ディスクシステムも別の友達んちで。レリクス暗黒要塞の糞ロードに恐怖を覚えた。
フロア移動ごとに10分くらいフロッピーを入れたりひっくり返したり。
PCエンジニアんちでは2巻構成のR-TYPEに陶酔し、カトちゃんケンちゃんのアクションゲームに無駄にハマった。
そんでスーファミだね。高かったから買ってもらうのに随分苦労したよ。
人生で一番おねだりしたのスーファミだと思う
2万5千円は子供のおもちゃの値段じゃないって何度も怒られたなあ。
ソフトも1本1万で、かなり厳しかった。ゲオがなかったら詰んでたと思う。
わたしはゲオの本社のある町で育ったので、あそことの付き合いは非常に長いのです。
次がPS1で、エースコンバット1がやりたくてやりたくて仕方なくて、初めてのバイトで買いました。
エースは2が最強で、3以降はどうでもいいです。7以降のFFみたいなもんです
にしても、任天堂じゃないゲーム機に何万もつぎ込むのは本当に勇気が要ったぜ!
ロクヨンは登場が遅すぎましたしね。
サターンはいつ買われましたか?
さっきからセガ信者かお前は。
えーと…
終戦して、それこそドリキャスの登場後じゃないかなあ。
結局メガドライバーんちでレイヤーセクションとかやってたから、自分で飼うまでもなかったし。
今じゃ完全にシルバーガン専用機です
サターンより先にPS2だな。そんで一番ソフト買ったの結局コイツだな。紅い蝶はいまでもやる。
そっからオラタンのためにドリームキャスト買って、なんとなくPSP買って。
それぞれ斑鳩専用機、武装神姫専用機となってますね。
んでMGS4のためだかブルーレイのためだかにPS3買って、ソコまでです。
360は本体小さくなったら欲しい
DSはノータッチなんですか?
あ。忘れてた
マジックアカデミー用に用意したのに文字が小さすぎるのとCPUが悪意過ぎてクリアしてないが。
その後、GBCのメタルギアゴーストバベルとGBAのロックマンゼロ専用機になったが、
今ではオカンの脳トレ専用機になりはてた。
おかあさん、同じ脳トレを繰り返し繰り返しやりすぎて、
実はボケちゃってんじゃないかって少し心配してるよ、わたし…
そいやGBAはもらったんだよな。
SP買ったメガドライバーがもういいやって
そうそう。ゼルダの夢をみる島やSaGa2やカエルのために鐘が鳴るに色がついてめっちゃ感動した。
リヴィエラやユグドラとかキレイだったけど、画面暗すぎたのが残念だったね
ポケモンは遊ばなかったんですね。
私、ポケモンって全世界で遊ばれてるものだと思ってたんですが
初代の頃には義務教育終わってたかんな。
つっても人に借りたんだけど。確かに面白かった。
ピカチュウをライチュウに進化させまいと必死だった記憶しかない…。
あとゲーム機ってなんかよく借りたよね、わたし
メガドライバーからゲームギア借りたわ。ゲームよりテレビ見れたのに感動。
あとヤクザの息子からネオジオとか貸してもらったし。
ヤクザの息子、ですか…?
気弱だけど、マジメでいいヤツだったよ。
真サム面白かったなあ。ゲーセンじゃCPU鬼過ぎてコインもたなかったから家じゃなきゃムリで。
あと3DOとか持ってたよね、イトくん
名前を挙げるな…。
3DOは幽遊白書の、妙に動きがなまめかしくて、迫力がゴミみたいな格ゲーが記憶に深い。
PCエンジニアの人はその後どうなったのでしょう?
……
…かなしい、事件だったな。
あ、あれ?
PCエンジンも、コアグラもCD−ROM2も買ってもらった彼だけど、
PCエンジンGTっていう、携帯テレビにPCエンジン本体をゴリ押しでくっつけた悪魔的携帯ゲーム機があってねえ…。
PCエンジンソフトがそのまま使える超すごいヤツ
エンジニアは発売直後のクリスマスプレゼントにGT買ってもらったんだな。
価格はなんと4万5千円。バブル期といえど天文学的値段だ。
エンジニアはそりゃあもう、狂喜したらしい。
嬉しすぎて、嬉しすぎて、幼稚園児のように両腕を振り回して、
そしたら右の手からGTがすっぽ抜けた
…当たり所、悪かったそうだ。
哀れ、4万5千のGTは一度もゲームを起動することなく液晶が粉砕された。
可哀相なエンジニア君、それまで毎週大好きだったというPCエンジン情報番組、
大竹まことのただいまPCランド!を見る度に涙が溢れるようになってしまった。
宝物だった天外魔境もコズミックファンタジーもシュビビンマンも彼の心を癒すことはできず、
PCエンジニアは誰よりも一足速く、ゲームを卒業したのでした…。
ああ、涙なしには語れないのに天外III NAMIDAは結局PS2だなんて…
悲しい、話です…
どのみちFXによるNEC完全撤退の日まで、さほど遠くはなかったのだが。
例外的なこと言えば、親戚の兄ちゃんちでカセットビジョンの与作にハマったり
ファミコンより先に飼ってもらったゲームロボット九をすごいかわいがったり、
バーコードバトラーIIを買うも誰もいっしょに遊んでくれなかったりしてた
バトラーIIはPOS読み取り機能があまりに弱くて超苦労した…。
今にして思えば初期不良を引いたんだろうな、あれ。
もう、さっぱりわからない世界です…。
じゃあ次のおハガキは、一番好きな制服はどのお店のですか。
なんですかこれ?
あ、それ俺の。俺が全部答えるから。
言われんでもわかっとるわ
そうな、まず言えるのは制服ってのは単に見た目が優れてればいいってモンじゃないってことだな。
まず機能性。働くための服なんだからムダにフリルを振り回したりヘッドドレスやカチューシャ装備したらいいってモンじゃない。
素人は誤解しがちだが、制服はあくまで服だ。布だ。俺たちゃそんなの言われなくてもわかってる。
それを着る人が主役なんだから、どんなに着飾ろうと動きにくかったらそりゃダメ制服だ。
客が見て嬉しい、店員が着て使いやすい、そんな店だから自然と雰囲気は明るくなり誰にとっても気持ちの良い店となる。
わかるな? 関わる人、みんなが楽しくなる服、それが俺たちの求める最高の制服なんだ。
それじゃ、始めようか。
あーあ。また始まった…。
俺たちって誰だよ
え〜と…?
真に素晴らしい制服の店に、順位をつけるのは間違いの元だ。
そこを訪れるたび、その店が最高の順位になるわけだからな。
というわけで今回は全国的に出店している初心者向け制服店と個人的な思い入れの強い名店を挙げることにしよう。
画像はグーグル先生のご協力を仰ぐので、それぞれ確認されたい。
さて1件目は全国の駅や地下街に多く店を構えるベーカリーショップ、ヴィ・ド・フランス
制服文化の初期より多くの愛好者の目を楽しませてきた青メイドスタイルは激減の一途をたどり、
今は白いコックスタイルの制服がほとんどになっている。コストの問題なのだろうな。
確かに見た目の魅力は一歩譲るが、白コックになってから店の活気は一層増したように思う。
住まい名古屋に近く、どうしても青メイドが見たいというならサカエチカのヴィドを訪れれば良い事があるかもしれない。
この場合、どうしたらいいんですか?
ほっといてやって。
壊れたレコードみたいに延々と喋り続けるだけだから
だが栄の地下街まで行ったのなら、そのまま三越ラシックの地下イチまで足を運ばない手はないだろう。
なぜならそこにはかの神戸屋キッチンが店を構えているからだ。
制服ファンにとって2大巨神のうちの1柱、神戸屋。
もう1柱であるアンミラに比べて清楚さ可憐さを押さえつつ、
それでも胸を強調したデザインは童顔巨乳のアンバランスさによく似た、
オスにとっておよそ効し難い決定力を秘めている。
決して狙ってイヤらしいのではない。抑え切れない、というのがポイントだ。大好きだ。
パン屋とパン屋を渡り歩くのはなかなか妙な気のする行動だろう。
しかしそこは気の持ちよう、制服ハシゴはむしろファンとして誉れと思って欲しい。
昼食を神戸屋のランチで、翌朝のパンをヴィドで購入が基本スタイルだな。
ただし男性1人で神戸屋キッチンは精神的苦行、だれか友達を連れて行こう。
そのあとは三越栄本店地下の英国式サロン・ハロッズで格式高い紅茶とレベルの高いメイドのサービスを味わうといい。
エマさんのようなもの静かで、一級の時間を約束しよう。
いま、中ほどですごいこと言ってませんでした?
マトモに聞くだけムダだよ。
あんまりヒドくなるようならブン殴って直すわ
朝食のパン、ランチ、午後のお茶は確保した。では制服の晩餐は?
もちろん用意してあるので安心して欲しい。
南にいってパルコ西館、7Fのタマゴ料理店・ラケルでオムレツだ。
ピンクのギンガムチェックと大ぶりのフリルの可愛らしさで定評のあるラケルだが
ここの店員教育は厳格にやってるらしく、若者の街・パルコにあって必要以上に浮かれない店員の真摯な姿勢に気づかされるであろう。
愛らしい制服に身を包む、メガネの委員長――、
男ならわかるよな、このギャップの魅力が?
制服が可愛いだけではダメだといった俺の言葉も納得してもらえると思う。

ついでだ、お土産のオヤツも買っていこうじゃないか。
もう一度三越本店の地下に戻り、ブールミッシュでプディングでも買っていこう。
シンプルなワンピースに大きなエプロンドレスとツボをついたデザインは単純に制服ファンを喜ばせてくれる。
首元や腕を大胆に白く飾るカラー、カフスも清潔感を演出して、店の心構えを気持ちよく伝えてくれる。
なにげに前身頃と後ろ身頃の、青と白のコントラストの切り替えが見るものの印象をテクニカルにスイッチするのだが、
これを見んがためにあまり凝視するとキモがられるので程々にしよう。
といって、盗み見しようとするともっとキモイので、あくまで自然に。ダメなら次の機会だ。
エリスさんは、ケーキならどこのお店のが好きですか?
この辺なら、わたしは名駅タカシマヤのヴィタメールかなー。
ショコラケーキがとってもおいしいんよ
ヴィタメールも良い店だがデパートの受付嬢みたいなんだよな、あそこ。
さて、ここまで個人都合により名古屋で簡単に楽しむことのできる名店を連ねたが、
それぞれ東京を中心に各地で展開しているので、お住まいの近くに店が進出していることもあるだろう。
だが、名古屋が誇る店といえば、筆頭はあそこに決まっている。
月天、制服は問答無用で巫女装束。制服文化の始まりの一柱と言って差し支えないだろう。
コンセプト居酒屋、コスプレ居酒屋と言い切ってしまえばそれまでだが、
「当店ではお客様は神様です」の挨拶や店内調度品の怪しい和風様相といい、
細部まで徹底して客をその気にさせる気構えは、やはり制服の店の素晴らしさ。
否、月天が腰掛け気分のいい加減な店でなく、真心持って巫女居酒屋の姿をとったからこそ
後に続くメイド喫茶文化への磐石な大黒柱となったのではないか?
月天は制服を語る上で外せない、歴史的な店なのだ。
ちなみに現在は大須から離れて名駅の近くで店を開いている。
ビックカメラ側、デニーズの道を南に言ったところにあるビルの3階なのだがかなり探しにくい。
行くのなら、外に出ている看板を見落とさないように注意してほしい。
だが看板は黒く、夜にさまようと大変見づらく、困ったものである。
そういえば大晦日ですね。神社というのに行くんですか?
わたし、初詣は大須観音に行ってるよ。寺だけど。
まあ、なんつったっていちばん縁も業も深い街だからさ。
地元の氏神様にはその跡に寄りますです



しかしながら、開店と閉店を何度となく繰り返しては今まだ存続する月天には感謝が絶えない。
さて、伝えたいことはまだまだあるが関東限定、あるいは消えた名制服を紹介して締めとさせてもらおう。
まずは馬車道。東京北西部、あるいは埼玉などに散在し、ファンでなくともその認知度は高い。
そう、紫の矢絣に袴の明治女学生スタイルでご存知のパスタ屋である。
正直一回しか言ったことないのであまり語れることは多くないが、地元に溶け込んだよい店だった。
惜しむらくはコミケ帰りでもワンフェス帰りでも寄りづらい立地か。経営陣は勝負に出るべきであろう。
もちろん東海地方にも是非きてほしい。

銀座のショコラ専門店、ミッシェル・ショーダン
カラーとエプロンが白く、その下に紺のワンピースと一見シンプルにみえて、カラーが曲者。
じつはダブルカラーになっていてショールのように面積が大きい。
そのため腰のエプロンと挟まれることになった胸が非常に非常に魅力的である。
さらに脚には黒スト、頭はカチューシャと、コレ考えたヤツは世紀の天才に違いない。
その攻撃力は最強候補筆頭ともいえるが、惜しいかな、既にこの服は廃止されているのだ。
まあ日本人には辛かろう。よって、伝説の一着なのである。

アンナミラーズ
伝説といっていい。コミケ帰りに高輪店へ寄るのは礼儀だ。
しかし…、哀しいかな、世間の目を制服に向けさせたという大偉業の反面、
そういう目でしか見られない店となってしまっている。
店側は志を高く持って営業することで屹然と抵抗しているが、
グーグル画像検索の検索結果が世間的イメージを如実に表現している。
重ねて言うが、この店の志は高い。
みんなも勘違いせず、アメリカンパイを素直に楽しもう。
ちなみに経営は三重の製菓企業であずきバーが有名な井村屋である。
さっさとこっちにも作りやがれ。

ブロンズパロット、通称ブロパはご覧の通りコスプレと見まがうばかりのデザイン。
シャレにならんくらいお人形さんに着せたくなるような可愛らしさ爆発ぶりである。
実際うちのツガルはブロパっぽいことになっているが、まあ余談。
胸のリボンやケープの黒いライン。腰の太い黒が秀逸だが、
ドレープが大きく効いたサテン地のスカートこそこの制服の魅力の中心ではないだろうか。
愛らしさと気品を両立させ、相乗させた今はなき伝説の一着。
思いを馳せるほどに輝きはきらめく。

グラン・アルティザン
懐かしいな……、何もかもが。俺の全ての始まり、そして終わり。
名鉄デパート中2階、フロア隅の小さなスペースにその場所はあった。
ヘッドドレス、フリルエプロン、黒のワンピースと無駄なことをせず、
なにより優雅なロングスカートが本当のメイドを形作っていた。
紅茶を運ぶ彼女たちの所作が美しかった。
目の前でティーサーバーから注いでくれる心遣いが嬉しかった。
そうだ、メイド喫茶の料金込みのサービスではない、心遣いだ。
店と客の適切な距離感、サービスを受ける物と行う者との信頼、
それが俺の求める全てだったんだな。
彼女なき後、俺は制服を求めて目をギラつかせる狼ではなくなったと思う。
完全を失くした世界で完璧を求め彷徨う虚しさ、
それは蜃気楼に水を求める砂漠の遭難者のように苛烈で救いのない旅だ。
故に俺は制服愛好者を自覚しながら巡礼にも撮影に動かなかった。
情熱が薄いと言えばそれまでだ。
だが今わかった。そうする必要がなかったほどに、既に満たされていたのだ。
私はあの時間を誇りに思う。
出会いから別れまで短い時間だったが、グランアルティザンを忘れない。
終わったあ?
あ、あともう一つ。
まだ足りないの!? そろそろノドが裂けて死ぬよ!?
お前が今着てる制服だよ。ツチ・バヌーチ。
いい制服だろ、動きやすくて季節選ばなくて清潔感あって。
おまけにスペインのお国柄もよく表れている。
もう、店はなくなったけどなー。
動きやすいかどうかは着た人にしかわからんでしょーに…。
そういや月に一回着替えてたのに、いつの間にかなくなったね。
なんで?
ああ、描くの面倒だったから。
うわ、ナマの声
そろそろ次のおハガキに移っていいですよね? いいですよね?
お気に入りだったオモチャを教えてください
じゃ、次はわたしかな。
一つ一つ上げてくとキリないから商品シリーズで挙げてくね。
まずトランスフォーマーとかZOIDSでしょ。シールドライガーMk-IIを愛しすぎた。
砲戦仕様だから武器が豊富で、あれで改造や換装を学びました。
空飛ぶ機械が大好きだから、レドラーとかもすごい大好き。
んで最近のだとまずfigmaだね。安い早い上手いと牛丼みたい。
ルルーシュとか柔王丸とかドロッセルお嬢様とか、変化球しか持ってないけど。
それとALTERのエグゼリカ。唯一持ってる美少女フィギュア。
量産品なのに徹底した作り込みというものを初めて体感しました。
工業の国、日本の技術力は世界一と思いました
わからない…
ほっといてやって。
壊れたレコードみたいに延々と喋り続けるだけだから。
そしてシューティングが原作といえばPLUMのシルバーホーク、シルフィード、
それにコトブキヤの斑鳩・白/黒と先週出たばかりのR−GLAY1です。
感動です。どれも出来上がりは素晴らしいし、デザインもかっこいい。
こういったものが商売として成り立つこの国に感動します。
特にブキヤ系の原型を手がけられている、13B SUPECTER'Sの伊世谷さんのガレキ版斑鳩に憧れつくしてワンフェスに通い始めたわたしなので、
今の状況は想像するのも怖いくらいの最高ヘブン状態なのです。



この流れを最初に作ったシューティングゲームヒストリカと担当のyodachinさんには感謝してもし尽くせません。
あの日、手に入れたビックバイパー、R−9、シルバーホーク…、伝説の始まりでした。一生大切にします。
ガントレットに無理してブリガンディまでつけてくれたのが嬉しかった



ゲーム関連で言うとほかに海洋堂のモノシャフトドライブ・バーチャロン。
オラトリオタングラムVRはカッコいいけど、カッコよすぎて立体にするのが大変なのですが、
さすが王者海洋堂、そして山口勝久さん。サイファー本当にありがとう。




ちょっと話を戻して工業について。
ガンダムに工業的デザインアレンジを加えた、ガンダムADAPTというそれはそれは素晴らしいシリーズがあったのを皆さんご存知ですか?
採算度外視すぎたのか、第2弾は結局発売されなかったものの、工業アレンジメタスのカッコ良さはそれ一つでわたしの記憶に焼きつきました。



カッコイイでしょ? 食玩で、600円くらいですよコレ。
瞬速で売り切れたのでずっと探してたのですが、友達が見つけて買ってきてくれて本当に嬉しかったのです。
思い残すところはもうない感じです。
同じくバンダイキャンディ事業部のSTANDartもこだわりがあって大好き。
特にHi-νが最近でてきた小鳥みたいなアレンジ版じゃなくて、元デザインのでっぷり下半身に
重々しいフィンファンネルの部分がよく出来ててすごくいいと思います。
コレも上の友達が見つけて買ってきてくれました。持つべきは友人です。

それからやっぱガンダムといえばGUNDAM Fix Figurationの当時のハイクオリティぶりはズバ抜けてました。
プラモには決して出せない手作りの趣が残る丸み、一つの究極でしたね。
特にZプロジェクト系列の機体を手厚く作ってくれたのが嬉しかったです。
カトキさんプロデュースだけあってZplusはBst、Ex-Sは303Eまでカバーし、
おまけにクスィーまで出しちゃう暴走ぶり。バンダイとは思えません。
ガーベラテトラ改も大好きです


















そういえば子供のころオモチャって遊んだ?
ていうか今も子供なんだが。
一緒の隊になったおにいちゃんがG.Iジョーくれましたよ。
面白かったです
それは…、
どうなんだ…?
ガンダムで語り始めれば、1/144にはじまってHG、MGと幾ら語っても尽きませんが、
なによりもSDガンダムが実はガンプラ最大の思い出かもしれません。
最初に作ったプラモはBB戦士のリ・ガズィでしたから。
早速アンテナを折ってしまって、その日にアロンアルファまで覚えてしまいましたが。
今のガンダム伝説の一番の立役者は、もしかしたらRX-78ではなくてSDガンダムなのかもしれませんね。
もちろん元祖もたくさん遊びました。
百式改のアゴの下から映画のエイリアンの口が飛び出てきたり、変な方向性でしたけど。
でもG-ARMSはほんとカッコよかったな。
フレイムサザビーとかなんで売らなかったんだろ

それからもう一度食玩の話になりますが、一時期はやった超ハイクオリティの海洋堂ガチャ、
なかでもAKIRAシリーズは本当に本当に素晴らしすぎるアイテムだと思います。
海洋堂の香川雅彦さんと言えばヴィネットの世界王者のような方ですが、
その香川さん入魂のAKIRAが200円で買えたのが、今思えば怖いくらい。
もちろん食元ブームの火付け役となった松山しのぶさんのチョコエッグも忘れません。
日本のみんなを食玩に夢中にさせるなんて考えられないことです












欲しかったオモチャは?
えーと、
シルバニアファミリー!
お、意外とマトモな答えが。
シルバニアファミリーの森の野戦病院セットです
だからそれは存在しないつってんだろ!
シルバニアの原作は小林源文じゃねえ!
さて、思い出せばキリがないですが…。
小学生の頃の遠足のおやつが決まってビッグワンガムだったあたりに、
わたしという人間の方向性は既に決まってたように思います。
クリスマスにお願いしたのはライブマンの合体変形ロボに星矢のクロス、
そういえばガンダムクロスなんてのもありましたね。
騎士ガンダムをして換装ガンダムMk-IIIなんて、実に心憎い演出でした

わたしの心のアニメ、魔神英雄伝ワタルのDX邪虎丸がすごく嬉しかったし、
友達が宇宙刑事ギャバンの手帳を持っててすごく羨ましかったのもまだ覚えてます。
かわりにタイヨーのF-40のラジコンを見せびらかしましたけど。
4000円くらいのかわいいヤツでした

それからおもしろカップという、カップラーメンにちっちゃなプラモが面白いモノがありまして、
その中のプラモの一つに、宇宙の戦士のアサルトスーツを丸パクりしたロボットがいたのですが、
当時のわたしのハートにクリティカルヒットしまして、とても大切にしてた思い出があります。
それ、実は当時の友達のモノでして、拝み倒して貰ったというエピソードも…。
だいぶ年齢を重ねたし、いちおう社会人らしい生活も一人暮らしも送っている現在ですが、
根っこの部分は幾つになっても変わりません。
だいぶ卒業にむかってる、とは自分でも思います。
でも良いオモチャやプラモを見ると嬉しくなるし、何を置いても欲しくなるのも事実でして。
いつか捨てるオモチャもあるだろうけど、できれば伝えていきたいな、って思います。
本当に良いオモチャは、良い大人が良い子のために精一杯の気持ちで作った宝物なんですから

あ、終わった?
まだ神姫がある
しまった…、
一番長くなるものが…。
武装神姫を愛する人達の多くは、手持ちの神姫のことを「娘」って呼んでます。
気に入ってしまうと色々と手を加えたくなるし、顔や動きで色んな表情をつけることができるし、
そのままでも十分遊べるけど、装備や服装を自作してしまう上級な遊び方もあります。
ダイソーで家具や小物を揃えて神姫たちに生活をさせたりするのは誰だってできるしで、
そんなことしてる内にオモチャである神姫たちに、自分だけの人格が生まれてくるのです。
だから「嫁」ではなく「娘」なのです。子供に向けるような、思いやり溢れる愛なのです。
もちろん嫁として愛している武装紳士も少なからず居ますが、
そこには必ず信頼に裏づけされた心の関係があるはずです

「ウチの神姫が話かけてくる気がするのだが…」
なんて思えてくるようになったら末期、ではありません。
そんな時は先輩にきいてみましょう、

「え、お前んちの神姫まだ喋んないの?」
「うちの猫子なんか勝手にフトンもぐりこんでくるんだけど」

なんて回答がテンプレートで返ってきます。
…書いてて少しアレな気がちょっとだけしましたが、慣れてしまえばどうということはありません。
神姫とのふれあいに癒しだなんて水くさい言葉はいりません。
安らぎでもなければ心のオアシスも少し違うと思います。
生活に神姫がいる、そういう存在がいることが普通で、普段で、普遍になるんです。
神姫も6年目、おもちゃオリジナルで、それも本業ではないコナミから生まれた企画としてはずいぶん伸びました。
息継ぎするのも苦しい時期に来てしまっているのを、いま肌で感じます。
でも、神姫はわたしの中に深く根を張っているのでこの先に不安もありません。
流行りも廃りもあまり関係なくなりました。
新作もまだまだ控えてるんですが、組み換え、自作、リペイント、手をつけはじめたらいつまででも終わらない、
遊び方が自由で、愛嬌があって、一緒にいてたのしい娘なのです













それじゃ、次のおハガキですけれども
あ、イッコ忘れてた!
まだ!?
ガレージキットのこと。
といってもこの長い男坂をのぼり始めたばかりなので大きなこと言えないんですけど。
とりあえず会場まで見に行くだけで満足していましたが、
どうしても欲しい物があって、ちょっと頑張ってみたら意外といけました。
それでもってエアブラシと工具をそろえたら、もっと楽に出来るようになりました。
キットが作りやすいようとても考えられてたと言うのもあるんですけど、思ったよりも初心者に優しかったです。
それでいて作っていると、各部の作り込みや解釈からディーラーさんの気持ちや熱意が感じ取れて、
ちょうどお気に入りの同人誌に出会った時とよく似た嬉しさがこみ上げてきます。
思い通りに作れるまでちょっと練習がいるけど、完成すればそれはきっと他にない満足感と一緒に
思い出の宝物になるからガレージキット、大好きです。
そしてワンフェスまで導いてくれた神姫と、浅井さんと、13B SPECTER'Sさんに心からありがとうといいたいです








もういいね? 終わったね?
じゃあ次のおハガキですね。
このお店を始める時の設定はどんなでしたか
…お前の魔法使い見習いってなんだったんだ、一体?
そもそもライトノベル書こうと思って作った設定だったからね、これ。
科学の代わりに魔法がはたらいてるファンタジーな国で、
魔法の学校にかよいながら喫茶店もやってるっていう
どっちかにしろよ、半端もんめ。
学費稼ぐためってのと、あと親戚のおじさんのお店を継いだからです。
おじさん、病気のおばあちゃん看病しに故郷に帰っちゃったから。
そんでお茶のみにくるお客さんとであったり、悩み聞いたりしながら魔法で問題解決して、
とゆー手筈の予定でした
どんな魔法が使えるんですか?
幻術。なんかビックリ映像とか作れたりすんの。
上級者になると映画みたいなのになる
え、なんだか意外ですね
そーゆうセレクトがどうにもヒューマンドラマくせえなあ…。
コントよりだけど人間交差点みたいな、ね?
あ、あと名前の由来もきかれてますけど
エリスっていうのは、本当はエリシエルってのを縮めてエリスなんだけど、
そもそもココ、お気に入りのゲームの一つのエリーのアトリエをパク…
じゃない、ヒントを得て始めたから、エリーがエルフィールを縮めてエリーなら、エリシエルでエリスかな、と。
そのエリシエルの元はたぶんスレイヤーズの敵キャラのエリス。
なかなか印象に残るヤツだったし、エリスって響きも気に入ってたし。
オッペンハイマーはなんかカッコいいから、だったかな
オッペンハイマーも単純に響きからって理由がほとんどだが、
「原爆の父」ことロバート・オッペンハイマーがなかなか味のある男で、印象深かったからでもある。
自らの手で原爆を作り、その威力を恐れ、広島と長崎の惨状を知って「科学者は初めて罪を知った」とこぼしたという。
それからは反核のために働いた人間らしい心の持ち主だった。
原爆を開発する前はブラックホールを研究していたというのも面白いな。
え、あ、わたしが原爆作るのん?
お前の頭でそんなマネできるわけねえだろ。ナメてんのか。
なんかヒドイこと言われた…
そしたら、カバンさんはどういう経緯で?
2年生の必修で召喚魔法の授業があるのね
なに俺? 召喚獣だったの?
で、普通は適当な小動物とか特殊な粘土で作った人形とかに降ろすんだけど、わたしうっかり忘れちゃってさ。
んでしょうがないから通学カバンに低級霊降ろしたってゆう
ヒ、ひでぇ…。
あとまあ、たった1人で喫茶店もないけど、
かといって男女の組み合わせはなんか恋愛モノな流れを強制されそうでイヤだったから人間以外にしようと。
男でこの性格じゃあクソ鬱陶しいだけだしさ
うるせーよコノヤロウ。
あと俺の語尾に「。」が付くのは、どっち喋ってんのかわからなくならん用だな。
ちなみに私は武装組織タリバンってタンバリンに似てるよねってところからヒントを得まして
ヒント違う! それヒントと違う!
ミルキープリンというコードネームもなんとなく可愛いからで、本当の名前は秘密です
初期設定と全く関係ない、完全な思いつきじゃん…。
本名ないというか考えてなかったんだろ。
生まれ的に名前のつきそうにない環境でしたしね。
それ、結局書けたんですか?
ううん。こういう短編タイプは新人賞にむかないし
じゃ、何か他の書かれてるんですか?
いやーーー……
現実的に考えると…、ねえ?
一度最終選考まで残ったことあって、んで声かけてもらえて、わりと本気になって考えたんだよな。
目指してた道だったわけだし。
でもねえ、改めて本気になってライトノベルで生きてこうと思ったら、残りの人生捨てるくらいの覚悟いるんだよね。
ちょっと勝算が見えなかったのと、その頃お仕事を変えて色々と忙しかったのでうやむやと
夢を現実にするってのは、実は夢見る時間の終わりだった。
本気の場に立って、それがやっとわかった。あの時の編集さんには悪いことしたけど。
長いことやってると色々あるんですね。
では、コレがとうとう最後のおハガキです。
このお店は今後どうなるのでしょう?
えーと、更新自体は今日までですが存在自体は来年の2月8日までです。
そこを過ぎるとバッサリ消えてしまうそうです。
なんかいってて寂しくなりますけど…
どのみちインフォシーク自体が5月21日にサービス終了だそうだ。
残念だが、まあ長いことよくやってくれたと思うべきなんだろうな。
BBSの方はどうでしょうか
こっちは特に期限決められてないけども
でも経営あやしそうだし、似たようなものじゃないのかね。
とりあえず管理人としての顔は今日までで、今後は自由にしてもらえると。
ろくに管理なんかしたことないくせに。
あ、でもアイコンはサイトの画像に直リンだから使えなくなっちゃうね
つーか現状で選択アイコンが反映されてない人が少なくないんだよな…。
クッキーの具合かバグか知らないが、理由はちょっと不明。引き続きご不便かけます。
ひとまず、本当にたくさんの書き込みありがとうございました
ありがとうございました。
ありがとうございました。
では、以上でおハガキは終了です。お疲れ様でした
あ〜〜〜〜〜〜〜



それじゃあ、いよいよ最後のご挨拶になりますか
最後。最後かあ。
今日まで長かったですか?
長かったっていうか…、
いつまで続けとんのやろ自分、という気持ちはあったけど
でも終わりを決めて始めたことじゃないから。
疲労は正直あったけど、苦痛はなかったかな。
日曜の深夜2時に更新してる自分は、休日なのになに疲れてんねんとは思ってた
自己責任だろ…。もっと早く動き出せよ。
だぁってぇ〜〜〜〜
こんなに長く続けられた理由はどうでしょう?
長く続いたマンガの最終週の作者コメントに
「応援してくれる皆さんのおかげで頑張れました」
ってのをよく見るけど、あれホントそう。いま思いっきり納得してる
反応なかったらフツーにただの独り相撲だしさ。
だいたい3年以上続ける気なんて全くなかったがな。
バファリンの半分は優しさでできてますけど、
ここの9割くらいはみなさんの優しさでできてました。
ありがとうございました
楽しんでくださってありがとうございました
ありがとうございました。
って、他にしゃべることねえな。
そりゃ10年も続けさせてもらえれば言いたいこと言い尽くすよ。
同じこと2度も3度もいった気もするし
もうボケてるやん。
じゃ、言い残したことは?
ない。
と思う
そしたら、ホントに最後のご挨拶を。
はい。
長らく続けさせていただきました当店、Cafeにちようびも本日を持って最後の更新となりました。
この10年と半年、お客さんの皆さんのおかげで歩み続けることができました
自分ひとりではこんな楽しいことは作れなかったし、今後の人生で同じようなモノは作ろうとしても、もう無理だと思う。
いい体験をさせていただきました。
みなさんが楽しんでくださるから、私達は今日までやってこられました。
私達みんなに命を与えられたようで、嬉しかったです
ネットの片隅のちいさな存在ですけれど、こんなに長いこと見守っていただけたキャラクターはあまりいないと思います。
あたたかい人たちに囲まれて、わたし達は本当に幸せものでした。
それでは、長らくのご愛顧
ありがとうございました!


     





ふぅ、除夜の鐘には間に合ったぜ…!

この10年と半年、思い起こせば変なスパゲティのお店にいったり、
噂のコミケに挑戦したり、果てはワンフェスの常連になったり、
いろんな面白いことを体験してきました。
その全てがいまの自分にとって血となり肉となり、力になっています。
そしてその全てが、自分ひとりでは関わろうとする気にならなかっただろう
縁の無いものと思い込んでたことばかりです。
いやあ、触れてみないと分からないことばかりだった!

ここを運営するにあたって、たくさんの時間を割いてきましたし、
訪れてくれたみなさんの貴重な時間も頂いてきました。
なにかプラスになるような物は見つけていただけたでしょうか?
なにか気になるものに気づいていただけたでしょうか?

ネットワークの片隅の、拙い文章と絵だけしかない小さな空間でしたが、
みなさんに楽しんでいただけたなら本当に嬉しく思います

それではお元気で。
縁がありましたら、またどこかで。
長らくのご愛顧、ありがとうございました


あ、あとよいお年を〜 ( ´ ▽ ` )ノシ

12月25日(日) この醜くも美しい世界


いよいよ残すは今日のと次のの2回になりますが
どうぞ最後までよろしくお付き合いください
あと2回かー。
この10年、何度もう終わりにしようと思ったか数え切れないが、
いざ本番を間近に迎えると色々と思いもよぎるぜよ。
10年前だと私まだいませんね。
そもそもなんでここ始めようと思ったんですか?
そーだね…
バーチャルネットアイドルちゆ12歳さんていう毎日更新のすごい面白い女の子がいてね、
毎日毎日あんまり面白いもんだから、わたしもやってみたいって思ったのが最初かな?
論法としてはなんか妙だが、まあそんなだったな。
当時はテキストサイトっていう文字ばかりの貧相なスタイルがHPの基本で、
今のブログみたいに写真や動画を交えて〜、ていうのは無かったもんだ。
YouTubeとか1ミリも考えられなかったもんね。
ことばの書き方や文字の見せ方でインパクト狙ったりして、手作り感いっぱいでした
文字の見せ方?
文字色を変えたり、行間を妙に空けたり、オチのとこでフォントを極端に拡大したり。
その流れを侍魂というところが先行者で決定付けた感じかな。
先行者っていう中国開発の人型ロボットの残念な部分を
文章で押したり引いたり搦めたりして面白く紹介したのね。
これがすごくウケて、スタイルをマネしたり技術を工夫したりするところがたくさん出てきたのですよ。
つうか今読み返しても面白いな、先行者
ホントにこれが基礎になったんだなあ…。
むしろ2011年になっても大して進化してねえ。
これ、人民解放軍の精神兵器かなにかですか?
友軍の士気を崩壊させるだけだろ。
そんな侍魂さんがいて、ちゆさんがあって、んでココも作ってみたと。
ちゆさんはアニメだけじゃなくって古い特撮やマンガの知識もムチャクチャ深くて穴がなくて、
そんで最後にヒネりのあるキレたオチに繋がるから毎日楽しみだったなあ
毎日というのがすごいですよね。
すぐ書くことなくなっちゃいそうですけど…
ネタ探しがなー。面倒だった。
たぶんどっこも一番苦労したのネタだろうな。
今ほどゲームやアニメの情報がニュースのカタチで発信されなかったし、
開発者やアニメーターなんかの個人情報や意見なんて業界人間じゃなきゃ知りようなかったよね
報知スポーツとかが当時にしては妙にアニメに敏感だったんで、時折引かせてもらったのをよく覚えてる。
ということでこの新聞は実は報知スポーツなのかもしれない。
あとは公式サイトが普通に最大情報源だったし、公式サイト無いほうが多かったし。
いわゆるリーク情報ってのは当時なかったな。
リークって基本的にウソか、意図的に流されたガセネタだってCIAの人が言ってましたよ
CIAって人の話を疑うのが好きそうだもんなー。
さんざん苦労して、お金も時間も人もたくさん使って、ようやく裏付け取った情報のみを信じるのが鉄則だそうです。
ほとんどが政府広報にのってるような物ばかりだそうですけど
…ご苦労さんなこった。
やっぱ公式が基本なんだな。
アニメだと、公式の他にはMOONPHASEさんやアニオタニュースさんが頼みの綱だったね。
今はアニオタフォースさんですか。アニメの情報羅列に終わらず、
一歩踏み込んだアニメの見方を紹介してくれて、読み物としても面白かったです
凄腕アニメーターの名前を引き出してくれたり、過去作の情報も並べてくれたり。
あるいはアニメーター同士の横の繋がりをまとめてくれたり。
今にして思うと上品だった。読む人にとってプラスになるサイト作りを心がけてらした。
業界関係者のかたですか?
かもしれない。
けどこの情熱、この執念こそが本当の意味でオタクって感じだったな。
今と当時とでは、オタクという言葉の深みがだいぶ違う。
ま、ここまで突っ込んでいけたのは本当にその道を極めた極一部の人たちで、
基本はやっぱり自分の行動範囲に引っかかったのをネタにするのが精一杯で
なんかしょうもない感想だのカラダを張った突撃レポだのを繋いでた人も多いんじゃないでしょうか
テレビの芸人さんみたいな…
道を見失ったリアクション芸人だよな、実際。
自分を切り売りして更新し続けて、やがてダメージが蓄積して潰れていくサイトたちを何度も見た。
俺らはそんな体力も根性もないこと重々承知してたから、無茶もせずダラダラここまで続いたわけだが。
何もしてこなかったとも言う。
だいたいこれが2000年から2003年くらいの流れじゃないかな?
そしてブログ始まる。
いや、ブログの前に2ch一般化が先じゃないかな。
一般化つーか、簡単には蹴り出されなくなったつうか
2ch、昔はものすごくおっかなくて、ちょっとでも初心者だとわかるような行動でると
一斉に悪意の暴言でリンチにかけてくるような怖いところだった。
あそこを見るのは卑しくて陰湿で冷酷で書き込んでるヤツは全員荒らしで、
2ch好きなんてのはもちろん、読んでることすら公言するのも憚られるような修羅の国だった。
そしてわたしも怖くて近寄れなかった…。
なんか見てるだけでスーパーハッカーにIP抜かれてなんかして
メアドが悪用されたり口座のお金が抜き取られそうな気がして…
ホントにそんな恐ろしいところあったんですか…?
なんだかソマリアか鬼が島みたいなところですけど…
もちろんヤクザばっかじゃなくてマトモにコミュニケーションとってる人達はたくさんいたし、
結局は思い過ごしだったわけなんだけど、それくらいの迫力は潜在的にあったと思うよ
当時の2ちゃんねらーに目をつけられた対象はイナゴに食い荒らされた田畑の如く、徹底的に破壊し尽くされたからな。
今でいう炎上なんてかわいいもんじゃない。あれは破壊だ。
しかも2chに犯行予告して実際にバスジャックした凄まじいヤツまで現れる始末で、
ロリコンと宮崎勤とおなじ構図で、2ch見るヤツはだめなヤツというレッテルが貼られた。
だから「ぼくは悪いスライムじゃないよ!」的な意思表示として
「2chなんて怖いところ見てないよ!」という行動をおかーさんに見せなきゃいけなかったんだね
しかし、熱いところに面白いやつが集まるのは自然な流れで、
2ch発祥のコピペやAA、FLASHとかMP3の姿で猛烈に浸透するのが02年や03年くらいか。
吉野屋コピペやムネオハウスといったあたり、優秀だった。
ムネオとか懐かしいことを…。
マトリックスリローデッドにあわせて、エージェントスミスのグラサンスーツ姿で
東京の駅に一斉集合したマトリックス・オフ会とかめっちゃくちゃ笑ったなあ
映画会社の人がものすごく喜びそうですね
いま提案してもステマ乙で切り捨てられそうだな。
そして決定的だったのが電車男。
あれで2chは若いネット層たちにほぼ受け入れられたね。
今でいう韓流なみの押し付けのウザさだったけど
ついで言えばオタクそのものの存在も一気に容認されたような
もちろんこの間にも2chではほぼ毎日、質の高い小ネタや手の込んだ小作品が生み出されてるわけで、
巨大で無償で匿名のネタ製造工場がついにダークサイドから陽の光のもとに出てくることとなる。
単独で更新頻度もマチマチな個人サイトの需要が薄まるのは自明の理だったな。
もうそのころから巨大個人サイトは消えてたと思うけど。
それに2chなかったら日本のネット文化って全く育ってないか、アメリカのパクりに終始するか、
下手すれば中国あたりに丸呑みされてたかもしれないしね、適切なカタチに落ち着いたと思うよ
でも、全部が面白いものばかりじゃないですよね?
それにおっきな掲示板とホームページじゃ使い方もずいぶん違うじゃないですか?
そう、まさにその欠点を知ってか知らずか、個人サイト的であって2chのウマい部分を吸い上げたブログが現れる。
俗に2chまとめサイトと呼ばれるヤツらである。
好きなところもあるけど、俺あいつら9割がた嫌い。
男のコの嫉妬は醜いですヨ。
そりゃ、自分で考えた内容で勝負してるわけじゃないけど、
ネタ捜し歩いて毎日更新するのってキッツいに決まってんですから
いや、そこはまぁいいんだけど、アフィリエイトがなー。納得いかん。
なーーーんで他人のフンドシで相撲とってるような手合いに小遣いがいく仕組みがこの世にあるのか。
製作者や制作スタッフに回るのならまだしも。
あれはねー。考えたヤツ…、ってアマゾンなのかな?
すごいよね、パっと見だれも損してない気がしちゃうのが
サイトの中の広告を押してその商品をアマゾン経由で買うと、
アマゾンからサイトの管理人さんに少しだけお金が入るんですよね?
そう。まずその時点で「なら購入者に1円でも安く提供しろよ」という気が起こらないでもないが、まぁそこはいい。
問題は、そのサイトが閲覧者に買え買えせっつくため、商品情報を偏向したり、
ひどいと企業同士の対立姿勢を演出して、購入者の意識を煽って業界全体の雰囲気を濁して…
そうだよ、ゲーム系のブログだよ! どいつもこいつもゲームの楽しみ方捻じ曲げやがって!
ソフトの中身どうでもよさげだよね。
アニメなんかでも売り上げ気にしてる人たちいるし。
これも にんげんの サガ か・・・
楽しめ!
でなければ足を引っ張るな!
けど、毎日話題を探して、それを記事に編集して、次の日も次の日もってやってると…
報酬なしでは誰もやらないんじゃないでしょうか?
ソコはよくわかってるつもり。
更新って、お客さんが15分くらいで読む内容に4時間5時間かかるもんだからね。
ここもけっこう大変だったんですよ、やっぱり。
途中から手抜きになっちゃってましたけど
けどペース配分こそ管理者の手際を問われるところだから、
毎日更新、毎時更新を標榜したのならそれは自業自得なんだよ。
小遣い目当てにやるのでも、ましてや生活費稼ごうなどとは考えちゃいけない。
自分の都合のためにお客さんの目を濁らせるなんて持っての外だ。
わたしらは少しでもお金のニオイをさせると見に来てくれてる人に怒られた時代を生き抜いてきたからねー。
でもま、大昔たまにあった「この文章の先を読みたい人は100円払ってネ」よりは何十倍もいいと思うけど
それとコレとは話が別。
あれはあれで何様ですかって気になった。
それじゃ、ソコが今のこの国の個人サイト事情なんですね
あー。今もう一歩先かな。
ニコニコ動画が今まさに世間に認知されようとしてる瞬間だし
微妙なとこだなあ…。
震災の時、ニコニコニュースが少しでも表舞台で役に立てば違ってきたんだろうけど。
バラエティ番組の代わりにはなってるんじゃない?
ご飯食べたらゲームかニコ動って人も少なくないでしょ。
アマチュアが思いのままに音楽や動画編集で作ったテレビ番組作れるんだから面白い時代だよね
そのぶんプロとアマチュアの垣根が薄くなったというか、
いや、素人がプロとアマチュアの差に関して鈍感になったのか…?
チャンスが平等なぶん、個性が突出しなくなるのは困ったことだ。
あ、でも、運がなきゃ出てこれなかった今までと違って、
実力の抜きん出た者がこれは只者じゃないと発見してもらえるのか…。
ウーン…。
そうか!
私が今あの子のことを只者じゃないと言った、
この分かり方が無意識のうちに反感になる…。
これが、オールドタイプということなのか!!
お前、それ言いたかっただけやろ。
へへへ〜
ネットには夢がありますね
前より減った気はするけどね
でも、これ以外に発展する未来がある分野を想像できんしなあ。
それに、終わった終わったと思うたびにグーグルでたり、ADSL始まったり、YouTubeでたり、なにかしら新発見でるんだよな。
実はコロンブスの大航海時代に匹敵する、すごく面白い時代なのかもしれませんね、今。
案外そのころの船長さんたちも、海に飽きたり漕ぐのに疲れたりしながら新大陸をさがしてたかもしれませんよ
デジタルフロンティアか。
相当古臭い言葉だが、道具の揃い出した今こそ挑戦のはじまる頃なのかもな。
といったところで、わたしとネットの10年を振り返ってみました。
ところで一つ問題が発生したんだけども
はあ?
最終回で言おうとしてたことの7割くらい、今日ので言っちゃった…
お前…。
結局、最後の最後までネタを捜し求めて困ることになるのか…。
えーと、
ご覧の通り、ちょっと困ってますので皆さん助けてください。
最後に聞いておきたいことや確かめておきたいことありましたら掲示板などに一言お願いします
よろしくおねがいしまーす













12月19日(日) 東方は赤く燃えているか


そういや10年前ってそもそも2001年じゃん?
いま見てもものすごく夢と希望を感じさせる数字だけど、実際はそんなでもなかったね?
そうなー。なんかデカいこと始められそうな雰囲気だったはずなのに
世界的に見ても大きく一歩踏み出した事件って思いつかないな。
2001年の元旦なんてそれこそ新世界の幕開けなのに、
今も思い出せるようなイベントってなかったなあ。
わたしが忘れてるだけかな?
欧米圏のメインはクリスマスだし、中華は旧正月あるから元旦を最重要視する国って思うほどないんだよな。
2001年1月1日、と…。
調べてもギリシャがユーロ導入開始とあるくらいだ。
…誰か時をさかのぼって「ギリシャのせいで10年後に世界中が迷惑してますよー!」って言ってやんなよ
そんなことしたら「やっぱりな」って納得されるだけだな。
日本も、10年前といまを比べたってあんまり大きな変化って無いよね
視覚的には。でも政権交代したんだけどね。
誰か時をさかのぼって「民主党のせいで10年後に世界中が迷惑してますよー!」って言ってやんなよ
そんなことしたら「やっぱりな」って納得されるだけだな。
とオチをつけるのは簡単だが、別に自民がそのまま居座ってたとしても
学生の就職が決まるわけでも地震が防がれるわけでなし、大差ないわ。
政治家に期待するだけムダですか
自分の手の届く範囲の生活は自分で向上させないと。基本はそこです。
でも指導力のあるリーダーは出て欲しいね。国に活気を呼ぶのは指導者だから。
そういえば小泉ジュンイチローってどこいったの?
あのひと人気だったじゃん
次男にあとを継がせて引退した。
総理大臣やったらもう上はないし、ゆるゆる存在感消して院政敷くか、潔く後進に道を譲るか、どっちかだ。
なんか、無責任にも聞こえるなあ。
やれる事あるんならやったらいいのに
それぞれ政党にも派閥や企業とのつきあいという事情がある。それも国民にしてみれば知ったこっちゃないんだが…。
どちらにせよ今必要なのは若くて新しいリーダーで、ロートルを旗頭にすえるのは人材不足を宣伝するようなもんだ。
でもいないんでしょ、実際
それを言ってはお仕舞いである。
お前ならどんなのリーダーがいい?
大地震の崩壊と、放射性物質に汚染されたこの国のリーダーは。
そりゃ第一に実行力でしょ。時には力ずくもいとわないような。
それでいてお金や権力者に屈しない高潔な精神の持ち主。
こうなると顔もブサイクじゃ困るし、体格もかなり立派なボディじゃないと威厳が追いつかないな…。
おおそうだ、私生活のインパクトも欲しいよね。
愛車はヤマハのV−MAX乗り回してるとかどうだろう。売れるよ、これは
…ラオウ?
…この世紀末国家・日本には相応しいじゃん?
しかしまあ、ラオウはちょっと極端すぎるにしても一種の理想ではあるかなあ。
あれほどの武力にプラスして一般人に気遣いできるようになったら究極。
あ、それすごいイイかも。
人当たりのいいラオウって上司に最適だね

「うぬ、調子どう? 元気にやってる?」

「うぬ顔色悪いよ、ちゃんと朝ごはん食べてる?」

「うぬ、クリスマスパーティ呼んでくれてありがとう。
 これ我からのプレゼント」
もう完全に「うぬ」以外にキャラを保証するつもりないよね?
つかラオウの持ってくるクリスマスプレゼントってなんなんだよ。
リボルテック・ラオウ&黒王号
ざ、在庫処理…! 拳王、在庫処理!!
バカいってんじゃねえ! 定価8980円で現在プレミア真っ逆さまだ!
耳も尻尾もタテガミさえもフル可動するウマの恐ろしさナメるなよ!?

「うぬら、ケンカはよくないよ? 話し合お?」
うるせえ! お前が仲裁なんかすんじゃねえ!!
ケンカが強いばっかで誰も導かず、強いヤツ倒すだけ倒したら姿消したケンより
乱暴ながらも民をまとめ、混沌の未来を生き抜くため人類を鍛えてたラオウのがよっぽど世紀末を救世してたよね。
挙句の果てに最後は記憶喪失してたとか、どういうことだケンシロウ
ソコに至るまではなんか色々あって…。もうカンペキに忘れたけど。
北斗の拳って、要所要所はよく覚えてるけど、どんな話だったかさっぱり覚えてねえ。
ウィグル獄長とかジャギとかユダとか、キャラのインパクトで持たせ続けてたよね。
もし今のジャンプで全くまっさらな状態から北斗の拳がスタートしたらどうなるんだろ?
それは、読者が誰も知らなくて、過去にも北斗の拳が存在してなかったって過程で?
そうそう、新連載!北斗の拳!なんて表紙に描かれちゃうよな感じで
そりゃあ大人気なんじゃないか?
…ネタ漫画として。
だーよーねーーー。
スタート直後が爆発的人気で、徐々に廃れていいとこ10巻くらいで完結
人気というか、話題性だけだな。
おっさんを別にすれば、今のジャンプ読者層でアレを受け止めきれるとは思えないなあ。
中身はともかく、絵柄の濃さは決定的。
劇画調ってほんと減ったよね。
確かに週刊で描くのはムリっぽいけどさ
劇画が減ったのもあるが、なにより萌え絵が浸透しすぎ。
最近じゃもう、萌え絵とそうでないものの区別つかんくなってきたぞ。
あー、あるかも。最近じゃ萌えで町興しとか言われて、またかくらいしか思わないもんね。
10年どころか、5年前で考えてもちょっとありえない状態。
公務員の萌えオタが公私混同した結果なんだろうけど
コレがまた、一定の成功を納めるから余計に混沌をいや増す。
涼宮ハルヒは萌え絵なのか? もはや一般絵なのか?
のいぢだし…。ああ、でもあれだけ認識されてると…うーん…
けいおんの登場がもう少し遅れて、ハルヒが萌えコンテンツ代表の座をもっと確立していたら、
女子高生の間でいとうのいぢがユニゾンシフトの原画家をやってる事を話題にする日が来てたのかもしれん。
ねー、知ってるー?
ハルヒの絵の人って、なんかオタクがやってるキモいエッチゲーの絵を描いてたコトがあるんだってー
えっ、それマジ? 超キモいじゃん!
でもちょっと見てみたいかもwww
何それ、マジウケルwwwwwww
…ちょっと、コレいい加減止めてもらえるかな?
あとまだまだ現役ですから、のいぢさん。
はあ。女子高キャラとしては2年遅れだな…。
でも、そう考えると、最近の萌えブームの終息って
終わったというより、浸透しすぎて特異性が失われたゆえのブーム沈静化なのかもしれない。
2007年あたりからホント、公的機関による萌え押しすごかったし。
やっぱネット?
ネットによる浸透力の強化は確かにあったが、
それ以外でネットを活用できたビジネスも他に思い浮かばないしなあ。
案外、萌えの実力なのかもしれないな、昨今の状況は。
萌ってすごいんだ…。
今年の漢字とかもう「萌」でいいじゃんね?
いや、今年は「絆」と既に発表されてますし、何より本年は大変な年でしたし…。
戦場の絆か!
全然違え。
あ、でも2001年の字は「戦」だったな、そういや。
なんで? 戦争あったっけ?
9.11のテロと、それに続く空爆。
あーーー、あったあった。
炭素菌だっけ? なんかそんなのも送りつけられたよね
炭疽菌な。
続いて02年「帰」。北朝鮮拉致被害者の帰国などから。
03年は「虎」。阪神タイガース18年ぶりリーグ制覇。
03年、ソコまで平和だったか…
04年「災」。台風、地震、猛暑に豪雨。そして美浜原発漏洩事故。
か、かわいすぎる!!
今じゃ42兆ベクレルを海に流してもいつものことか扱いなのに!!
05年「愛」。福原愛や宮里藍など、アイちゃん大活躍。紀宮さま感涙の御成婚。
06年「命」。悠仁ちゃん誕生。一方でイジメによる自殺など命の問題相次ぐ。
07年「偽」。大相撲八百長問題、食品偽装問題などウソの発覚が多かった。
愛しあって命を宿したが、実はその愛は偽物で、子供の父親も偽物だった
繋げて変な物語作るな!!
ごめんごめん、
で、08年の漢字は?
08年は「変」。
ころころ変わる総理大臣や食の安全意識への変化など、それまでとは生活様式が様変わりし始めた。
なんかコジつけくささが増大してきた…。
さっきから言ってる食品偽装ってなんだっけ?
白い恋人や赤福の賞味期限のウソ、比内地鶏や神戸牛など各所名産品の産地偽装なんかだな。
伝統ある料亭、船場吉兆の料理使いまわし問題もこのころ。
あーなんかあったなんかあった!
吉兆のおばあちゃんがすっげえ面白かった会見、よく覚えてる!
続きいくぞ。09年は「新」。
とうとう政権交代して新体制の日本、オバマに変わって新たな一歩を踏み出したアメリカ。
あとは裁判員制度とかエコ減税なんかの新制度とか。
うまいこと一字で纏まらなかったんだね…
そして去年の一字は「暑」。
記録的に暑かった。
そんだけかい!
いやぁ、五輪や万博がアツかったんだの、はやぶさが大気圏で暑かっただろうな、
などの他の要素もあるにはあるんだが…。
ゴミだな…
で、今年のは「絆」と。
災だよね、ほんとは。もう使っちゃったからダメなんだろうけど。
それならそれで震でもいいような気がする
あ、震もダメ。95年で使った。
95…
ああ、阪神大震災か
絆の中にはツイッターみたいなSNSの定着にも言及されてるし、
まあそこそこ上手い選択だったかもな。
なにが絆なもんか。
言いたいこと一方的に吐き散らして、顔も見えないどっかの誰かから生やさしい言葉期待して。
我が身かわいさの傷のなめあいに盛り上がってるだけだ!
…ホント、SNS嫌いなんだな。
なーーにがラピュタの「バルス」の瞬間、ツイート秒間2万5千件で史上最高を記録、だ!
アホみたいなことして鯖落として盛り上がってんじゃねえ! むきーー!
…で、ツイッタにせよミクシにせよ、いまだに誰からもSNSに誘われないの?
う、うるせえ! うるせえったらうるせえ!
激しく黙れ! 著しく口を閉じろ!!
はあ…。
かつてパソコンを扱えるかどうかで老若間の情報格差が話題になったことがあったが、
そろそろSNSによるデジタルぼっちについてもおなじことを考えなきゃならんのかもしれないなあ。
かさんどら、なう
だからお前はすっこんでろ!!!




まさか、最後の最後にキムジョンイル死ぬとか。
2011年は激動と呼ぶのにマジで相応しい…。
しかしながらキムも地震も、現実的な距離がそれなりに
離れているせいか生活レベルで影響を感じにくいですね。
正直なこといえば原発すら既に大方解決した気がして仕方ない。

ネットニュースは小刻みに多様な原発情報を更新してくれるけど、
なまじ行動が早いだけに受け取る側の注意力や緊張感を
細切れに削いで鈍磨させてるような気もする。
情報の扱いってやっぱり難しいです。
日本も東亜も中東もユーロも北米も、今後どうなるんだろう。
本当に先が読めない

それは追々に時代が証明するとして、
今回は日本人作家TOP10でも選んでみませう。
SF作家も一緒くたにつっこみましたが、海外SFに比べると
それほど関心がないので、あんまり目立たないことに


10位 円城 塔
・といいつつ、早速SF作家。正真正銘の文学作家でもあります。
 何かいてるのか分かんないのに、何となく感じるSelf-Refarance Engineはすごい面白かった

9位 角田光代
・対岸の彼女で直木賞受賞。その前後でなんかボタン掛け違っちゃった気も…。
 空中庭園で描かれた家族像が今も妙に心に引っかかってます

8位 横山秀夫
・直木賞にノミネートされるも、選考委員が横山読者を軽んじるような発言をしたので選考辞退。
 カッコイイ。熱い人物とキレのある推理とで飽きさせません。オススメはミステリならどれでも

7位 奥田英朗
・空中ブランコで直木賞受賞。でも真髄は最悪と邪魔の2作品にアリ。
 ディテール描写に力を傾けすぎて全体がボヤける欠点を持つも、そのパワーこそが魅力です

6位 京極夏彦
・覗き小平次か何かで直木賞だったかな? でも京極堂シリーズでしょ、やはり。
 説明不要のウンチクてんこ盛りの面白さ。わたしは魍魎の匣がとにかく好きなんです。ほぅ

5位 乙一
・改めてこちらでも。ほとんど同年代なんですよね…、乙一さん。
 夏と花火と私の死体で高校生作家デビュー。マグレか話題づくりだろ、と思うも全て納得の面白さ。
 わたしにとってはイチローとか、そんな感じの存在です。てか最近別名義で書いてたのか…

4位 筒井康隆
・何が面白い!とかどうこうより、この人が文壇に叩きつけた一撃が無ければ
 きっと自分はいま小説など読まなかった、と思います。その影響力に感謝してしきれない。
 作品的には最後の喫煙者みたいなブラックジョークが大好きです

3位 司馬遼太郎
・この人の物語は日本史の教科書を相当狂わせたと思う。影響されずにはいられまい。
 こんなヤツがいるわけない!というくらい竜馬も土方も持ち上げて美化しまくりですが、
 それでもやっぱり面白いんだから仕方ないじゃない?
 一番好きなのは燃えよ剣。けど、アレだけの数書いて軒並み面白いのが最高

2位 安部公房
・箱男、第四間氷期、そのほか代表作と呼べるものは数多くありますが、
 砂の女。これこそ至高。本当に大好き。
 単に趣味があったというのもあるでしょうけど、物語にとろけ、ほだされ、幻惑され、
 そして囚われたのは砂の女が最強無比でした。大切な大切な一冊です

1位 光瀬 龍
・文字通り光り輝く龍のごとき、偉大な先生。
 百億の昼と千億の夜。東洋的終末観、禅の世界、宇宙観、
 とにかく広い世界と空間、時間の織り成す綾のような文章を見せていただきました。
 わたしの過去全ての人生にとって最大のセンス・オブ・ワンダー、それが百億の昼と千億の夜です


と、3位から上はみな故人になってしまいましたが。筒井さんはまだ死なないように。
それはそうと、はてさて、なんで小松左京や星新一が居ないのか…?
自分でも不思議。なんか順位つけるのがおかしな気がしたんですよね。
あとはたとえば陰惨極まる平山夢明とかガチ怖い岩井志麻子なんかも入れたかったし
本当に文章に芸術は宿るのだと感じさせてくれた平野啓一郎も大好き。
でも、それを言い始めたらキリが無いわけで…。
何度読んでも面白いと感じる作家が最低でも10人は見つかってる自分は、なかなか幸せです





12月11日(日) 深く、静かに潜行せよ


それではこないだのネットに続き、
今日も10年前から変わったものを考えようのコーナー
つか、この10年で変わったものって基本的に『ネットやPC登場の影響を受けて状況が一変したもの』なんだよな。
そのへんオタク界隈は何よりも素早く適応したと思う。
オタクなー、変わったなー。ほんと変わった。
社会から迫害されなくなったもんなー。
あ、いやでもキモいのはキモい呼ばわりされてんのか?
そりゃ、いわゆる『イケメンに限る』だな。
普通にしてりゃ普通の人生送れてたような連中まで萌えアニメ見てるようになっただけで、
とくに底辺層に救いの手が差し伸べられたってわけじゃない。
いや、そこそこ底上げもされたと思うよ。
だってまともに人間扱いされてるもん
……それ、お前だけだったんじゃね?
しかし10年前を思えば一般層の流入はスゴイよね。
だってガンプラ売り場にカップルが普通にいるんだぜ? とっとと帰れや!
いいだろ! 別にガンプラくらい選ばせても!
だぶるおーがんだむかっこいいよねーーー♪♪♪
じゃねーだろ、このダボハゼ。
1/144から始まって、MSV、HG、MG、PG、そしてRGに至るまでの長い日々!
ちょっと武装を変えては金型を意地になって使いまわすバンダイ搾取に辛抱強く付き合った長い長い歴史!!
女子供でも作れて当たり前?バンダイクオリティ?
ふざけるな! それは我々の血と汗とお小遣いの結晶だ!
ダブルオーこそ、歴代トップクラスのバージョン違い乱発アイテムだったけどな…。
ガンダム・センチネルで散々に挫折した悔しさが貴様にわかるか!?
1/100Zガンダムのマッチ箱みたいなダサいウェイブライダー形態にはじまり、
ゼータプラスの亜流ウェイブライダー、HGに至っては設定すらデッチあげるというおよそ模型にあるまじきウェイブシューターを経て、
ついにMGのZで一つの完成を見たウェイブライダー変形の感動がわかるか!?
想像すらできまい! 我々は20年、待ったのだ!!!!!!
一月もたない内から背中のウィングバインダーがプラプラになるんだけどな…。
MGのEx-Sに至った頃には暴走も行き過ぎたもので、ついにパーツ数は550を越えた…。
これではパズルだよ…
MGをリファイン版のブルースプリッターで塗装しきった人、世界で何人いるんだろう…。
おい、なんかさっきからガンプラの30年振り返ってるぞ。
GFFで非の打ち所ない完成塗装済みEx-Sだされちゃそりゃヤル気も失せるって、ああ、オタクの10年だっけ。
2001年ごろはなに流行ってたんだっけ? ハルヒ?
ハルヒは2006年。もっとあと。
でもなんか2000年代の代表格ってなるとハルヒが真っ先に思い浮かぶんだよな。
ネット人気はものすごいのに、わたしの周りで見てるひと一人もいなくてなんか不思議だった…。
2期もあったのに、そっちはネットも思ったほど話題にならなかったよね?
それもすごい不思議。地上波でエヴァンゲリオン2とかあったらわたし頭おかしくなりそうなのに
無くてもおかしいし、エヴァ2はゲームで出たろ。
ハルヒ2期は大半がエンドレスエイトに費やされたからファンだって付いていけなくなったんじゃないか?
あー…。8週連続だっけ? 思いついてもやる度胸はすごいよね
は、っていうな。
映画は好評だったみたいじゃないか。
いろんなサイトで盛況振りをみせつけられたぞ。
そう、ここ10年の特徴はやっぱネットなんだよね…。
ネットの口コミだか盛り上がりだかが全てを決めてるカンジ
でも一定量の盛り上がりを見せて、少しでも翳りを見せると今度はオワコンだなんだと騒がれもする。
とにかく今のオタクはネットの盛り上がりに敏感で、面白さの評価も価値判断も任せてしまう。
一方、ニコ動なんかでちょっと曲作りの上手い素人が現れると大好評の嵐。
ゲームやアニメの曲を担当するまでになり、プロとアマの境がぼやけてしまう。
ううむ…。
周囲をかえりみず自分のことしか考えないのがオタクだったのに…
そんなふうに言われると、今のオタクの方が社会的動物として遥かに優秀な気がしてくるな…。
20年くらい前はオタ友達って存在がマジに貴重品だったしなあ。
でも今話題のアニメが「僕は友達が少ない」。
版権絵を1枚見ただけで「いるじゃん!」って大きな声で突っ込みたくなったけど
ライトノベルはたくさんの女の子と仲良くなる内容じゃないとゴミ扱いされるから。
つーか、ライトノベルこそこの10年でものすごい変わったような。
ブギーポップの新刊を心待ちにしていたあの頃がなつかしい…
EGコンバットFAINALを待ち侘びて10年、か…。
今じゃあ来月に作者の新刊が出るだけで驚天動地するようになっちまった。
え! 秋山新刊出すの!?
ドラゴンバスターの2巻な。1月10日に案内がある。
うそ…、まだ作家やってたんだ…。
てっきり家業の電器屋継いでるんだと思ってたのに
そこかよ。
いまや非公式にEGコンバットFAINAL刊行の動きすらあると言うのに。
わははは、それは無いそれは無い!
ネットによくある妄言、飛語に類するものです、みんな騙されないように!
調教されてるなあ…。
まあ公式にすら『秋山は死せず』とまで書かれてたくらいだから仕方ないけど。
あとは無事に事が運ぶのを祈るのみだ。
わははは、こいつ信じてる信じてる。成長しねえなあ
おま…
いや、まあいいわ…。今までが今までだったから…。
でもさ、アニメの多くがラノベ原作になるなんて思わなかったよね。
むかしスレイヤーズがテレビアニメになったことって大金星だったのに
今じゃちょっとでも話題になれば皆アニメの時代だもんな。
やっぱ10年も経つとどの分野も流れが変わるよ。
小さく濃く楽しんでた10年以上前のオタクと、2chやニコ動などで広く薄く盛り上がる今のオタクとじゃ、どっちが正しいかは何とも言えんが。
わたしは…、
んー、でも、わたしは今の方がイイと思うよ。
たくさんの人が楽しんでるし、それが一番じゃないかな、やっぱ
だけど、それだとメーカー側の思惑に従わなきゃダメなんだよ。
作品は続編に繋がるほどDVDや関連商品の売れ行きに繋がるような内容に誘導されるし、
応募権何枚集めて抽選だの、CDのジャケ違いで何種類も発売だの。
そういう商売っ気、ファンも制作スタッフも望んでるようには思えない。
あーいうの、確かに商品売られてんのかケンカ売られてんのかわかんなくなるよ。
でもさ、売られた側が欲しい欲しくないしっかり見極めて、行動したら済む話じゃん?
結局のところは自分のお小遣いの範疇でしか動けないんだし
そりゃそうだ。
なんか珍しく達観してるな。
…武装神姫って、フィギュアからダウンロードコンテンツまですべて付き合ってたら破産してるからね。
アレのおかげで時にはガマンすることも大切と学びました
時には、ってのが不安を煽られるが…。
底無しのように見られてたオタク層の購買力にも限界があると気づかされた時、
はたして売り手側がどんな策に走るか、それが重要だ。
買う側もね。
お金は大切なんだから、欲しくもないものをノリで買わないクセをつけとかないと後でやるせない気持ちになるよ
そしてエヴァに端を発し、ハルヒ、まどかを経てブームも極まった感あるオタクジャンル、
次の10年でどうなってくるんだろうな。
つーても俺は微減を繰り返していくオワコンの未来しか見えてこないが。
イッコだけ、その暗い未来を吹き飛ばす妙案がある
ほう?
スマホ。
ゲームもアニメもラノベも、みんなスマホ配信
プラットフォーム統一は確かに手だが、なんか説得力無さ過ぎるなあ…。
で、全ジャンルを制覇する、超強力なキャラクターを一つ創造して、それを版権フリーにする。
今でいえばミクさんみたいな
確かに初音ミクの存在は大きなエネルギーを生んだが、それだけではなあ。
で、アプリでそのキャラにユーザーの銀行口座の暗証番号を聞き出させ…
犯罪だ。




秋山瑞人再起動の報に調子を崩すの巻き。マジカ。
しかし公式に、確かにドラバス2巻が明記されておる…。
ふう… 思いもかけず、探していた亡霊にでも出くわしたかのような気分でござる…。
1巻の内容カンペキに忘れちまったい。
そして今度は古橋が重い腰を上げる番だな!

ちょうどいい機会なので、ここでこの人が好き!ライトノベル作家ベスト10!
をお送りいたします。

第10位
 
犬村小六
・デビュー作のとある飛空士がいきなり映画化までいったのも
 納得の面白さとまとまり。今後の活躍が楽しみな希望の星です

第9位
 
おかゆまさき
・ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜〜♪ 誰かが落とした電撃hpの穴埋めでドクロちゃんに出会って、
 そのとき初めてライトノベルで腰抜けたよ…。中身はイイ人そうなのにね

第8位
 
友野詳
・コクーンワールドすっげえ面白かったなー。もう知ってる人も少ないか。
 グループSNEの中でも特にお気に入りの先生でした

第7位
 
桜坂浩
・出世作のALL YOU NEED IS KILLがハリウッドで映画化予定。快挙すぎんだろ。
 でも案の定、予定は未定…。けど目に止まったってだけでスゴイ。実際面白かったし

第6位
 
山下卓
・BLOOD LINKがめっちゃめちゃ面白かった。社会の敵と対決することに
 あれだけ真摯に悩んだ主人公と作家はおるまい。よく完結してくれました

第5位
 
上遠野浩平
・このへんから順位とかあんまり関係なくなってきますが…。
 ライトノベルを10年分進化させた偉大なお方。笑わないと歪曲王が特に好きです。
 ちなみに「かどの」です

第4位
 
乙一
・糸くずではありません。本人がライトノベル作家っていうんだから仕方ないじゃない…。
 ミステリ大好きだけど、いちど真正面からファンタジーに取り組んで欲しいですね。
 ていうか仕事せぇや、いい加減

第3位
 
古橋秀之
・ファミ通文庫の作者紹介に「この人もっと売れていいのにね」と書かれてて泣ける。
 上遠野先生に負けないくらいレーベルの質向上に貢献してんのになー。
 やはりある日爆弾が落ちてきて、が短編集として最高すぎます

第2位
 
秋山瑞人
・あんだけ言っておいて2位とか。小気味良く、パンチの効いた文体、超持ち上げて急角度で落とす構成、
 それからオカルトやSFの面白そうなネタ、エッセンスをも満載して読ませる、エンタテイメント小説の最高峰。
 憧れます。
 唯一の欠陥は、著者近影が凶悪犯みたいなことだけ

第1位
 
神坂一
・神ですね。文字通り。マンガでいえば手塚治虫、ゲームでいえば宮本茂。
 小学生のころ、スレイヤーズを心待ちにしていた日が懐かしい。
 小説を読む楽しさを最初に教えてくれた、素晴らしい先生です


といった感じでした。
水野良とか火浦功みたいな偉大だけど今なにやってんの?な人や
新井素子や恩田陸みたいな、ライトノベル作家扱いしていいの?の人は
除外しております。

ふと本棚を振り返ってみると、やっぱり刊行が途絶えた人も増えたなー…としみじみ。
ライトノベルはどうしたって専業でやるには問題が多すぎますやね。
だからか、最近のあらすじを拾い読みするとやっぱりアニメを意識してる内容がずらりと。
ビジネスを念頭に置くのは当然なんですが、もっと、こう、自由! 自由な発想を!
でも生活を賭けるというのは、そういうことなんですよねー。
文化の一ジャンルとして定着するには、もう10年必要なのかなー



12月4日(日) サイバースレッド


じゃあ、そろそろ10年振り返ってみようってことで
はい。
じゃあ2001年の6月から振り返る。
つか、もう2001年から10年も経ったのか…。
や、待って。
それだと10回分にたようなこと繰り返すハメになりそうだし、
なんかテーマ一つ決めて10年分まとめて見返そうよ
ふん、まぁそれでもいいけど。
なら今日のお題は?
わたしたちのいるこの世界。
つまりネット
ネットかあ…。
思い起こせば95年、Win95でついに家庭にPCが普及を始めて、
本格的にインターネットが生活に食い込んだのが98年くらいかな。
接続するとモデムがピー!ガガガガ…って鳴くんだよね。
で、おかんが「ちょっと、電話通じなくなったんだけど!」って慌てて、
「いまネット切るから待ってー」って
ナローバンドの通信速度は56kで、常に電話代が嵩むから夜11時から定額接続になるテレホーダイつかって。
おかげで今も本格的にネットするのは11時以降のクセがついてしまいました…。
JPEGの画像1枚表示させるのに1分とか2分とか平気で待ってたのに、
ADSLの登場にどれほど感動したことか…
俺がノーベル賞選考委員会だったらADSL開発者にくれてやるぜ。
そして本格的にADSLの普及を始めたのが2001年、別名ブロードバンド元年。
なんとか元年とかよく使ったよね。
他にIT革命とかさ、中小企業の社長さんが大好きだったイメージ
それがあったから俺たちはここにいるわけだが。
ネットの普及が進んだ反面、それ特有の事件なんかも起こるわけで。
Y2K問題とか最たるものだな。
あー、あったあった。
なんだっけ、2000年を1900年と間違えてカウントするんだっけ
当時、年代を下2ケタで判定してたコンピュータがいくらかあって、
19XXでプログラムされてたから1999→が2000じゃなくて1900に
数えられるんじゃねえかって大騒ぎになった。
ライフラインの崩壊とか原発の暴走とか核ミサイルの誤発射とか、コレこそ恐怖の大王であるだとか…。
拍子抜けするくらい平和だったけど、なんもなくて良かったよ。
アレってなんで年数計算を下2ケタなんてハンパな手抜きしたんだろ。
そりゃ、あんな事になるなんて夢にも思わなかったろうけどさ
当時のメモリ容量なんて1Mもないからな。1バイト節約するためなら何だってする時代だったんだ。
1986年のドラクエ1の総データ量が64KBなのは割と知られた話。
そーかそーか、そういう時代だったもんねぇ。たかだか1バイトのために世界中が大狂乱…。
今にして思えばMMRでキバヤシが涙を流して大喜びしそうなくらいのレベルで騒いでたね
キバヤシはちゃんとY2Kにも首突っ込んでたぞ。
人工衛星が誤作動起こして抱え込んでた細菌兵器を繁殖、地表に降り注ぐとかなんとか。
風が吹けばTOTOもINAXも儲かりそうなくらいフカしまくってんな…。
手打ちで修正できない宇宙空間のコンピュータを狙うあたり、小心者のハートを揺さぶるの心得てるよね
MMRの連中がツイッターはじめたら暴動煽りそうで怖い。
エジプトの民主化運動だってツイッターの連携がなければ
成功どころか発生すらなかっただろうに。
ツイッターでてから貧乏そうな国で急に革命とかおこるようになったよね。
日本にいるとイマイチよく分からないけど、アレってわりと大変なことなんでしょ?
そうだね…、
天地がひっくり返るくらい大変なことだね…。
私は、カダフィ大佐があんなことになったのが、
本当にビックリしました…
中東の狂犬か。
ビン・ラディンはともかく、大佐はなんだかんだで寿命まで生きると思ってた。
かだふぃ大佐って誰だっけ?
なんか聞き覚えはあるけれども
リビアっていう、エジプトの近くにある国のえらい人。
ヒゲもじゃで、アメリカが大嫌いで、国連の場に出てはケンカを高く買って安く売ってた。
イスラムの人にしてみれば、国連はちっとも平等じゃないですからね。
イスラエルにミサイル打ち込めとかカナダを分割しろだなんて怒ってましたけど、
中東の人々にしてみればそれが本音でしょうね
自分とこや友好国がテロ国家よばわりされて好き勝手に空爆されても、
キリスト教圏が燃やされることなんて滅多にないもんな。
その代弁者だったカダフィ大佐が自国民に討ち取られるんだから、IT革命超こえー。
てかさ、昔から気になってんだけど、なんで大佐なの?
大佐の権限ってせいぜいがラーカイラムの艦長でロンドベルの指揮官か、
「人がゴミのようだ! あーっはっはっは!」ってコキ下ろす程度じゃん。
その国には大将とか司令官とかいないの?
いるよ。じゃなくて、いたよ、かな?
でもあの国は直接民主制度っていって、何もかも国民が平等に決めるのが原則でな、
書類の上じゃ王様も元首閣下もいないことになってる。
でも代表者がいないとまとめた意見を他国に伝えるのが難しいからな、
そこで民主化クーデター時に活躍したカダフィがトップに立っていたんだ。
んー…、
でも軍の司令官より立場が弱いんじゃ…
いや、立場は別に弱かないんだけど。
要はシャアだよ。大佐で総帥。
あー。
すげー、シャア大佐ってほんとにいたんだ。
私はお前と違って、パイロットだけをやっているわけにはいかん!
「大佐」と呼ばれてるのも愛称みたいなもので、特に軍の階級ではないんですよ。
ケンタッキーの白い服きたおじさん、知ってますよね?
カーネルおじさん?
そのカーネルですけど、英語のつづりはColonel、
カーネル・サンダースさんはサンダース大佐ってことですね
カーネルが名前なんじゃないのか!?
サンダースなんていったら軍曹でしょ、普通!?
驚くトコそこ!?
あー…でもそうだ、メタルギアの英語版じゃスネークいっつも大佐のことコーネルって呼んでた…。
そうか…、まさかカーネル・サンダースが軍属だったとは…。
あの白衣を赤く染めていたのは、鶏の血か、それとも敵国の…
あ、いえ、そうじゃなくって。
大佐って言うのは「ケンタッキー州の大佐」っていう意味なんです。
ケンタッキー州にとってそれくらい名誉ある人だったということで、
いってみればイギリスにおけるサー、騎士の称号に近いものじゃないですかね
あー、なんだー。
てっきりあのステッキの中に仕込まれた弾丸で何人も暗殺してきたとか、
実はあのカーネル像に高性能爆薬がセットされてて、敵に街を占領された時には爆発して敵を倒すとかかと…
0080のクリスマス作戦じゃねえんだからよ…。
あともひとつ不思議なのがさ、
WWWとかメールとかはもうとっくに大普及してたわけじゃん。
それなのに、なんでツイッターがこんなに革命とか運動とかに影響すんの?
わたしSNSとか苦手だからよく知らないけど、そんなに違うものなん?
メールと違って無差別に広がるからだよ。
ツイッター知らなくても「拡散希望」って単語は聞き覚えあるだろ?
ああ、たいがいバカが余計なこと吹いて回って責任も取らずにアカ消して雲隠れする結果になるアレ?
バカッターとかデマッターの別名義
悪意ある部分だけはよく知ってるよな…。
お友達がいってましたけど、iPhoneでも使えるからすごく楽だそうですね。
ちょっとした思い付きもすぐ書けるし、他の人の思いつきにも賛成や反対が即座にできるって
じゃあ、エジプトやどこかの人が「この国って実はおかしくね?」って呟いて
他の人が「そーじゃん」「そーじゃん」と賛成してったら
国民の意思となって大きなうねりを呼ぶんだろうな。
と言っても…、その始まりの波を生んだのが果たして本当に当事国の国民だったのか、確かめる術はないんだが。
日本も含め、国民が政府上層に不満を持たない国なんて1%もいないだろうし。
そうですね、ジャスミン革命っていかにもCIAが好きそうな仕掛かりでしたね
な、なんだってーーー!!!
って叫んだ方がいい?
おっと、MMRみたいだったな。
ま、こういうのは疑い出せばキリがなくてさ、
そういうときオチつけるのに一番都合がいいのがCIAなんだよ。
ソ連があったころは、007の敵は全てKGBだったんですけどね
わたしはCIAとかよりグーグルのがよっぽど怖いよ…
そうなんだよな…。
パソコンやスマホあれば誰でも世界中の衛星地図や主要幹線道路の映像が見れるんだからな。
ロシアが戦車を走行させる経路を検討できるようになったじゃないか!
なんて怒ってた軍人さんもいましたよ
グーグル八分なんて言葉もあるぞ。
グーグルが弾く対象として指定したサイトを検索結果に出さない行為だが、
基本は悪徳サイトを対象にしてるものの、一般サイトが何かの手違いで誤認識されることもゼロではない。
うわぁ、グーグル様にシカトされたら存在しないも同じじゃん…。
イジメこえーイジメ超こえー
便利すぎる道具ってやっぱ怖いよな。
革命の引き金になったり、ネットでの存在を消したり。
うーん…。
でもさ、ネットが無かったら、1970年あたりからの40年って人類はほんと進化しなかった、ってことになりそうじゃない?
未来人はも銀色のテカテカした服きて、先っぽが丸い塔みたいなビルに住んでて、
家族でホログラムテレビみたり空飛ぶ車でドライブに出たりしてたはずだったの、なにも実現してないし
な、なんです、それ?
30年くらい前の日本人が考えた夢の21世紀の姿みたいなモンだよ。手塚治虫の世界。
大規模なハードの進化じゃなくて高機能をコンパクトに納めたソフトの進化に進んでったんだな。
うん。スマホやガラケーなんてほとんど超能力者の能力じゃん?
テレパシーして、文章や画像くらいならデータとしてテレポートさせて、あとまあ電話かかってくると本体がサイコキネシスになって
最後のいらないから。それただのバイブだから。
あ、あとちょっと前はよく電池が自然発火してた! これこそパイロキネシス!
重大な事故だよ!
まあそれはともかくとして、とにかくネットがあって良かったよ。
なかったら、きっと毎日は今より面白くなかったと思う
それは確かだろうな。新大陸を失った人類の、新しいフロンティアだった。
さて、この10年でネットは大きく進化するための土台を構築したわけだが、
今からさらに2020年のインターネットはどうなってるだろうな。
まだあるかな…
地球…
怖いこと言うな…。
私は、そうですね、ネット限定でもいいので世界の誰もが同じ言葉で
お話できるようになるといいんじゃないかなって思います
それあると旅行とか便利だね
昔、エスペラントって世界共通語があったな。
けっきょく流行らなかったが。
でもプログラム言語って基本は世界共通みたいですし、
そういうのを使いこなす人々ならきっともっと上手な言葉を作れると思うんです。
それで国と国の誤解が減れば、世界はもう少し落ち着いて暮らせるようになるんじゃないかなって
テレビの映像の力が冷戦を終わらせたくらいだし、
言葉の壁がなくなれば北と南の差も縮まるのかもしれないぞ?
逆に摩擦を作りそうな気もしますけどね
それはきっとずっと隠されてて、無かった事にされてた軋轢による摩擦だ。むしろ早めに日の目に晒した方がいい。
んでお前は? 今後10年のネットに期待する進化。
んー? あー…、
そうだね、ネット使ってウチにいながら仕事してても
世間から白い目で見られないようになってるといいね
全力でヒキコモリかよ…。





企業のネットが星を被い
電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなるほど
情報化されていない近未来


そう表現した攻殻機動隊の舞台は2019年でしたが、
なかなかどうして、さすがは士郎さん、筋読みが鋭い。
あと10年したら国家や経済の枠組みも相当かわって
自由という言葉のもと、いろいろ混沌とした状態に入るんだろうなあ

と、例の傭兵娘を無理にでも出そうとしたら、キャラに釣り込まれて
変に堅苦しい方向に行ってしまった…。
結局この子は最後まで制御しきれんかったなあ…。
もう少し昔に流行ったサイトさんとかお世話になったサイトさんに
持って行きたかったんですが、まぁそれは後にできれば。

それはさておき、ふと思い立ってワコムのペンタブを買ってみました。
前に使ってたやつ、それこそWin98とかそれくらいの時代ので
さすがに7にもなるとウンともスンとも反応しなくなったんですよね。
よくぞXPまで対応してくれたと褒めてやりたいところですが

んで、BAMBOOの一番安いのにソフトはフリーのGIMPと最も安上がりの
構成なんですけれども、ううむ…、なんだろ、サッと線が引けない…。
あまりにも久しぶりで感覚抜けてるのもあるんでしょうけど、
なんつうか前の方のが入りや抜きが素直に現れてくれたような。
GIMPも、フリーとは思えないほど素晴らしい機能の充実振りですが、
充実しすぎてなにから調整したらいいのやら…。
使いこなせないソフトが増えました、本当に




11月27日(日) 新たなる希望


それじゃ最後はこれからのマンガを背負っていく新人とか、
まだ有名になりきれてないけど実力派のおっさんとかです
一言余計です。

諌山創

  


デビュー作・進撃の巨人が600万部見えてきた諌山さん。
有名かどうかという点については全く問題なくなったね
つうか有名税かかりすぎだろ、巨人。追徴課税かよ。
「読んだけどマジつまらんかったわ」アタックが最近悲惨すぎる。
まぁ急激に売れすぎるマンガには付き物だよね。
悲惨といえば、序盤が悲惨すぎてた物語が最近ちょっと希望めいてきた。
他のマンガならいざ知らず、進撃の巨人で希望みせられてもなんか食い足りないね
確かに最近の巨人はあまり人間食えてないけど…。
まぁなんだ、このマンガにとって希望とは持ち上げて落とすために与えるため疑似餌だ。
しばらくしたらまた絶望の日々だろ。
あと、もう少し絵が上手くなるといいんですけど…。
巨人たちはすごくダイナミックな絵になるのに、なんで人間たちは常に口半開きで顔に縦線はいってる絵なのか…。
絵がヘタなんじゃなくてマンガ絵が不得意って感じなんだよな…。
しかし、あの一歩間違ってしまったようなヘタ絵だからこその魅力もある。
よく比較に上がる、ガンツの奥浩哉みたいなキッチリしたCG絵で進撃の巨人描いたところで
諌山創の血の気の引くような絶望は望めまい。
3巻4巻あたりでちょっとテンション緩んだかな?って思ったんですけど、
最近また面白くなってきているのでやっぱり目が離せない。
進撃の巨人、噂になるだけのポテンシャルが確かにあります
しかしコレ、ちゃんと完結するのか…?

笠井スイ


  

新人の中では今一番のオススメ!
最初、森薫の新刊だと思い込んで手に取った笠井スイ。
こちらはメイドではなくご令嬢のマンガである。
たぶんアシスタントかなにかしてたんだろうね。
名家の息苦しい暮らしがイヤで屋敷を飛び出し、資産のアパートの管理人となったジゼルさん。
退屈がキライなジゼルさんは思いつきで何でも屋をはじめました
純真無垢で明るさと素直さが取り柄なお嬢様が、受けた依頼をアッチコッチで躓きながら
町の人々のもつれた人間関係や気持ちのすれ違いを真心で解きほぐし、解決していく…
とまあ、そこそこアリがちなハートフルマンガなんだが、
ジゼルさんが中学生くらいの女の子で、彼女の成長を見守るのが本来の楽しみ方だったりする。
そのジゼルさんがケタ違いに可愛いので全て良し!
表情も体も、猫の目のようにくるくる回る元気なお嬢様が可愛くないわけがない!
というかネコみたい、ジゼルさんが!
主人公が光り輝いているのでこのマンガは大成功です。
脇役は没個性というか、かなりエマっぽい部分が見えるものの、まぁ良し。特段悪いというわけでもない。
細部まで書き込まれた背景と、作りこまれた時代設定がかもす大英帝国下町の雰囲気も新人離れというか常人離れ。
お話もイヤミがなくて、読みやすいよね。
どんな人にでも勧められる良いマンガ
掲載はコミックビーム増刊のフェローズ。森薫の乙嫁語りと一緒に載ってる。
季刊なので連載ペースはかなり遅いが、あわてて作った話や絵を読ませられたくないしな。
今後のジゼルさんと笠井女史の大活躍に期待したい。絶対に力はあるはず。

真鍋昌平


  

一方すごーくイヤミで、読み進めるほどに鬱屈するマンガですが…。
でもこれこそ色んな人に勧めたい良いマンガ
あきらかに新人ではないが、これから新たな時代を背負って立つ人ということで。
闇金ウシジマくん、そこらへんのニュース番組を越えた真実報道である。
主人公ウシジマくんが闇金業者ですので、彼の元には借金で首が回らなくなった人生土壇場の人々ばかりが集まります。
パチンコ狂いの主婦、虚栄心のカタマリOL、その日ぐらしの現実逃避フリーター、暴走族のリーダー、
どれもこれも手の着けられないクズぞろい。立派なものです。
ウシジマくんはそういう人々に手を差し伸べ、次々とトドメを刺していきます
ウシジマくんの本当に恐ろしいのは、現れるクズ人間たちの転落ぶりが
真実味と妥当性に裏付けられた『いかにもありそう』な流れだということ。
少し昔を思い出して欲しい。
クラスに一人二人いなかっただろうか、ちょっとでも辛い事があると
「どうせ俺じゃムリ」「こんなの覚えてどうなるの?」と屁理屈こねて何もせず逃げ回ってた影の薄いヤツ。
一人二人どころか、むしろ「お、俺のことだ…」という人のが多いかも。
ていうかわたし自身がそっち側の人間ですし
あ、自覚はあんのね…。
で、本当に目の前のちょっとした困難から逃げ回り続けて、
そのツケを払う瞬間がきたとき、ヒトはどんな目に遭うのか!!?
というのを克明に描いているのがこのマンガです
女ならクスリ漬けにされて風俗にドボン、
男なら山奥のタコ部屋に売り渡されて低賃金重労働、今なら原発。
オバさんだと貯金も家も親の老後資金もスッカラカン、
オッサンともなると本当に使い道がないので、生命保険かけて車にダイブ。
だが真に恐ろしいのは、結末そのものよりも追い詰められていく過程にある。
最初は自分のヒサンな境遇を政治や親のせいにして1日をグチで過ごしてたようなダメ人間が、
徐々に生活が苦しくなり、消費者金融の限度額も一杯になり、
やがてウシジマくんみたいな闇金業を頼るようになります。
しかし基本となる収入がないのですぐに利息を払えなくなります。
追い詰められた債務者は、人生の負けを一発逆転で取り戻そうとしてギャンブルにつぎこみ、死期をより加速させるなどします
現実を見たくないから見ない、気がついても言わない、言っても聞かない、そして破滅を迎える。
人生ナメてるダメ人間がそのまんまだとどうなるか、というのを本当に納得できるように描いている。
これはとても立派なことだと思う。
わたしは学びました。
たった一度きりの人生、身の丈にあった範囲で、楽しもう、と!!
既に22巻まで数えているのでなかなか全てを集めきれるものではないが、
1巻が1話完結形式でその後の展開の基礎を形成しているので
ここだけでも読んでおいて欲しい。きっと糧になる。
そしてわたしは思うのです。全ての高校にウシジマくんを置くべきだと。
底辺に落ちるのがどれほど恐ろしい事かを何も教えられない親や学校の変わりに、
ウシジマくんで世間の最底辺を学んでおくべきだと
ただひとつ誤解しないでほしいのは、ウシジマくんに出てくる底辺人間どもは、
根がダメなだけであって生まれつきの犯罪者ではないということだ。
そして社会というのは、ある一定のダメラインを越えると全く助けてくれないことを覚えておきたい。
救われない人々の存在、これも日本の現実の一端なのだ。

タカハシマコ


  

女の子の可愛い表側の一面と、ドロドロで腐った性根の裏側を
素敵なオブラートにくるんでさらっとお届けする敏腕パティシエのようなタカハシマコさん。
ささーっと読んだ後、すこしして「ちょっと待て、この目線ってどういうこと?」
とイヤな仕掛けに気づかせてくれる希少な作家さんです
真鍋昌平からの落差がすさまじいな…。
別に毒のある話ばかりじゃないんだけど、そういうのが際立って印象に残るってだけで。
絵はものすごく少女マンガド真ん中なんだけど、決して可愛いだけの女の子じゃないのがとってもキュート。
明るく振る舞って見せても、心の中では冷たく沈んでたり、トゲトゲにトゲってたり。
包丁って順手で握れば女の子なら誰でも使える調理器具ですけど、
逆手に構えればアラ不思議、誰もが認める殺人凶器♪
そういう複雑な仕掛けがかかってるので1話あたりの構成の練り込みがすごい。
すごすぎて案の定、ネームにかける時間半端無いらしいが。
しかし、それだけに中身は詰まってる。
「乙女ケーキ」は素敵な、でもときどき毒含みな百合を楽しみたい方に、
(ニコ)はヒネくれたガキが粉砕される姿に爽快を覚える方に。ちょっとSF風味。
「青少年のための読書クラブ」はこれもやっぱり女子校が舞台で、やや毒含みなんですが、
でもかなりストレートなマンガなので多くの方が楽しめると思います
あー、あと女の子は特別教とか直球ど真ん中のロリコンエロマンガなので、
そっち方向でない人は間違えてポチらないように。
買って、開けて、大変ビックリしました…。

渡辺航


  

なかなか運に恵まれませんでしたが、最近のチャンピオンを面白くした
原動力ともいえるスポコン自転車マンガ・弱虫ペダルで遂に開花。
バキを規格外扱いにすれば、もうチャンピオンの看板作家といって間違いないでしょう
強い意志、頼れる仲間、強力なライバルといったスポーツ物の基盤の確かさもさることながら、
週刊マンガとは思えないほど書き込まれた自転車とレースの迫力が桁違い。
現在はインターハイの佳境ということもあり、熱いデッドヒートとチーム戦略の駆け引きが楽しめる。
自転車レースってずっとチームで一丸になって走ってって、最後の瞬間はエース一人に託してみんな捨て駒になるんだね。
こんなマンガにぴったりな展開の競技とは知らなかった
今週のは特に良かった。1年たちが「俺たちを切ってください!」
3年からの回答が「坂までは追いかけてこい」
素晴らしい部活表現。
金城さんカッコよす。
カッコよすぎて最近の坂道君、主人公なのに完全空気。
コレ読んでると立派な自転車欲しくなるね
前はビアンキが欲しかったが、今は金城さんのトレックや田所のスペシャライズドが欲しい…。
京伏・石垣君のアンカーもかなりイイ…。
…なかなか気軽に買える値段じゃないんですけどね。
一式買った後も、それなりに手を加えたいし
無理すれば手が届くというのがまた、逆に悩ましい…。

安部真弘


  

イッカちゃ〜〜ん!!
はい、イカちゃんです。
気づけばもう10巻、4年以上やってんだな。
何年経っても変わらぬイカちゃんのかわいさ。
侵略者なのに誰よりもイイ子、それがイカちゃん
一時期は「イカ娘って面白いの?」と聞かれれば
「イカちゃんかわいい」と返すのが定説で、
暗に内容の薄さを皮肉られもしていたが最近はそんなこともなくなった。
オチ重視のギャグではなく、キャラ全般を楽しむコメディだという理解が浸透したのだろう。
投稿時代に米原先生から絵はともかく内容がマンガなめてるって叱られたからなあ…。
単行本の巻末コメントよんでもいまだにビクビクしてるし…。
安部さん、もうすこし気を楽にしていいんだよ?
基本、全ての状況がイカ娘を中心に廻るので
内容きかれて「イカ娘かわいい」と返すのもあながちウソではないんだが。
イカ以外に人気ありそうなのいないし。
まあなんだろ。毒もなく、過剰な萌えやあざといエロもなく、
爆笑するようなこともまるでないが…、読んでいやな気持ちになることは一切ない。
チャンピオンで読むとバキとかチンピラとか妖怪とかが暴れまわるので存在感薄くなりがちですけど、
単行本で読むと穏やかで楽しい読後感。
毒にはなりませんがクスリと笑えることはありま……す。あります
クスリっつうか、ときどきニタァって笑ってるけど、お前…。
まぁ安部氏、いつまでもイカを続けてくれてもいいし、何か新しいことに挑戦してみるのも楽しみだし。
何を始めるにしても注目していきたい。

森繁拓真


  

だいぶマイナーだけど、そもそもがドマイナーなフラッパーの中ではわりと人気の
「となりの関くん」の森繁さんです
意外なことに海月姫や主に泣いてますの東村アキコの実の弟だという。
作風なんて全然似てない…ということもないが、かといって血のつながりを実感するほど近くもない…。
まあ姉弟なんてそんなものだが。
さて関くんです。
女子高生の横井さんが、隣の席の関くんが授業中にいつも余計なことばっかして遊んでて、
それが気になって横井さんが集中できない、困る!
というコントみたいなマンガです。
ちょうど2巻が今週出たばかり
関くんの遊びは暴挙に近く、授業中に大掛かりなドミノ組み始めたり、
大量の砂を盛り始めて1人棒倒しを敢行するなど驚異的。
将棋やチェスなど持ち出そうものなら愛と裏切りの一大叙事詩が始まる。
退屈な授業中、消しゴムや鉛筆にムダにキャラ付けして脳内ドラマを楽しむのは誰だって経験した道じゃないか?
という関くんを横で見ている横井さんの、臨場感溢れる表情や妙にキレのあるツッコミを楽しむのが本作のスタイル。
いつも授業まじめに受けられなくて怒ってる横井さんが、関くんの遊びについ引き込まれるのがかわいくて楽しいね
こう、絵柄のこなれてないのがイイ。
萌えに走ることなく、かといってとっつきにくい特殊絵でもなく。
素朴。実に素朴。
関くんの暇つぶしに釣り込まれる横井さんについつい気をひかれる読者。
暇つぶし感覚でさらっと読めるのに、意外に中毒性があって驚きです

中山ユキジ


  

フラッパーよりさらにドマイナー、なんと掲載はコミックヴァルキリーである。
ヴァルキリーのコンセプトは「戦うヒロインオンリー漫画雑誌」、
オッサン世代は夢幻戦士ヴァリスを想像すればよい。
実際、ヴァリス連載してるし。
最近になって看板マンガのフリージングがアニメになったとか。
わたし絶対3年以内に潰れるって信じてたのに…。
そんな中、一際異彩を… つったって、雑誌自体が異常事態なので異彩もクソもないですが、
とりあえず異常なマンガが中山ユキジさんのアトミックガール
帯に過激軍事シュールギャグって書いてあったけど、
軍事なんて何も関係なかったよな?
1話の数コマだけでしょ、ちょっとでもそういう空気見せたの。
シュールっていうか、出オチギャグの連発で持たせてる力技のカタマリだよ
ネタもひどいがキャラもひどい。
主人公のよしえが人型ミサイルというスタートの時点でネジが一本二十本抜けてたと言わざるを得ない。
しかもハイテンションの小型犬にすら負ける性能。
根はド汚く、陰湿。基本的に自分の為なら他人を平気で裏切るし、
そもそも思考の基本が誰かを陥れようとするところから始まってる気がしてならない
で、その飼い主の総理大臣。
金髪で大金持ちのお嬢様。総理のイスはもちろんコネとカネ。
というか他が勝手に失脚して転がってきた結果。
国会議事堂とはご飯食べに行く場所のことで、衆議院と少年院でできてて、
なによりシンナー中毒なのがどうしようもない
中国から来た人型ミサイル、藍ちゃん。
アル中
モンゴルから潜入してた人型ミサイル、夜青龍。
変態…
ていうか名前!名前!
というクズだらけのマンガを、隔月雑誌なのに1回数ページのスローペースで連載中。
どっちかいうとコミケの同人作家の方がよっぽど忙しい。
同人界隈に詳しい人なら、見るも無残なドラクエ2の同人マンガの作者さんといえば気づかれるかもしれませんね。
ムーンブルクの王女が狂犬病よ発情期併発してるみたいなヤツです。
あとヴァルキリーの単行本なんて取り扱ってる書店が滅多にないので、
もし読みたいのであれば最初にとらのあなとか探した方が早いです
でもバカバカしい漫画を今どうしても読みたい、という人なら探してでも買う価値はあるかも。
このペースだと2巻出るまでに雑誌が消えてなくなりそうなことだけが心配だ。

吉田戦車


  

シュールギャグっていうのはこういう人のことを言うんだヨ!
っていうか待て。
吉田戦車のどこが新人だ。
いや、前回入れるのカンペキに忘れてて…。
この人の時代は不条理ギャグとか言ってたっけな?
あずまんが大王の一つ前での時代を作った4コマだね
何がすごいって、誰でも笑えるのがすごいんだなあ。
最近のシュール芸は人を選んだり、分かってくれる人だけ笑ってくれればいい、
みたいな根性無しのヘナチョコ風潮が蔓延していてどうしようもないが、
誰もが虚を衝かれて笑ってしまう吉田戦車の爪の垢をこぞって飲むべきである。
そうして群がるオッサンどもと、「なぜだ!なぜ私の爪の垢を欲しがる!」と
本気で嫌がる吉田戦車の姿が目に浮かんだ。吉田戦車の4コマ目の絵で。
爪の垢を煎じて飲むって、実際の姿を想像したら異常事態だよね
というような常識のスキマをくすぐるマンガを何百本も描いてきた吉田戦車。
脳みそが柔らかくなります。

道満晴明


  

この人も4コマがメインの人だけど…人としてかなりアレ。
最近急に仕事の数を増やしてるのでビックリデス
FF11にハマりすぎて生活基盤を自分で粉砕してたから、その因果が応報したかな…。
仕事量の増加と共に知名度も高まりつつありなんだか逆に不安だ。
近所にあるイオンの本屋にいたっては最新刊を平台に並べてたし、
いつか子供が間違えて手に取るんではないかととても不安だ。
ぱら☆いぞとヴォイニッチホテルって一般マンガ扱いらしーよ?
はあぁ!? 快楽天とヤングチャンピオンがフザけたこと抜かしてんじゃねえ!!
ヤンチャンは今のところ成人指定されてるわけでは…。
ドーマン先生はなんだろね、メイドとか女子高生とかナースとかヤクザとかゾンビとかレイレイとか
売れそうなキャラたくさん描くのに、ちっとも媚びた感じしないのはなんでだろねえ
後半のキャラ要素全部おかしいだろ…。
一般受けしないのは明らかにネタと本人の精神がヒネくれてるからだが、
まあこの人が大ウケする日本はそれはそれで大問題だし、
爆発的に売れて消えていかれるのもナンだ。
基本的に伏字になるくらい品がなくてとことんセンスの切れるドーマン先生の傾向は
呪田さんを画像検索にでもかけてもらえれば大体のところ察していただけると思います。
日本語をつついて下ネタに引きずりこんでくる才能は異常そのもの
知名度低いのを隠れ蓑にしてか、最近マンガやネットでちょいちょいネタをパクられてる気がする…。
性本能と水爆戦のころは「パクリがばれませんように。バレてもオマージュで流されますように」なんて祈ってたのに。
今はぱらいぞとヴォイニッチと、あとIKKIでニッケルオデオンてのをやってます。
まだ単行本になってないけど、IKKIなら快楽天やヤングチャンピオン烈よりはるかに探しやすいよね
かなりの映画好きなんだろうな、ドーマン。
あとウィキの自分の項目を自分で補足すんじゃない。笑っただろうが。

G=ヒコロウ


  

そしてドーマン先生の一番のお友達、ヒコロ先生。
ヒドい。色々とヒドい
岡田あーみん、ながいけん、に続く3人目の頭が超オカシイ作家にいれても良かった。
G=ヒコロウ、破れかぶれというか常識のむこう側というか…。
スゴイ。怪物。
並みの人生おくってたら絶対閃かない角度からマンガを繰り出してきます。
この人も言葉にできないマンガを描くので…
あーでもダメだ、代表作といえるほどのものもないので画像検索にかける単語がない
まあ、不死身探偵オルロックで…。
探偵が吸血鬼かなんらかの怪物なので撃たれても斬られても死なないんだけど、
冷静に考えたら探偵側が不死身だろうがなかろうが、事件の解決には特に何も寄与しないよな。
そういうところに気づかずに連載始められるのがヒコロ先生のすごい所だね。
1話目で助手に「おっちゃん、ゴメン!」つって心臓に杭打ち込まれてた、
例の時計から出るアレな感じで
あと風呂にはいってたアルキメデスが「皆殺しだー!戦車出動!」って走り出した。
でもヒコローの一番凄まじいところはアレだろ、原稿の落し方。
3ヶ月連続落したら担当に「オルロックは連載なんですよ、先生よ…」とか煽り入れられてた。
よくこれで切られなかったなとファミ通ブロスの心の広さに本気で感心する。
みんなはどぅに至っては5ヶ月連続の記録的数字。
ほぼ半年ですよ、先生よ…
「久しぶりだな〜、ホットミルク」とかのたまってたな。
月刊で6Pくらいなのに、だぜ?
まあ1Pのうちに10くらいのネタが飛び交うが。
ですが、そうやって苦しみ抜い…
てないな、基本FF11の奴隷だったから…。
まぁいいや、ウン。笑えるよ!
売ってるとこあんま見ないけどな…。
去年ひさしぶりに新刊でて奇跡とまで言われたが、
ヒコロ、今年もちゃんと食えてるんだろうか。
パンとかね

okama


  

ドーマン、ヒコロ、オカマで1セット。ゲーメスト出身の仲良しマンガ家である。
伊藤真美とか雑君とかもいるけど。
先に言っておきますけど、特に同性愛者ってワケじゃないですからね?
格ゲー遊ぶと決まって女キャラばかりになるから身内にオカマ呼ばわりされてたという経緯からですよ?
本人ああもヒョロヒョロじゃガチのオカマにはウケ悪いだろ。
絵描きとして超一級、デザイナーとして唯一無二、
極彩色と繊細さの組み合わせで最高品質の画面を提供するokamaは、日本政府がバックアップして然るべき人材。
これは世界で通用する。
ただしお話作るのはあんま得意じゃないぽいので、
クロスロォドみたいに原作ついたほうが良い感じ。
新劇エヴァや宇宙ショーなんかでもデザイン方面で活躍してるので
やっぱりマンガ家というよりデザインのがメインなのかな。
イラストだとガンダム関連のアナハイム・ジャーナルがすごい良かったのです
マンガもきっちり描きこなすからデザインに専念させるのも惜しいなあ。
デザインが走りすぎて時々コマの解釈に時間取られることもあるが…。
華札のような和物をもう一回みたいものだ。
花吹雪のように華やかな世界、少女たちの満面の笑顔、全身をウナギのようにくねらせる男どもの体捌き、
あとちょくちょく挿入されるグロテスク、この人のマンガはそんな要素で組まれています。
どうやって描いてんだろって想像すると、ちょっと気が遠くなるレベルです
この人もデビューはエロマンガの快楽天だが、あそこは素材を見抜くのがほんとに上手い。
国はクールジャパンだなんだと浮かれているようだが、文科省は快楽天に功労賞を授与すべきだ。

鳴子ハナハル


  

で、快楽天といえばこの人なんですが
上手すぎるね。絵が。
一言で絵が上手いといっても、大友克洋とokamaでは性質が全く違うわけだが、
この人の上手さはマンガと写実の絶妙なバランス取りにある。
あとはフェティシズムへの執着かな。
女子中学生の膝描かせてハナハルさんの右に並べるの、世界のどこ探してもいないでしょ
問題なのは快楽天からほとんど出てこないことと、単行本の数が少なすぎることか…。
あれだけの実力を持っててエロ1冊とコミカライズのかみちゅ2冊だけとか、ないわー。
そのかみちゅが文字通りに神掛かってたんだけどさ。
ノイジィガールってのを倉田さんの原作つきで3年前から電撃でやってた筈なんだけど、
なんかチョロっとやってすぐ途絶えたんだよね…。
なんだったんだろ、アレ…
もう少しマジメに生きる努力してくれんとなあ。
量産の効く画質じゃないから仕方ないかもしれんけど。
かわいい女の子、しっとりした陰影の背景…つうか風景、
ストーリーは絵を邪魔しない程度にあっさり後味。
読んでてこんなに心が豊かになる絵はございません
実質、単行本がかみちゅしかないのがなー…。
惜しい。

中村嘉宏


  

この人もエロ漫画メインで仕事してて、
ふとしたキッカケで富野監督にキングゲイナーのキャラクターデザインとコミカライズ任されて、
大変苦しみつつもマンガ版を見事に完結させて、そのあといそいそとエロ漫画に帰っていきました
なんで帰ってったんだ中村ァ!!!
こっち戻って来い中村ァアアアアア!!!!!
胃之上奇嘉郎という名前でハードなエロマンガをやってたので、
そっちのが知名度高いんじゃって話もあったりなかったり。
しかしあれだけ迫力ある絵とダイナミックなコマ割りを一部の人だけのもので終わらせてしまうのはもったいないです…
つーかエロの方ですらロクに描いてないみたいなんだが。
友達の猫井ヤスユキんところでゴロゴロしてんじゃねーのか、まったく…。
猫井さんも素晴らしい絵をお持ちです。絵柄がコロコロ変わるけど。
でもわたしは、もう少し中村さんのマンガを読みたかったですよ…。
だってあの富野由悠季をして『君の絵には怨念がある』と云わしめたほどですからね
御大将としては最大限の賛辞だといえる。
技術的な面でいえば、キャラの視点とメカの視点での遠近感や躍動感の違いが
あんなにわかりやすく描き分けられてるマンガ、他になかった。
時にはガンダム・オリジンすら上回っていたのではないか。
今となってはコミケくらいでしかロクに活動してないぽいですが…、
中村先生、復帰を待っております

ウエダハジメ


  

コミケ好きの人には、同人サークル「貧血エレベーター」の上田大王っていった方が名が通ってる気がしますわ
病んでるというかヒネてるというかパンクというか。
サブカルチャー! ていう感じ。
ボールペンでぶん殴ってるような絵なのに、キャラの描き分け、表情、仕草、感情が伝わってくるから不思議だ。
そのうえセリフ回しが洒脱でリズミカル、ミステリアス。引き込まれてしまう。
オタクの頭のなかを見透かすようなセリフと展開が怖いくらいエッジ鋭いよね。
そのせいで鼻持ちならん!と怒りゲージを溜めてしまう人もいるようですが
中二病という名の思春期が抜けてないオタクには絶賛か大批判のどっちかだろうな。
で、絶賛に転んだオタクがここにいるわけですけど。
あの、アレ。Vガンダムが好きだ!って言えちゃう人向け。
単行本になっているのは、コミカライズの…といっても中身もう全然違うけど、フリクリ2巻と、
オリジナルだけど打ち切りくらった地球侵略少女Qコちゃん全2巻。
イカ娘的なアレではございませんです
むかし地球防衛少女イコちゃんというマニアの中のマニア層をついた佳作OVAがあってだな…。
まあいいか、それは。
Qコちゃんはさ、ネットとかでちょこっとでも政治の話になると猛然と自論をひけらかす人に人気ありそう。
周りがウザったく感じているのを全く気にしないような自称秀才
いや、だから、俺も普段からあんまりそういうのに話題持ってかないようにしてるじゃん…。
気をつけてるんだぞ、コレでも…。
どーだか。
みんなもお父さんやお母さんの前でネットの知識を駆使して政治批判しちゃダメだゾ!
まあ、ああいう『政治や情勢を軽口混じりにナデ斬り』にするってのは、どうしたって憧れてしまうもので…。
そんなわけでですね、思わせぶりで賢そうななセリフ回しやイジけてサブカルなシナリオに興味ある人に超オススメ。
しかしQコちゃん、同人でも何でもいいから完結まで持ってってくれんもんかな。
ウエダさん自身がもう忘れてそうな気がする…

久正人


  

もう少し大人になると、この人になる感じ。
ご覧の通り鬱陶しくなるくらいスタイリッシュ。
ちょっとコントラストきつくて目が疲れるけどね。
でもキャラクターと背景がごっちゃにならないあたり、スゴイこだわってこの絵柄に辿り着いたんだなーっていう。
お話がまた、絵に負けないくらいスタイリッシュ
キョンシーのマンガ描いたりエリア51の漫画描いたり。
でも今のところの代表作は、人類転覆を目論む恐竜の生き残りたちと戦う、
女スパイとはぐれ恐竜のコンビを描いたジャバウォッキ。
19世紀の世界情勢や恐竜のマニアック知識がこれでもかと詰め込まれ、しかもマンガの内容に絡んでて面白い。
オヴィラプトルの相棒、サバタがかっこいいオスなんですよ。
洒落がわかってて、銃の名手で、ダンディなコートが似合うんだけど女にゃ弱い、
とゆーとても人間くさいヒーローって感じで。
いや恐竜なんですけど
恐竜つってもハリウッドのゴジラみたいなのじゃないぞ。
直立二足歩行して人語を解して酒も嗜む、というような方向で進化したら…
そしてそんな恐竜たちが人間たちの歴史に深く関与しているかも…
といった壮大なホラ話。
ナイチンゲールが実はスパイだったり、
『白鯨』のモビィディックと戦ってみたり、
エジソンもテスラもフォードもド変態だったりと
壮大だけどよくまとまったスケールのトンデモ話が楽しめます
ネタの出所と質に関しては感心することばかりで、ほんとに読書好きだったんだろうなあと思う。
各エピソードを一本の大筋にまとめる構成力もかなりの実力で、個性的な絵柄とはいえ
なぜここまで無名なままなのか不思議だ。
本人が売れることに対してあまり執着ないのかもね。
今までまったく読んだことのないタイプで、かつ面白いマンガをお探しの方、
久さんは一度試してみる価値アリですよ

阿部洋一


  

じゃ、最後に光るものを持っているのに無念の打ち切りを食らっていった
無念の戦士たちの名を刻んで長かったマンガ篇の終わりとしよう。
別冊マガジンで進撃の巨人と同時期にスタートしたのに
なぜかほとんど報われなかったバニラスパイダーの阿部洋一。
エイリアンSFとしても少年成長漫画としても大傑作だと思ったのになあ。
この絵柄…、この絵柄が…。
慣れてくると女の子かわいいんだけど、なかなかそう簡単にはいかなかった…
主人公のツツジ君は存在感があまりにも薄くてコンビニの自動ドアにすら気づかれない有様。
しかしその常人離れした影の薄さに目をつけたエイリアン刑事に目をつけられ、
人知れず街を侵略していた人食いエイリアンに、ニンジャのように戦うことを頼まれる。
誰にもみられずこっそり戦ってこっそり街を守る路地裏SFアクションマンガ。
武器がなぜか蛇口というのも不思議な面白さがあります
惜しいことに3巻で打ち切り完結、ということに。
でもまあ、仕方ない気ィはするな…、この絵じゃ。
つうか3巻にまとめたお陰でテンション高いまんまクライマックスいけたし、
伏線もツツジ君の成長フラグもみんな回収して、なにげにキレイに終わってると思うんだよね…
ただ、阿部氏にはもう少し思うところあったようで、そこは少し読みたかったな。
現在は電撃のネット雑誌、電撃コミックジャパンで原作つきの妖怪マンガ・少女奇談まこらと
血潜り林檎と金魚蜂男の2作同時進行という大躍進なんだか、
ネット配信なのがなんだかなぁ…な感じで奮闘中。
配信マンガとはいえ、この濃い絵を2本載せる編集長はかなりの豪腕だ
でも頑張っていただきたい。応援しています。
電撃ジャパンは最新号がタダで、連載陣もけっこうマトモ。
登録しなきゃならんがそれくらいの価値はあるんじゃなかろか。
内容はホラーなのに心優しい、不思議な阿部ワールドをぜひご賞味くださいな

烏丸渡


  

で、掲載が電撃大王で、絵柄もかなり馴染みやすく、
おまけにコマ割りとアクションの爽快感も抜群のセンスだったデウスXマキナ…。
4巻でカンペキな打ち切り食らってるんですけど、
なんでマキナが切られなきゃならないのか全く理由がわからないんです…
いや、何がダメだったのかマジでわからん…。
大王なら他に切るべきものが…とまでは言わないにしても、うーん…。
ヒロインがツンデレ丸出しのデザインのくせして、99%がツンで構成されてたのがいけなかったのだろうか。
ガンアクション西部劇というマトモなジャンルだったのが電撃大王の客層に合わなかったのかもしれない
烏丸はウルトラジャンプいけ!ウルジャン!
そんで内藤泰弘といっしょに連載して銃弾バラ撒け!!
トライガンとヘルシングとジオブリ一緒くたにやってたアワーズみたいな事になるからヤメテ。
でも大王で新連載始まったことだし、もう少し見守って生きたいよ
新連載、悪くはないんだけど彼の画力でやるには勿体無い気がする…。
まあ本人はプリキュアみてクダ巻いてるような種族なのでコッチのが乗り気なのかもしれないが…、
マキナは最後まで読みたかったなあ。
打ち切りですけど、主人公が金髪ツンツン少女で、聖職者の姿をした人型ロボットや気弱な少年がいて、
インディアンまだまだ居残る大開拓時代を銃とパンチとロボットの大アクション、
たとえばトライガンが好きだった方、一冊いかがでしょうか。
4巻で打ち切りですけど
最後まで読みたかったなあ…。

フクイタクミ


  

で、これで最後の最後のご紹介となります。
マジな話、なに考えとるんだチャンピオン編集部コラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
99%の週チャン読者が目を疑ったのではないかと思う…。
今年もっとも不可解な現実No.1、ケルベロス打ち切り。
気鋭の新人作家、スリースターズ祭りとは一体なんだったのか。
そりゃさあ、うしおととらの影響丸カブリっていう引け目はあったけどさー、
景のひたむきさはうしおとは別種だし、雪房ととらの考え方は違うし、
だいたいケルベロスでダメならマガジンの偽ワンピースとかどーなんのさー
いや待て、週チャンがそんなこと気にするようなタマな訳がない。
ていうか新人がチャンピオンで10巻まで出せたことが奇跡に近い。
う…む〜…。
しかし、ケロは最後までやるべきだったはず…。
なんでこんな事に! チャンピオンじゃ数少ない少年バトル漫画だったのに!
普通は少年誌の王道なのに、チャンピオンじゃ異端なんだもんなー…。
あそこでやってくには、フクイタクミの作家性は合わんのかもしれんな。
サンデーいけサンデー!
どうせオッサンばっかだし、実力ある新人には居心地いいぞ!
月光条例やってる間はさすがにマズイですから。
でも、できれば新作も少年が主人公でヤンキーとかあんま関わってこない漫画にしてほしいわ。
しっかり完走できるやつでね。
フクイタクミさんのケルベロス、かーなーり、これから盛り上がるぞ!ってところで止まっちゃいましたが
うしとらみたいなのを読みたい人にはピッタリだと思います。第2部を信じてー!!!
みたい、というか、まんまなんだけどな。
てことで、以上でマンガ編もおしまい。
ムッチャクチャ長かった…。
あー…、なんだろ、このモヤモヤした感じ。
せっかく最後までやったって言うのに
最後に打ち切り作家でまとめたりするからだろ!
気持ちよく終われるわけがねえ!
おう、それもそうか…。
そんで今後はどうしようか? 元通りやる?
もう12月だしなあ、昔を振り返りながら適当に随時更新で?
あと、最低でも一週間以上あけずに更新したいものですが…。
さすがにそれは守ります…。
でもわたし、昔の自分を振り返るの、精神的にものすっごくイヤなんですけど…
俺もだよ…。





という事で、無駄なくらい長々と続けてしまいましたが、ようやく区切りに。
ここに載せ切れてない作家さんも多々いますが、キリがないもので。
いつか何かの機会にご紹介できればよいのですが…。

まぁそれはともかくこのCafeにちようび、あともう少しだけお付き合いくださいませ






11月15日(火) 巨いなる漫画家たち


んじゃあ、今回は死んだり生きたりしてる巨匠と、
あと、出してるマンガの数が少ないけどスゴイ漫画描いちゃう人たちです
だから巨匠に対してもっとちゃんと敬意を払えと…。
手塚治虫とか、鳥山明とか、もう言わずもがなの人たちは除外で。

楳図かずお


  

この人のマンガ、読めば絶対面白いと思うんだけどなあ。
漂流教室とかわたしは真吾とか
初見はキモチわるいけどな。
でも中川しょこたんが広めてくれたお陰でだいぶ再評価きてると思う。
というわけで、ホラーやギャグの世界で金字塔をバカスカたてまくった楳図センセイです。
グロい、キモい、美しいと、絵の美しさは芸術レベル!
真吾は目眩がするほどの描き込みがすごい。
おろちは絶世の美少女と、その変容に気絶しそうになる。
そしてなんと言っても漂流教室…。泣けるよ、これは。
生きる! 異世界に飛ばされた百名を越える小学生たちがひたすらに生きる!
翔ちゃん、あなたは本当に立派な6年生です!
そして関谷は本物のクズ。
あまりにもクズ過ぎて、俺でも本当に殺せる自信があるくらいクズ。
色んなマンガや小説読んできたが、関谷ほどの殺意が沸いた事ないくらいクズ。
それと怪虫と未来人間は、未だにインクに指が触れるのも怖いくらいキモイし怖いです…。怖いです…
これ小学生の時に読んだら一生物のトラウマになるわ。
…というくらい面白くて天才的な作品をバカスカ描きまくった楳図かずお、
古い人だから、大晦日の笑ってはいけないに出てる人だから、と思って敬遠してるともったいないぞ!
ただ、愛蔵版は品質はとても高いものの、値段もキッチリ高いのがきついです…

伊藤潤二


  

そして楳図を継ごうとする者よ、ここに。
これもまた天才、伊藤潤二。
ちょこっと冨樫の項でも触れましたね。
こわいよ〜、もんのすごくこわいよ〜〜
だが、この人もまた美しい絵を描いていらっしゃる。
そのうえ絵だけでなく、読者を惹きつけてやまない盛り上がりの持っていきかた…。
クセになる。この人を一度読むと止まらない。
でも、怖いんだけど仕掛けが行き過ぎて笑いの域までいってたり…
ちょうどゾンビ映画で笑ってしまうようなものだな。
うずまきと同じくらい名の知れた富江もすごい面白い。
まだまだ進化されてますし、巨匠というのもどーかなとも思いましたが、
楳図先生がいるならこの人も、と言う感じで押し込んじゃいました

つげ義春


  

誰?
だから、つげ義春。
マンガで文学を体現した、初の作家とも言われる。
なんか気持ち悪い感じですけど…。
水木しげるを十倍キショくしたかんじが…。
これいったいどういうシーン?
一時期は水木しげるの手伝いしてたらしいけどな。
このカットは代表作「ねじ式」のもっとも有名な一枚。
メメクラゲに刺されて怪我をした主人公が医者を求めて町をさまようが、そこには眼科しかないのだ。
ワケわかんないが…。なんかの暗喩とか?
シュールレアリスムなんだ。
このあと、アバラ屋が立ち並ぶドヤ街になんの説明もなく蒸気機関車が突入してきたりする。
寝る前に読むと悪夢を見ること請け合いである。
あー、シュールね。あんた好きそうだもんね。
ビレッジヴァンガードでクイックジャパンとか買っちゃってる人に神聖視されてそうだわ
そういうなって…。誰が読んでも普通に不条理で不気味なんだから。
そんな感情をストレートに味わうのがシュールの楽しみ方なんだ。
あと俺はクイックジャパンは読まねェ。
ふうん。まあ気味悪いのをついつい見続けちゃう気持ちもわかるけど。
この人まだ生きてたらスゴいうねうねした、ワケわかんないもの描いてそうだね。
いあいあくとぅるふふたぐぅん みたいな
まだ生きてるよ…。
といっても元々極度の対人赤面症なうえ、やや精神を病み、
目や耳も病に襲われ、不整脈をおこし…、
とかなりハードな事になっておられるので、今は静かに養生されてらっしゃる。
そう…。
なんかスゴイ、ほんと大変なんだね…。
なんか頑張ってほしくなってきた…
知名度は一部ウケすぎてるが、マンガ文化にかなり強力に貢献された方なので
もう少しきちんと評価の場に上がってほしいと思う。
あとこのねじ式、過去にPC98とX68でゲーム化されてるらしい。
これを!? この絵を!?
どうやって!?
俺も全くわからん。
どうにかして一度は画面写真くらい拝んでみたいものである。
眼医者ばかりのなかで外科医を探し出さなければゲームオーバーなんだろうか…。
つうか怖いのやキモイのはもういいです

高橋留美子


  

じゃあこの辺で現在進行形で伝説つくってる人を。
あだち充と並んでサンデーの鳥山級みたいな人なのに、
なんかどっちも有名人どまりなのはなんでだろう…
現役だからじゃないか? 引退したら、あの人は本当にすごい人だったってなるよ。
コメディとシリアスをスムーズに行き来して、わかりやすいのに先の読めない恋愛模様を描き、
最後は必ず大団円で閉じる。
これ以上どうしろというくらい完成されたマンガ家といえよう。
時代に合わせて、話も絵も微妙に調整しつつ、
それでも1コマで、あ、高橋留美子って分かるからすごいね。
週刊連載する上で完成されてったスタイルなんだね
うる星、めぞん、らんま、犬夜叉、で今の境界のRINNEの頭文字それぞれとって、
U M R I K で、これをアナグラムすると
RUMIKになって、るーみっくワールド完成、なんて話もあったな。
すげえ…
シャレならねえ…
公式ではないし、ソレだとRINNEで最後になってしまうのだが。
まあ次にOで始まる作品を用意してれば問題ない。
つうかRINNE自体まだそれほど連載してないけど。
ただ、絵やお話が特徴的なぶん、なにを読んでもるーみっくワールドだから
新鮮さが足らないのが唯一の弱点だね
ファンを大切にする人だが、それ故に新規ファン獲得が鈍い。
そして毎食の食事を自ら振る舞うアシスタント想いの一面。
まさにサンデーを体現する、ミス・サンデーな留美子先生である。

宮崎駿


  

マンガ家か…?
いやあ、もしかしてずっとマンガやってた方がこのヒト自身には良かったんじゃね?
宮崎駿より上手いヒトいないし、だったら一人で作業してた方が絶対ストレスにいい。
でも日本のアニメは何年も遅れることになっただろうね
むしろ潰れていたとしても驚かない。
ということで風の谷のナウシカしかないが、その一作品で頂点の実力を見せ付けた天下人である。
絵もお話も引き込まれるし、水彩画はなんど見返しても飽きないし、
本当にすごいなあって思うしかないですね。
そりゃ後継者育つわけないですよ
1Pに4段とか普通だし、細々と描いてセリフも長いにも関わらず、
1コマからにじむ迫力、緊迫感が桁違い。
読む者の心を思い通りに操るレイアウトの妙が御大の源泉だな。
真似してできるものではない。
あとね、紙の質がいいんですよ。
新聞紙みたいなザラザラの再生紙で、
それだけでも作品のテーマを伝えてくれます
にしても原作版はやっぱりクシャナだよなー。
毒蛇王女としての信念と矜持を保ったままナウシカに協力的になっていく心の流れが美しい。
ツンデレだなんだって、感情を記号的に考えてる連中じゃ足元にも及ばない表現、これぞ物語。
うそだー、原作はオーマだよ絶対。
映画じゃあドログチャゲロビーム兵器に過ぎなかった巨神兵だったのに、
実は存在するだけで生き物すべての毒になってしまう悲しい存在だったって驚きと、
それすら愛してしまうナウシカがまぶしすぎるよ
だが、ギチギチいってる巨大蟲にまで頬をこすりつけるのはさすがにキツい…。
ナウシカの元ネタには日本の古典、蟲愛ずる姫が含まれているそうだが、
何もここまでやらんでも…、という思いはさすがにある。
巨大昆虫や巨大菌糸類どもが、映画以上にうようよ現れます…。
ニガテな人でも、それを克服してでも読むだけの魅力がナウシカには備わっていますが、
本当に見るだけでダメ!ってヒトは止した方が良さそうです
それはさておき、原発問題が未だ収まらぬ昨今、
技術の傲慢な成れの果てを描いたナウシカ、
あらためて読み返すのにふさわしい。

安彦良和


  

宮さんとは違い、アニメからマンガへとその舞台を移された安彦さんです
なんといってもガンダム・ジ・オリジンにつきる。
色気のカタマリみたいなデッサン、遂に最後まで狂わなかったパース、
全てが安彦良和のガンダム、男子の本懐といえる。
マとギャンがやたらカッコよく改変されてたのもいい。
絵がうまいのはともかく、キャラのセリフが途中でブツ切りで読みにくいんですけど…
あれは…なんだろ、セリフのタメを表現してんのじゃないか?
あとはコマの中心に中心になるキャラクター置きたいとか。
長いセリフをコマのハジとハジに分割するのと、四角いフキダシはやっさんの特徴だな。
あとガンダムは面白かったけど、他のあまり面白くない。
ヴィナス戦記とか
ヴィナスやアリオンなんて普通は全肯定済みのファンしか読まないんで…。
政略的な駆け引きや学生運動的な情熱が面白さのキモだから、マンガ読もうとしてたらダメだ。
安彦良和を読む、という気持ちで臨まないと!
つまり信者以外は読むなってことですね…
描線のすさまじさや色づかいのムードは誰でも楽しめるぞ。

永井豪


  

つづきましては永井☆GO先生です!
デビルマン、マジンガー、キューティーハニー、
現在のアニメやマンガ、ゲームの定番ネタの半分くらいはこの人の脳から生み出されたといってしかるべき。
ネットには無数の神が生まれては消えるが、真実、神と呼ばれるべきはGO大先生だろ。
もう半分は筒井康隆。
ハレンチ学園はー?
ハレンチこそスカートめくりという概念を世界に啓示した神話だろう?
GO先生、やはり神…!!
が、やっぱり一番面白いのはデビルマンだな。
人間の心は汚れている!なんていうのは言葉で書いてしまうのは楽なもんだが、
あれだけの迫力で凄まれれば納得しないワケにはいかない。
ダイナミックプロとはイカした名前をつけたモンである。
凄ノ王やバイオレンスジャックも面白いけど、ラストが適当なのがもったいないよね
そのへん含めてダイナミックなヒトだから…。
ちゃんとしたオチつけられなくもなかったんだろうけど、
テンション下げるマネはしたくなかったんじゃないか。
あと、けっこう仮面とか今だったらPTAとアグネスチャンがあまりの事態に発狂するレベルだね
その怒りのあまり超能力に目覚めたり合体して悪魔になってしまったりするのがGO先生のマンガである。
今の感性で読むと絵の古さや荒さはさすがに否めないが、それでも退屈することはないだろう。
マジメにやってもギャグやっても、必ず常識の壁を3枚くらいブチ破って破りっぱなしなのがGO先生。

石川賢


  

そしてGO先生以上に物語の最終回を投げっぱなしジャーマンするのが盟友・石川賢先生。
むかしはKEN先生をGO先生の弟子みたいに思ってましたが、
信頼はもっと深くて、戦友とか同志みたいな間柄だったみたいですな
KEN先生は打ち切りの代名詞みたいに言われてるけど、
まあ実際それについては何の反論もないんだけど、
でもアレ狙っての打ちきりだからな?
一番面白いところまで持っていって、盛り上げて盛り上げてさぁここからだ!ってところで
『俺たちの本当の戦いはこれからだ!完!』ってやっちゃうからね。
だからソレを見たくて今まで読んできたんだろうが!!
って怒ったらヤボなんです。
ああ、このマンガの主人公たちも本当の戦いに辿り着くことができたね、めでたしめでたし、マル、
と受け止めてこそ本当の石川ファン
なぜなら、石川マンガはすべて『終わりのない戦い』に身を投じる者どもを描いたマンガだからである。
ゲッターも魔獣戦線も虚無戦記も、神だ悪魔だ宇宙だ進化だとフロシキを限界まで広げに広げて、
広げきったらスポーンと投げ捨てる気前の良さ、これが石川賢のカタルシス。
魔界転生なんて原作がちゃんとシメてるにも関わらず、あえて暴走を爆走させて未完にしてるあたり徹底している。
なんかよくわからんけど、クライマックスに近づくにつれドガァーーーーン!となってウッギャー!ってなって、ズバァーーーン!!となればKEN先生改心の出来。
あとは投げ捨てるだけです
神のジャーマンスープレックスの完成である。
そしてKEN先生は3話目くらいからもうクライマックス開始なので、いつ打ち切られてもいい体勢に入っている。
も一ついえば常に潰れそうなマンガ雑誌ばかりで連載されてたので
どの角度から見ても打ち切りに追い込まれそうな状況を作ったおいででした
スケールはデカイ! あとは知らない!
だから面白い。
KEN先生が得意としていた、犯罪者スレスレの猛者どもの生死を越えた涙、友情、
そして正義も人類も地球も顧みない悪業なまでのパワフルさ!
それを突き詰めれば戦いの終わりなんてあるワケがねェのさ!
KEN先生の、GO先生以上の熱狂や闘争本能は、
スパロボやってる人ならなんとなくわかってもらえてるんじゃないでしょうか。
石川賢、破壊神のごときエネルギーに満ち満ちた方でした。合掌

長谷川裕一


   

スパロボと話題が出れば、この人物にスポットライトを当てねばなるまい。
伝説巨神イデオンと機動戦士ガンダムZZを対決させた神をも恐れぬマンガ『逆襲のギガンテス』で
スパロボの寺田プロデューサーに天啓をさずけたという天才的発想力と昭和のまんが力をもつ、当代切ってのオタクバカ。
なにをどうしたらイデとZZが同じ舞台でマンガになるかというとですね、
第1次ネオジオン抗争おわってジュドーたちが木星で暮らしてたら
アムロがやってきてネオジオンの巨大MAを探しに来たと伝えるんですね。
で、実はソレが遺跡のカッコで隠れてたイデオンのことで、ミネバが動かしちゃったからさぁ大変、と
一見するとムチャクチャだが、実際に読んでみるとなんとなく納得できないこともない…
と思わなくもないがやっぱりムチャクチャ。
でもいいマンガだと思う。
特に能力の使い方を見誤らないジュドーの姿勢は、アニメ以上に明るく元気な少年で、
たぶんこれが富野監督がやろうとしてたジュドーだったんだろうなって感じ。
ガンダムの木星圏は手をつけてる人があまりいないこともあって、長谷川先生の遊び場みたいになってますね。
その後も代表作クロスボーンガンダムや、隠れた迷作・Vガンダム外伝でもジュドーとZZが
思わず『何やってんの…』と呆れたくなるような大活躍を見せてくれます
ガンダム以外にもダンクーガや上にある鉄人の外伝作品、あるいはリメイクを手がけ、
作品に全身で敬意を払い、古くからのファンに一番の喜びと笑いを届け、
そして誰も考えもしなかった夢見たいな組み合わせを怪しくも理論的に成し遂げる、
という神業だか荒業だかわからないマンガを何連発もしている。
全方面のファンに納得させつつアニメをマンガにできるのは、現在過去未来どこを探しても多分このヒトだけ。
これで…もう少し、絵が……
いやぁ、まあ…。
デビューした時点で既に時代と周回遅れだったもんなあ…。
計器類なんていまだに松本零士のノリだし。
でもクロボンも鉄人も、オリジナルのマップスやクロノアイズも、
あの古くてやさしい絵だからこそ伝わってくるモノもあるわけでして。
まあなんでしょう、慣れるしかない、としか
とりわけ絵のクセと作品の中身がマッチしてたのが鉄人・皇帝の紋章じゃねえかな。
もともと絵が似ている横山御大というのと、ガンダムより遥かに線の少ない鉄人というのがあって違和感は薄い。
なにより鉄人がいかにも強そうで優しそうである。
鉄人って首が無いんですよね。
それで首が曲がるのってどんな柔らかい鉄だってツッコミももちろんあるんでしょうけど、
やっぱりそうした方が鉄人28号!って感じなんですよね。
理想のお父さんのようなかっこよさがあります
そして従来どおり、原作を最敬礼で尊重しつつ、太陽やFXの小ネタも挟んでファンを笑わせつつ、
ドンベタな昭和中期のボスを出しておきながら熱い戦いと感動のラスト。
2011年を越えてさらに進化し続ける昭和マンガ家・長谷川裕一、
巨匠を追い続けていつのまにやら自身も立派な巨匠である。いつまでも作品を生み続けて欲しい。

大友克洋


  

そして誰に頼ることもなく、自らの力で巨匠に登り詰めて、そのあと静かに下りてしまった大友先生です
もはやAKIRAの一発屋扱い…。
でもイチローなみの大成功を納めたのだから文句なく日本代表の1人…。
アニメだけじゃなくマンガも読んだか読まないかでだいぶ評価違うだろうなあ、このヒト。
劇画でもない、しかしマンガの範疇をはるか超えている…。
大友克洋の出現がどれだけ衝撃的だったかは島本先生アオイホノオにもちらっと描かれてますが、
すごかったんだろうなってのは分かる気がするね
いま見ても衝撃の余韻を感じるからなあ。
当時の人からしたら何をかいわんや…。
空前絶後のインパクトがあったと思われる。
絵だけじゃなくて、お話も力いっぱい叩きつけてくるエネルギーが全開なんですよ。
アニメでも挙げたAKIRAの前進みたいなこの童夢、小学生とじいちゃんが団地を舞台に超能力で激突します
超能力という絵に描きだせないものを、緻密に書き込んだ背景を活躍させて表現。
この描き込み量が半端なく、現在のCGを活用する最先端マンガ家ですらあの域には遠く及ばない。
そして大友克洋の一番恐ろしいのは、背景とおなじくらいの精密さで人間の内面を描いてしまうことです。
ソレが正気の人間でも、狂気に壊れた人間でも。
だから超能力を得た人間がどうなるか…、少なくともその可能性の一端と恐怖をリアルに味わえてしまいます
また、マンガに限らずこの人の作品では感情が奇跡を呼ぶことはない。
愛や憎しみが行動の動機になることはあっても、
結末をえらぶのはキャラクターの機転なり、体力なり、意志の力である。
超能力を扱う作品が多いので、キャラの精神力の太さが勝敗を左右することがあっても、
必ずしも正義が勝つ! という訳ではないのが魅力ですね
しかし敵役もひとりの人間、悪意に染まりきってるわけじゃなく多くは力に溺れた結果なので、
他人からの説得や正邪の指摘に集中をとぎらせる甘さもある。
生まれながらにして純粋な悪、というのは少年ジャンプのマンガで十分なのだ。
超自然の力や現象をもちこみつつも、徹底してリアル。
だから結末が訴えるメッセージが心に重い。
初期がインパクトありすぎて困っちゃいますが、大友克洋、今も昔も確かに日本が世界に誇れる巨匠です

星野之宣


  

さて、俺が巨匠という言葉を聞くと、真っ先に思い浮かんだのがこの大画家なんだが。
この人を語るには、とある宇宙大元帥の一言を借りれば済みます。
曰く、「SFは絵である」
宇宙を舞台に宇宙船、宇宙基地、宇宙都市と大掛かりな舞台装置から、
宇宙服、宇宙食、スプーンに至る数多くのこまごまとしたものまで、
まるで図面を一つ一つ引いたかのような精確さと説得力…。
SF好きから見れば不世出の大才能と崇めるしかない。
そのぶん、SFの趣味がないと『よくわからん』で終わっちゃうよね
口惜しい…。
しかしまあ、それこそがSFな気もするけど。
加藤直之さんと並んで日本SF世界の宝とよべるお方。
名前だけでも覚えておいてください
宗像教授シリーズなら誰でも読めると思うんだが…
やっぱ2001夜だよ、絶対。

士郎正宗


  

そしてSFの巨匠マンガ家であり超異端児、シロマサ先生。
わたし今までどおりマンガに順位つけるんだったら攻殻を1位にするつもりだったわ
読み返したからなー。
ボロッボロになって買い換えて、それもう1セット繰り返したからなー。
何度読んでも実に面白かった。
何度も読める秘密が『欄外』ですね。
マンガで使われた名前や設定の小ネタ、関連知識をそのページの中でやっちゃうせっかちさ。
たいがいどれ読んでも何言ってんのかわからないことばかりですが、雰囲気は伝わってくるので面白いことにはちがいありません
ただ、これは本人も書いてる事だが読むたびにイチイチ欄外を参照してるとテンポを損なって仕方がない。
欄外の超ディープ知識はあくまで2周目3周目に取っておいて、初回は素のまま読み進めるのが正しい。
しかし、欄外の知識なしでは本編の描いてあることの半分も理解できない、とゆー。
そこで何度も何度も繰り返して読み返す作業になるわけです
しかし最初半分だった理解度が徐々にパーセンテージを高め、
そのうちに欄外に言及されてない情報、
コマの中の素子がどうして目線をアッチ向けてるだとか、バトーの肩や膝が次にとるべき行動のために準備しているだとか、
そういうのが読み取れてくる。これが爽快なくらい楽しい。
あと現在の最新技術と、その行く末についての考察が大胆で正確なのも魅力だよね
こないだ韓国であった世界陸上で、両足義足の南アのランナーが400mで準決勝まで勝ち進んだのを覚えてるだろうか。
あれこそ攻殻の代表的ガジェット、義体化の兆しとしてシロマサが予言した未来の一つ。
義足の進化が人体の限界性能を追い抜き、やがてパラリンピックが高機能障害者(サイボーグ)たちの舞台として健常者以上の記録をスコアしていく…。
と、これはアップルシードの方の歴史でもあるが。
世界の最先端技術はいまだ20年前のシロマサ先生の想像に追いつけてませんが、
まだ来ない未来を懐かしむ気持ちで読むと、色々と現在が面白い要素に満ち満ちている…
気がしないでもないですよ?
自己認識、倫理観、人間性、そういった概念を電子を介した視点で見つめ直すのは
サイバーパンクの定番ネタだが、そうした物の見方の最初の一歩としても優秀な攻殻。
新しい物差しを手に入れると普段の世界も変わろうというものだ。
…それはそうとして、攻殻もアップルも続き描いてくれないかなあ。

五十嵐大介


  

さて、ここからは巨匠と呼ぶにはまだ少し早いけど、
既に実力、風格共に十分な方々を少し拾っていきたいです。
まずは怪物・五十嵐大介さん
絵が…
上手すぎる…。
あまりにも…。
海や山などの自然を描くことが多い五十嵐さんですが、
なんというかクッキリとは線を引かないんですね。
枠線以外は全部フリーハンドで、しかもほとんどがボールペンらしいんですが、
そのせいですかね、土を感じるほどに自然と調和してマンガになっています
もしかしたら宮崎駿より上手いんじゃないかって思うときがある…。
少しの間農家をやってたというから、自然との相性は数あるマンガ家の中で抜群だろう。
作る話は、幻想と呼ぶほど突飛ではないが、奇想と呼ぶには哲学が深い。
まだ数は多くないんですが、そんな中で魔女。
トルコや日本や、色々な国の色んな時代の中で魔女のお話を描いていくんですけど、
うーん…あのときのビックリ感がうまく言葉にできない…
現実の世界には輪郭線も主線もなくて、
そこのマンガと現実の境界線にもっとも肉薄した…
ダメだな、俺もよくわからん。
よくわからんくらい絵の上手な、それでいてお話も素敵な作家さんです

黒田硫黄


  

で、五十嵐氏の数少ないマンガ家友人の黒田硫黄氏。
かなり特徴的な、墨で引いた戯画のような絵だが抜群に上手く、
同時に絶妙のコマ割りが読む者を深く没入させてくれる。
けどやっぱり絵が特徴的過ぎて馴染まないだろうね
手塚治虫の系列なんていってた人もいるみたいだが、違うよなあ。
すんごい観察眼で人と人、人と世間、そんな関係を描き切ってる、本当に貴重な実力派なんだが。
宮崎駿曰く『この面白さがわかるヤツは本物だ!』
吾妻ひでお曰く『イヤミっぽい。くらい人を描くのが上手い』
あの宮さんにこんな俗っぽいことを言わせ、
あのあじま氏に珍しく脱帽させる…。
御大2人が普段の調子を狂わせるくらい面白かったらしいです
人の人生の一端をまるっと抜き取ってマンガにする手口の鮮やかさ、これがすごい。
茄子2巻の、ナス満載したトラックの運ちゃんの話とかすげえ面白かった。
どこにでも落ちてそうな人生を非の打ち所ないほどリアルにマンガ化。
他人の人生の覗き見ほど面白いものはない。
わたしは同じ2巻でも、江戸時代のお侍さんの話が好きだなあ。
お殿様に初物の茄子を探してくるよう命令されて、
でも江戸では5月になるまで茄子を売るのを待たなくちゃいけなくて、
それでお侍さんは困っちゃって…
おまけに町廻り同心に目をつけられる始末、と。
墨の描線が物語の時代とよくマッチしてて、当時の町並みの臨場感があふれる時代物のと読んでも面白いし、
現代日本にも通じる悲哀コメディとして見ても面白い。
万能の才人、黒田硫黄である。
大日本天狗党絵詞もセクシーボイスアンドロボも新しい朝も面白かった。
これでもう少し刊行ペース上がれば…
内容濃いし、難しい病気と付き合ってるらしいんでなかなか大変そうだ。
でも最近は快癒してるらしいので安心。
自信を持って天才と推せるマンガ家さんです

松本大洋


  

天才、と持て囃された時期も過ぎてそろそろ文人の風格も備わってきただろうか。
ピンポンや青い春といった質の高い映画化も手伝って、だいぶ知れ渡った大洋氏。
研ぎ澄まされた大人でありながら、泥臭さのこる日本の少年の心をいまだ宿す。
そして映画化つったら鉄コン筋クリートのアニメ映画がちょっと信じがたいくらい見事なアニメ化だった上に、
監督がマイケル・アリアスさんというアメリカのCG映画監督だったのも驚きです。
鉄コンを一度読んで、どうしても映画にしたくて仕方なかったんですと
作品の多くは、男どもがヤクザ渡世みたいな捨て台詞吐いてキメキメしてスパーンと立ち去っていく、
ワルで仁義な男美学のカッコよさを描いているが、
花男の場合はプロ野球・巨人入団を人生の大目標に生きる30越えの父親・花田花男と、
毎日進学校と学習塾を行き来するハードボイルドな小学生息子・花田茂雄の
野球を通じた父子物語である。
夢見がちな父と現実目線でガチガチの息子がぶつかり合いながら接点を深めていく、
というとちょっとヒネりをくわえただけの、ありがち物語に聞こえますけど、
面白いんだなあ、これが。
セリフの一つ一つがいちいちハートに残ります
駄菓子屋のババアが効くんだよ、心に。
難局に直面すると必ず誰かが野球にたとえてくれるのが面白かったり。
そういうことで、野球なりボクシングなり卓球なり、表紙になってるスポーツのルールくらいは
知ってた方がより面白く楽しめますね。
まあ、本当に最低限の知識で十分ですけど
それと、スポーツバトルも任侠モノも親子鷹も時代劇も、ずっとミリペン一本でやってきたのが目にも面白い。
話作りだけでなく絵の技術の引き出しも実に多彩、これが芸術だ。

岩明均


  

さて、もはや知らない人もいないのでは、というくらいの寄生獣の岩明先生ですけれども。
最近はヒストリエが大人気ですね
今月にようやく新刊が出るが…、
もう少し安定して描いてくれんもんかな。
チャンピオン読んでたら、なんかブラックジャック漫画の原作者にクレジットされててびっくりですよ…。
最初は同姓同名の人だと思った。ていうかそう思いたかった…
ちなみに妙に面白い上にそっちも現在休載している。
理由は定かではないが… 岩明は一体何がしたいねんな…。
寄生獣はもういいですよね?
知ってる人は知ってるでしょうし、知らない人は読んでください。
読めばきっとアナタの頭の中から文明開化の音がします
ヒストリエは…
うん、完結すると思えんからなあ…。

ながいけん


  

そしてサンデーの最終兵器ロングソード…、ながいけん閣下!
岩明均から、どうしたらながいけんに話が流れるんだ!!?
ザンギリ頭を叩いてみれば、文明開化の破壊力。
寄生獣がわたしに哲学を教えてくれた漫画だとすれば、
モテモテ王国はわたしに笑いを教えてくれました。
それも毎週胃がひっくり返る、強烈な笑いを…
神の域に到達したキチガイみたいな御仁である…。
声に出して読みたい漫画ナンバー1。
モテモテ王国、それは男なら誰もが夢見た、愛と徳による絶対王政、
ナオンと彼らだけの蜜あふるる約束の土地。
これは神聖モテモテ王国設立を目指す男たちの物語である。
社会の弱者です、お楽しみに!
というような内容が本気で描かれている。
常識で考えたら病院に閉じ込めておかなければならないレベル。
登場人物…
機動紳士ファーザー
パンツ丸出しで向こうからやってきた宇宙人。殺しても死なない。
頭の赤色灯はピンチに陥ると光るみたい。自分では見れませんが。
わしが最も忌み嫌う部位です。
あとにこやかな白人男性の夢をみた(正体か?)

オンナスキー
メガトンメガネ。ファーザーが血ィ噴いて汚した廊下の掃除とかが主任務。
ファーザーの言うことを信じてナンパに出かける。そして失敗(いつも)。
メガネのクセにコスプレするとまんざらでもない様子。
「お互いの策をてのひらに書いて見せあいましょうぞ」(ファ)

「うぉおお! 周瑜殿、み、みたされてええええええ!!」(ファ)
「やめろバカ!!」(メガネ)
  ↑これも主な仕事





繰り返していうが、このような内容が本気で描かれている。
感染してバカになった例がコイツである。
全てのセリフを完全に覚えています…。
ながいけん閣下、幾久しく健やかにお過ごしくださいませ…
現在はゲッサンで第三世界の長井を連載中だが、薄い上にしょっちゅう休む。
そして支離滅裂な内容が多い。本当は時々叩いて直さなければならないのだが…。
担当編集氏にはより一層の努力改善を期待したい。

岡田あーみん


  

たぶん、日本で生まれた女の中で最高に頭おかしい人。
壁の中から声がする〜
出たか、やはり…。
ご存知、少女漫画界に咲くドクダミの花。正直、怪物です。
なんで何十年と経った今でも笑えてしまえるのか、この漫画…。
ルナティック雑技団やこいつら100%伝説もふくめて、あーみんのマンガはビレッジヴァンガードで容易に手に入ります。
少なくとも名古屋らへんでは確認しました
まったく、奇跡のようなマンガだよ…。
なにが奇跡って、りぼんだぞ、りぼん。
NHKでお笑いウルトラクイズを無修正でやってたようなもんだ…。
ときめきトゥナイトや原作版・耳をすませばと共に掲載されていました。
編集長は正気を失っていたか、クスリをやっていたかのどちらかしか考えられません
電波を受信していた可能性を俺は指摘する。
まぁ解説はすまい…。というかコレを解説できるようになったらいよいよ狂人だな。
ながいけん、岡田あーみん、そして80年代ネタでも大丈夫であれば鴨川つばめの3人もあれば
君の心の平衡は造作もなく微塵に砕かれているだろう。
アナタの常識を粉々に砕くチャンスです、存分にお楽しみください

宇河弘樹


  

この人は大丈夫、普通の人です。
上二人みたいなキチガイじゃないです
一時期壊れかけたんじゃないかと心配したこともあったが…。
他人に負わされた苦労も多いが、そのあとで自ら背負い込んだ試練に10倍苦しむ広島の核弾頭、ウガーさん。
生きろ。
代表作・朝霧の巫女は既にアワーズで無事完結まで運んだのですが、
途中、アニメ化大失敗とかアニメが大不誠実とかアニメ不良債権すぎとか色々ありまして不本意な絵で過ごした時期もあり、
単行本の方だけでも満足いくところまで持っていきたい、と広島流ド根性を発揮。
なんと完結から4年経ったいまもまだ単行本の修正と追加ページを描いてます
ウガーさんも根性だが、それを許すアワーズ編集長も見上げたものである。
そしてファンは既に洗練されたものしか残ってないので、ウガーさんは納得いくまで仕事してくれりゃいいさ。
ちなみにアワーズ編集長はコミケの代表の1人、フデタニンこと筆谷さん。
まあ納得しないでもないカンジ。
アニメ化進めたのもこの人だけど
さて、朝霧の巫女のほうはどうかといえば、
なつかしき巫女ブーム最中にひっそりと渋く登場し、気づけばブームはキレイに終わっていたからさあ大変。
しかし元々巫女マンガに見せかけた妖怪あるいは神様を徹底的に洗いなおしたマンガなので
結局のところはあまり問題なかったり。
現代マンガに蘇る水木しげる、みたいなものです
叩き折られた精神の柱を根性で建て直し、地獄の淵でもがきながら描いてるだけあって
修正、追加のページは怨念じみた気迫が備わっている。
現在のところ7巻まで刊行で、恒例のペースであれば1月頃に8巻、来年のいまごろに完結巻だろうか。
見事仕果たし、その上で新作をもって帰ってきてもらいたい。
…この間も百合姫やコミックヴァルキリーといった、ちょっと買いにくい事この上ない雑誌に
読みきりや表紙絵を寄稿するなりして、思い出したように生存報告をしてくれてるんですが…。
この辺も短編集にまとめといてほしいものです

芦奈野ひとし


  

なぜここがコーヒー豆の話も一度もしたことないのにカフェなどとほざいてたか、その答えがここに。
この、てろてろの世界に憧れました。
ヨコハマ買出し紀行、ロボットでカフェをやってるアルファさんのゆっくり毎日物語です
それなのに、ココはどうしてこんな内容に…。
わたしは、自分の手足の届く範囲でできることをしただけですよ。
ここはその結果です
よけい最悪じゃねえか。
町のちょっとしたことを見つけてきては喜んだり、驚いたり、笑ったりするアルファさんと、
お店にいりびたってる男の子やジイチャンやよそからきたOLでロボットのココネさんや、
あとなんか色んな人が来てはコーヒー飲みに来て話して帰っていきます。
素敵なマンガでした
で、お前は?
んー…、
だいたい同じことしたつもりだけど?
だから、それがなぜこの有様に…。
本当はマンガに関する全ての紹介を終えてから、最後のとっておきに出そうかなって思ってたんですけど、
なんかもう出しちゃいました、はい。
だいたいアルファさんもそんな感じの人ですし
まぁ、なにかにつけボケっとしてて、どっか抜けてたな…。ロボットなのに…。
けっこう長く続いたので全部を読むのはしんどいですが、
わたし的に4巻の最後のお話だけでも読んでもらえると嬉しいですね。
心や体の緊張が抜けない人、すこし時計をリセットしませんか?
というわけで今日はこの辺で。
うわーーーもーーー、
まさかの前回以上に喋ったーーー
次は十日後かな、こりゃ…。
最後はこれからの新人と、もっと評価されていい第二新卒特集。













11月6日(日) 正義と勇気のまんが道


うーむ…。いろいろ考えてみたけど、
マンガで30位まで選ぶとかムリやで?
今まで読んだマンガの数覚えてる?
やで、つったって…、
お前が言い出したことなんだし…。
ん。決めた、こうします。
順位つけて30冊とか見当もつかないので、
3つのジャンルでマンガ家えらんで、そっから名前を連ねていきます。
好きにしたらえーけど、3つのジャンルって?
現役一線級作家、期待してる新人と消されそうな新人、隠居か死んだかしてる巨匠
最語の、『巨匠』に対する敬意を全く感じられない枕詞が…。
真ん中のは一体なんなんだ。
わたしが愛する新人マンガ家は、だいたいマイナーに成功するか打ち切られるかのどっちかだから
それ単にお前が疫病神なだけじゃね?
うるさい黙れ消えろ。
まずは現役、第一線で活躍する大ベテランの皆さん。
とりあえず読めばハズレはない人たちですが、今回は有名人さんばかりです
あと順位つけるのはやっぱりヤメた。
作品に数字つけるのはともかく、作家はどのマンガが最高傑作になるかわかんねーからな。
そんじゃあ適当に羅列してくので、始めはこの人から。

冨樫義博

  

一番面白い漫画家は?
って聞かれると、わたしが真っ先に思い浮かぶのはこの人ですよ、どーしても
話の展開が、常に意外性に溢れ、それでいて説得力があり、
おまけにキャラクターの造形やセリフ回しが普遍的に受け入れられる魅力で一杯。
ダークサイドなマンガの究極理想みたいなマンガ家だろ。
幽白、レベルE、ハンターと、常に読者の思考の一歩二歩先を読み、さらにその先も用意する。
切り札は先に見せるな、見せるならさらに奥の手を持て。
どうしたらこういう仕組みで物語を構成できるんですかね?
長期連載の週刊マンガなのに後付けくささがほとんど無いなんて意味わからない
その辺が長い休載の理由なんだろうけど、ソレ差し引いてもこの魅力はな。
新刊が出ない間は他の漫画を読んでればいいわけだし。
まあ、さすがに週刊誌の新刊に2年待たされるのはもう最後にして欲しいんですが…。
あとこの人、けっこう他の漫画からの影響を隠さず使ってくるよね。
幽白の仙水さんと寄生獣の広川氏は狙ってカブせてるよね?
ハンターは伊藤潤二の暗くて怖い感じをちょいちょい降らしてるなあ。
でもまあ、冨樫にもっとも影響与えてるのはこの人だと思う。

藤田和日郎


  

世界でいちばん少年漫画のうまいマンガ家! それがジュビロ!
熱くて真っ直ぐで泥だらけの主人公、
一緒に戦う、血より強い絆で結ばれた相棒、
男勝りで意地っ張りで想いは一途なヒロイン、
旅の途中で出会ったたくさんの仲間、
悪逆卑劣の敵のボス、
これ以上ないというくらいぎっちぎちに詰まった、鑑のような少年漫画を常に提供して切らしたことがない。
王道少年漫画の正解そのものみたいなマンガ家だよ、ジュビロは。
冨樫とは逆に、漫画1年以上描かないとかになったら死にますね、絶対。
主人公も作者も、心の底から読者に正直です
面白いもの描いたぞ、読んでくれ!!!!!!楽しいぞ!!!!!!
っていう。
それだけに暑苦しすぎて鬱陶しいトコロまで来てるのが玉にキズかな。
でもまあ、タマにはいいじゃないか?
無数の傷をつけて研磨するのが、光り輝く宝石ってモンだ。
ただ、バケモノや一般被害者の殺し方が結構エグいんで、血や臓物がダメな人だけは避けた方がいいかもだね。
涙も鼻水もダラダラ流すけど、一番流れてる液体は血
バトル漫画は血を流さなきゃ熱血じゃないからなー。
で、バトルしなくても熱血し続けて冷めた事ないマンガばかり描くのが

島本和彦

  

ただのバカですよ、この人
そんな!バッサリと!
漫画バカだし、普通にバカだし。
でも、マンガなかったら生きてなかっただろうね、この人
と思ってたら、最初はアニメーターで食ってくつもりだったことがアオイホノオで明らかになる。
だからどうだって話でもないんだが…。
まぁでもこの暑苦しさでアニメもないしな、先生はマンガ選んでよかったな。
暑っ苦しく、ブレまくるけど全力全壊で突っ走り、見事ゴール…
することなくどっかで挫折するけど、でもなんだか清々しい。
マンガみたいな人生送ってるマンガ家、それが島本和彦。
名前は知ってても読んだことないって人が多そうな気がすごくします
そしてそのマンガみたいな人生をマンガにした回想録が最新作のアオイホノオ。
元はヤングサンデーで、ヤンサン亡き後はゲッサンで連載中という
いまひとつウダツのあがらない雑誌ばかりだが、燃えペン、吼えペン以上に面白いので是非読んで欲しい。
熱いだけでムダばかりの島本先生の半生は、
読むとしょうもない元気が沸くのと同時に、なんだか自分の過去まで肯定してもらえる気がします

ゆうきまさみ


  

サンデー系、仲良しおっさん3人組、最後はもちろんゆうきまさみ。
なに描いても面白くしてしまうゆうき先生はサンデーの宝!
というかこの辺3人、そろそろ巨匠と呼ばれていい域だと思うけど、
なんか生涯現役って感じでロートル扱いしたくないんだよな。
そんなゆうきまさみの最新作、鉄腕バーディはいかにもゆうきらしい、
80年代SFの魅力とキレのある小ネタに溢れた作品なワケだが、
わたし的にはやっぱり機動警察パトレイバー!
いわゆるロボットが活躍する漫画でこんなに面白いのは、これの他にはあと1作しか知りません!
このマンガの面白いところは…
面白いところは…
…特に面白いところってなんだろうな?
えー?
あー、うん。そういや掴みどころないね。
ロボットマンガだけど、特にロボットの活躍が派手でもないしね。
かといってダメダメロボってわけでもないんだけど…
一番魅力あるのがキャラクターのやりとりなんだよな。
小隊の仲間での友情(?)や人間関係(?)で出てくる掛け合いだったり、
隊長と犯罪組織のリーダーとの心理戦(?)だったりで。
でも警察がロボ乗ってロボの犯罪を取り押さえる、っていう構図があるから
パトレイバー独特の面白さってあるんだよね。
格闘戦(?)にしても、銃撃戦(?)にしても、警察の行動だから微妙に地味だっつう味わい(?)がね
(?)の多い感想だなあ…。
ほんっとーにとらえどころないからね、ゆうきまさみって人は…
でもソコがいいんだよ、きっと。
警察官であってパイロットじゃないから殺意なんて全くないし、
ロボットも国の備品であり、税金で作られたものだから私有化しないし。
リアルロボットマンガではなく、生活がリアルなロボットマンガ。
目的も、罪を憎んで人を憎まず、世のため人のため、だ。
戦力の決定的差を埋めるのは、MSの性能でもニュータイプ能力の有無でもなく、扱う者の知恵と勇気!
基本的にはお巡りさんのマンガです!
もし何気にこち亀の両さんとか居ても不思議じゃないくらいに!
そして正義の味方のマンガだな。
ちょっと古くてふわふわしたマンガだけど、いま読んでも絶対面白いと思うよ。

山口貴由

  

正義と聞いたら黙っちゃいられない。
熱い正義と炎の勇気が永遠に燃え上がる、たとえ血ヘド吐き臓腑焼かれようとも!
どんな時代にあっても決して挫けない物語を描き続ける山口貴由ここにアリ、
一生ついていきます若先生!!!
一意専心、有言実行、無言でも実行。
一つの事にこれほど真っ直ぐ、真摯に、ひたすらに突き進むマンガ家が、
いや、人間が彼の他にいるだろうか?
若先生の凄まじい所は、本人がマンガの主人公と同じくらいひたすらに
前へ前へと歩を進める輝かしい人物であるところだろう。
説得力が違いすぎる。
若先生の男ぶりはマンガのなかだけでなく、各誌のインタビューや、
雑誌巻末の作者コメントなどから窺い知ることができます。
特に巻末コメントの2行からにじみ出る闘志はそんじょそこらの偉人名言では太刀打ちできないほど!
前のめりに倒れる、という言葉がなぜこうも多用されるのか…。
さて、若先生自身はともかく、その作品の熱についてであるが。
それはもう、前のめりに倒れて、それでも立ち上がる、
そんなヒーローの姿を、背中を、とことんとことん描き続ける男のマンガばかりです。
自分よりどんなに強い敵と出会っても、挫けない心がまだ燃えている!
前のめりに倒れても、心を支えてくれるみんなのお陰で立ち上がれる、覚悟のススメ。
前のめりに倒れても、心を捧げた剣に依って再び立ち上がる、シグルイ。
だが決して綺麗事だけではすまない。
受けた恨みを返せぬやつは、受けた恩も返せないのだ。
そして現在は覚悟のススメの新作であり、同時にシグルイの遺伝子を色濃く受け継いだ、
期待と不安と一片の迷いなき最新作エクゾスカル零を熱筆中。
早くもヒートアップしすぎで、どうなることやら想像もつきません
緒戦から強化外骨格同士がグランドで取っ組み合い、
いきなり致命傷と思える怪我を負った主人公・葉隠覚悟!
今回も最後まで立っていられるのだろうか!?
前のめりに倒れても、立つ!
それが山口貴由の描くヒーローだ!

村枝賢一


  

そして、ここにも絶対に立ち上がり続けるヒーローを描き続ける男が一人。
石ノ森章太郎が生んだ最大の変身ヒーロー、仮面ライダー。
ご安心ください、全てのスピリットは完全に彼に受け継がれました
村枝賢一は別に仮面ライダーだけの人ってワケじゃないんだが、
あまりに仮面ライダーSPIRITSが感動的に正義一直線なんだな。
戦う男はなぜこうも熱いのか。
わたしは子供の頃はずっとガンダムで、仮面ライダーもRXとかやってたのは知ってたんですが、
スーパー戦隊モノとか含めて実写のって、どうしてもウソっぽくて好きじゃないんです。
どうせウソなら、全部ウソのアニメの方が正解な気がしまして
なので、友人に「これ面白いから」とSPIRITS押し付けられた時も
正直なところメンドくせえなぁくらいにしか思わなかったんだが、
読み出してモノの数分、グングン迫ってくる。めっちゃくちゃ面白え。
物語は仮面ライダー1号からZX(ゼクロス)までの10名が同時に登場して、
最強最悪の秘密結社バダンとの絶望的な戦いに挑む!
という構図をなしておりまして、
正義一直線の人やクールな正義感、荒くれ物だけど曲がったことは大嫌いな正義野郎と、
クサくてカッコいいヒーローがこれでもかと登場し、楽しませてくれます









なかでも感動的なくらいヒーローだったのが2号。
彼のこのシーン。

  

「ほほぉ・・・・ いい性能だな」
「貴様の作戦目的とIDは!?」

「正義」
「仮面ライダー2号」
正義の天才過ぎる…
本物の男ってのは、余分な言葉はいらねえんだなぁ…。
感動したよ。
また作者の村枝先生も当然のように義に厚い人でして、
コンビニとかで売ってる廉価版の売り上げを全額震災復興に突っ込むという男気を振りまいてました・
上のシーンも1巻に収録されてるのでライダー好きやヒーロー好きはぜひ試してください
ちなみに掲載紙の移動もあったため、現在は新展開の新スピリッツが連載されている。
無印は後回しにして、そっから始めてもいいかもしれない。

王欣太(キングごんた)

  


あ、さてさて。
ライダーの原作者といえば石ノ森さんですが、石ノ森さんと同じくらいに
人気の大先生、といえば横山光輝。
その代表作は鉄人28号ともうひとつ、横山光輝・三国志。
どの小学校でもブラックジャックと三国志は常に人気商品でしたよね
そして仮面ライダーSPIRITSが原作を正当に受け継ぐ一方、
横山三国志を粉砕し、乗り越えてしまった者がいる。
王欽太と、三国志マンガの最高峰・蒼天航路である。
なんといっても主役に曹操を持ってきたことで、
これまでの常識だった正義の劉備と悪逆の曹操の流れが大崩壊。
軍略と文化と女たらしの天才・曹操のバイタリティ溢れるゴンぶと人生を生誕から死去まで楽しめます
とにかくまあ破天荒な曹操で、ソレに仕える軍師たちも振り回されつつ本人らも十分規格外揃い。
見方の武将も敵の武将も人間の範疇に収まってるものはほぼなく、
無数の武将が登場しては必ず何がしかの見せ場を作って退場してゆく。
全36巻となかなか長丁場なんだが、読んでいて飽きが来ない。
12巻の極厚版、というのもある。
正史じゃほんのちょっと顔出して速攻斬られただけの武将なんかも
なんだかんだでインパクトある演出もらって輝いてるのがいいよね。
特に関羽に一瞬で斬られた顔良とかさ
袁紹の二枚看板で、官渡の大戦で死んだ顔良か。
実際ちょっとしか出番ないくせに「天下をどよもせ!」って大喝しつつ真っ二つだからな。
一瞬で負けた割には強そうな漢だった。
あとは劉備が負け戦続きの根無し草にふさわしい弱キャラだったり、
孔明が妖怪レベルのド変態で庶民の命はどうでもよかったり。
正義のヒーローはいないけど、代わりに悪の手先もいなかったね
それぞれがそれぞれの義に殉じて戦って死んでったからな。
演出は盛りに盛ってるとはいえ、史実に基づいた人物像を踏襲しているだけあって
セリフや思想の一つ一つが実際的で、それでいて熱に満ちている。
上司にしたい怪物たちが山ほどいるマンガだぜ。
実際、あの曹操の下で働かされたらわたしなんて一瞬で首切られそうだけどなー。
リアルな方の意味で

佐々木倫子


  

いいかげん暑っ苦しいにも限界があるので、
そろそろホンワカしたマンガにもスポットライトあてていきます。
佐々木倫子さんといえば、ごぞんじ動物のお医者さんの人
男が買える少女マンガ家筆頭って感じだなー。
いろんな仕事の風景と、そこにあらわれるとても変な人々というのが基本スタイルで、
実際に起こりそうな事ばかり描いているのに、なぜあんなに笑えたのだろう?
ふしぎだよね、菱沼さんとか漆原教授とかは特別枠に変な人だけど、
主人公やその他は普通にどこにでもいそうな人々なんだよね。
それとも獣医とか看護婦とかレストランとか、ああゆう笑える場面に出くわす率高いんかな?
見てるところが凡人とは違うんだろうなあ。
それに仕事風景のディテールものすごい細かいし、取材量も半端ないんだろ。
いってみりゃ、笑いどころの基本はあるあるネタだからな。詳しく知ってないと分からない。
わたし、動物のお医者さんだとヒヨちゃんに襲われて、肉をつまんでひねられる二階堂とか、
スナネズミにせっかく回し車かってあげたのに、スナネズミたちが協力し合って
数分でバラバラに分解しちゃったのと、それみてガッカリするハムテルの背中とか超大好き。
何度読んでも笑えるわ
そのへんも動物飼ってなきゃ考えが及ばないネタだな。
現実、働いてるとバカみたいに笑えるような事態ってのもときどき発生するし、
他の職場もなんだかんだで笑える瞬間ってのがあるんだろうね。
で、そういうのを掻き集めてるのかな
おたんこナースなんかは特にそういう印象あったな。
ということで、働くのが怖くて求職活動に身の入らない学生諸氏に読ませたかったと今にして思う。
社会人なんて、まあ大なり小なりあんなものである。

志村貴子

 

いま連載中のマンガ家さんだと、この人が一番好きかもー
笑える。そして上手い。絵も、話も、キャラも。
それなのに、自分がなにに対して笑ってるのかがよくわからない。
ゆうきまさみとは違った意味で捉えどころのない人である…。
雰囲気だよ、雰囲気。
フワっとしてて、でも心の内側のことよく見てるんだよね。
笑いどころも基本的に「なんでお前、そこでそんなコトいうねん!?」
みたいな、爆弾発言的笑いというかねー、変なかんじ。
小中学生の日常が、急がずゆっくり、丁寧に展開していきます
純粋な顔で心にザックりくる暴言を吐くんだ、この人のマンガの主人公どもは。
でもってソレが悪意があっての発言じゃないから、言われた方も怒るに怒れないのが可哀想で…。
泣き出しそうなのをこらえてる顔がヒサンで非常に笑える。
という、心の機微を笑いにつなげるテクニックは当代随一。
あ、特にコメディ専門ってるわけじゃないのでご注意。
狙ってるわけじゃないのに、笑えてしまうユニークなシーンがとても多いというだけです
それだけキャラが生き生きしてるってことで。
しかも主人公より脇役のが魅力的な気もするし。
つってもまぁ地味なんだけどね、基本的には。
でも、青い花はガチレズ物語だし、放浪息子は女の子になりたい男の子と、男の子になりたい女の子のお話ですから、
こりゃもうどうしようもないくらいアレなお話ばっかですよ?
上の7巻の表紙絵、右は男の子ですからね、みなさん
かといって男の娘的な楽しみ方するものでもない。
女装趣味がバレてクラスでイジメられる、避けては通れないハードな展開もちゃんとこなす。
そういうところは現実的なんだな。
でも必要以上に毒含んだり暗黒面に囚われたりしないで、
どうにか関係を改善して明るく楽しい学校生活に回帰すんのね。
青春時代が残念だった人にはちょっと信じがたいよね
それは実体験からの意見だろうか。
子供たちが壁にぶつかると、ドコからか現れる大人たちが短くて説得力あるアドバイスをくれたりもする。
ああいう気の利いた大人になりたいものである。

鬼頭莫宏

  

一方、必要以上に毒を含んだり暗黒面の最下層に着陸したりするマンガ家の筆頭みたいな人がここに一人
なにがイヤだって、地球壊滅とか全員死亡みたいなオチが妥当と思えるような過程をきっちり踏まえていって
納得できるよう展開した上で破滅の結果を提示するのでツライ。
市民の手は汚れてるだの、人が人を救うときでも犠牲はつくんだな、と上辺でなしに了解してしまえるのが遣る瀬無い。
後味のいい兵器みたいな人ですよ、この作家さんは…。
暗いのに面白いから途中で投げ出せないし
最後の最後に希望の萌芽のようなものを提示してくれるので、
おさき真っ暗闇というわけじゃないのが救いか。
絶望的で不可抗力な状況下、子供たちに真心込めて教育を授けていく大人たちの姿もまた憧れる。
常に命の軽重を迫るマンガ家だ、若いうちに読むといい。
…致命傷のトラウマ背負って根性ねじれまくりそうなんですけど
そういうこともあって初期作のヴァンデミエールの翼が一番バランス取れてると思うんだよなあ。
主人公は人形の娘だから命の重みに多少はクッションつくし。
動いて喋る人形だからこそ、人間の体を求める彼女たちが見ていて切なくもあるのですが…。
それにしても鬼頭さん、色々あったけどどうにかこうにか世間に受け止めてもらえてよかったなあ

PEACH-PIT

  

そんで動く人形マンガといえばもう、
もちろんローゼンメイデン。
幻冬舎とケンカ別れした時はどうなるものかとヤキモキしたもんだ。
まあヤンジャンでなら途中で消されることもあるまい。
わたし嬉し過ぎてうっかり集英社からでた新装版ぜんぶ買っちゃったよ…。
普通に幻冬舎版もってるのにさ
オタクは喜捨が大好きだからな。
ローゼンはアニメで一気に知名度広がったパターンだなー。
おかげでわたしも知ったんだけどね。
麻生太朗ですら読んでるマンガをわたしが読まずしてなんとする、と
しかし別作品のゾンビローンやDearSの名前はあまり広がらないのが残念。
けっこう面白いヨ?
最初アニメから知ったから意外におもったけど、ももたね先生は哲学がきっちりしてるよね。
単に萌えだけでおしまいにしないというか
そもそも狙って萌えさせるような演出いれてんじゃなくて、
普通にキャラと絵柄に魅力あるからかわいげあるのであって。
そのへん誤解されたくないファンは沢山いると思います。
でなきゃ「生きるって、戦うってことでしょう?」なんてセリフは出ないはずですよ
エレファントカシマシの宮本浩次の座右の銘でもあるな。
真紅はどっかでエレカシのアルバムにでもハマったんだろうか…。
あとSFやオカルトの造詣が深いのもね。DearSは特にそう
名前だけナメて連呼するんじゃなくて、ちゃんとわかっててやってるのがSFファンとしても嬉しかったな。
ダメな主人公が徐々に強くなっていく過程や、町内の楽しい雰囲気も良かったし、
DearSふくめて電撃ガオの連載マンガは何気に質が高かった。
ももたね先生はローゼンメイデンも救われたことだし、
いちいち宣伝しなくても十分広まってるから安心ですけど、
今後も妙なヨコヤリに悩まされることなく頑張ってってほしいなと切に思います

あずまきよひこ

  

で、電撃といえばこの人
電撃大王で最大の看板作家なのに、この人だけ浮いている…。
不思議な事態があったものである。
ダークウィスパーも相当浮いてるヨ
まぁそうか…。過去にも宵闇とかあったし。
適当なんだろうな、編集方針が。
あずまんがキャラも適当な人間ばっかなので、
本人もそうとうテキトー… に思わせといて、
多分すっごい神経質だろうね、この人
よつば背景の鬼みたいな描き込みは何なんだろうな、一体…。意地か?
そしてソレ以上に、毎月おそろしいほどキレイに決まるオチ。
いちどネーム状態で見てみたい。すごい上手そう。
冨樫みたいな?
ネーム状態での掲載は望んでないです…。
まー、この人もね、いちいち説明しなくとも皆さん十分ご存知ですので細かいことは申し上げませんが、
なんといっても4コマという形式をここまで再開発したのはすごいよね。
後世の人がマンガの歴史に名を残すしかないだろうなってくらい
無数にあるきらら関係の人々は感謝してもし足りないな。
そして作り上げた4コマの技術をさっと切り替えてストーリーマンガにはいるあずま先生はかっこいい。
よつばと!はいつまでも続いて欲しい…、
けど他の作風もみてみたい。
今もこれからも特に楽しみな作家さんです
加えて色々な形でサポートしてるデザイナーの里見さんも楽しみだ。
この人が装丁なんかに絡んだ本は、多くが淡白ながら質が高いからな。
さて、以上で一線で活躍するベテラン作家のみなさんを紹介しました。
まだ他にもたくさんいるんですが、いつまでもやってるとキリがない…
と思ったんですけど、一人忘れておりました

米原秀幸

  

最後の最後にものすごい濃いのが出てきたな…。
古くからのチャンピオン読者の皆さんにはジャンプで言う冨樫、鳥山に匹敵するスーパー作家さんですよね。
チンピラとチンピラが殴り合って、ロックでパンクでバイクでドラッグ許せねえ!なマンガ描かせたら日本一!
という少年チャンピオンを体現したような人です
ただしケンカ全国統一とか、関東暴走ツッパリ伝説とかのノリのヤンキー漫画ではない。
ケンカ好き高校生が色々と事件に巻き込まれるうちに、なんか知らんが麻薬組織撲滅してたりするんである。
そんなウダウダやってるヒマはねぇ!が終了したあと
チャンピオンで連載が始まったのがフルアヘッド!ココという海賊マンガです。
これがとても面白かった!
んだが、ものすごく運の悪いことに、これの連載開始直後にジャンプでワンピースが始まってしまう。
力は弱くて泣き虫だが、真っ直ぐでへこたれない少年がぐんぐん力をつけ、
次第に世界に隠された謎や冒険の海原に向かってゆく…
というネタの大まかな流れまでモロ被りの不運ぶりである。
尾田先生も米原先生も超一流の作家ですし、どちらかがパクったなどとは思いません。時期的にも不可能でしょう。
ただ、チャンピョンとジャンプの違いというだけで、これほどの扱いの差は…。
時期が悪かったの一言だけで片付けるには、あまりに惜しいマンガなのです
当時のチャンピオンにしてはまだ扱いよかった方だけどな…。
それでも、ワンピの史上最強の無双ぶりを見せ付けられるたび、こう言いたくて仕方ないのだ。
ワンピースと同じくらい面白いマンガもあったんだぞ、と。
打ち切りに関しては悪魔超人もドン引くチャンピオン編集部ですが、
ココに関してはぴっちりと完結まで連載しているので、その点はご安心ください。
29巻もありますけれども…
米原先生は必ずエンディングまでもってってくれるし、
登場キャラもヤラレ役や名無しのザコをほとんど出さないから、
最後まで読んでもガッカリした!ってことがないのがイイな。
安定して楽しませてくれる大作家。
と言ったところで、今度こそベテラン先生篇は終了〜。
うわー、なんか今回めっちゃめちゃ喋ったー
なんか途中から何しゃべってんのか自分で分からんくなったわ…。
次は大御所と寡作のベテラン篇の予定。













10月29日(金) ゲームの思いで 10位〜1位


そしたら今日は1位までちゃっちゃと行きますよー!
これまでは

30位・CoD4       29位・FF12
28位・ゼルダ神トラ   27位・連ザ2
26位・キラー7      25位・エリーのアトリエ
24位・かまいたちの夜 23位・バイオ4
22位・FFT         21位・Gダライアス
20位・デモンズソウル  19位・ドラクエ3
18位・FF6         17位・ヴァンパイアセイヴァー
16位・月華二幕     15位・ワンダと巨像
14位・ベイグラント    13位・ICO
12位・FF3         11位・レイストーム

という展開。
それでは10位から。




第10位


   

ときめきメモリアル
〜foever with you〜


発売 コナミ
開発 KCE東京/バーチャルキッス
ディレクター 三品義徳
作曲 メタルユーキ
好きとか嫌いとか、最初に言い出したのは俺たちだー!!!
ゲーム業界初の熱狂的オタクを生んだギャルゲーの始祖、ときめきメモリアル!
いや、あきらかに卒業とか同級生とかのが先だけど…。
当時のコナミはオリジナルをウソ呼ばわりして自分が起源を主張する
韓国じみた面の皮の厚さがありましたね
今も怪しいもんだが。
それにしてもこれはアレだ、
買うのが俺史上もっとも恥ずかしかったゲーム。
隣りの隣りの町まで買いにいったぞ。
必死だな…。
でもまあ、それくらいは必要な時代背景でしたよ。
しかもあの時まだ中学生くらいだったし
きらめき高校入学がバレたらその後の生活、公開処刑もんだったよ。
購入にもプレイにも、慎重を期したなあ。
そして見事に全キャラクリア達成。
もうね、凄いよね、あのころの情熱
ある程度データの応用きくとはいえ、今の紙芝居ギャルゲみたいに
Ctrlキーでセリフぶっとばすなんて生ぬるい手段なかったからな。
一人アタマ最低でも5.6時間、毎回早乙女妹とヘルメットの爆弾処理に愚痴りつつ、
デートの待ち合わせにスキー場でも海水浴場でも現場で待ち合わせる主人公に
なに考えてんだコイツとテレビに向かってツッコミつつ、
告白させもさせたり13人。
詩織は確かに手ごわいが、攻略本抜きで伊集院捕まえるのはメチャメチャ大変だった。
当然、ネットなんてまったく考えられない時代の話。
前述の通りの厳戒態勢プレイだったので、情報共有の相手もいないし。
無知な庶民に教えてやろぉおう!!!
とか言ってたキザ男系ライバルキャラが実は女でしおらしく告白しにくるんだから。
もー、あの落差は歴史に残るくらい見事なツンデレ
伊集院の電話ネタがどれだけ豊富か確かめてただけだったんだが、
妙にフラグたってくるんでおかしいとは思ってはいたものの…。
やるわ、コナミ。さすがPCE版グラディウスII開発チーム。
なんだかんだ、キャラ人気だけじゃなくてゲーム部分もしっかり面白かったよね。
あと派生ゲームがやたらめったら多かったのもときメモの特徴かな
まずテキストアドベンチャーのドラマシリーズ3部作だな。
小島秀夫のチームが担当しただけあって中身もガッチリしてる。
真のときメモラーには一部不評らしいけど、
わたしは本編よりスキだったなあ。特に彩。
あとはパズル玉だのクイズだの、キャラさえでてればどうでもいい様子のゲームも
今にして思えば冠番組持ったお笑い芸人みたいだったな。
ゲーセンにもなんかものすごいの出てたろ。なんかマウスみたいなの使うやつ。
あったあったあった! 教えてユアハート!
何が凄いって、マウスみたいなセンサーの手のひら乗せて、
それで指先の発汗量や脈拍はかってデートの結果に影響するヤツ!
クリアするには心拍数のコントロールが必要って、
波紋ですかァ!? 波紋をマスターしろってことですかァアアア!?
セガでもよーやらん領域に全開で踏み込んでったんだから、
当時のコナミの舞い上がりぶりがよく分かる…。
そして現在、全てはラブプラスへと受け継がれてた訳ですが。
もうときメモはシリーズ完了ということなのかな?
最新作がおととしに出てたよ。
PSPの4、はもっと前だよね?
ガールズサイドとか、そういうこと?
いや、パチスロ。
そういえば、ハデに転んだ3はファンド組んで信者からハデに巻き上げてたなあ。
………。
なんかさ、闇金ウシジマくんに出てくる、
ブランド品や男に貢ぎすぎて借金で首が回らなくなって風俗に売られたOLみたいでヤだな…

第9位


   

Romancing Sa・Ga2


発売・開発 スクウェアソフト
ディレクター 河津秋敏
作曲 伊藤賢治
いかん、ときメモで熱くなりすぎた。
サクサクいきましょう、9位はロマサガ2!
RPGではこれが最高位です
なんかつい最近コレについて語ってた気がするんだが…、まあいいわ。
好きな手順で世界を回れるフリーシナリオこそロマサガシリーズの極みだが、
皇帝になって世界統一ってのが良かったな。
皇帝って言ったら、普通のRPGじゃたいてい成敗されるほうだったのにね
移動やアイテム購入に制約ないし、シリーズのなかでも特に自由度ものすごかった
FF2のセルフパロディでもあったんかな。神の関係も深いし。
ま、なんやかやでEDに共和国制へ移行するあたり細やかだね。
思えばFF2のシナリオもそんな雰囲気だったなあ。
ステータスの成長の仕方もFF2の延長だね。
経験値であげるんじゃなくて、戦闘で選んだコマンドに応じて性能が鍛えられるってスタイル、
明らかにレベル制度より納得いくのに、なんで主流にならなかったんだろ?
それでゲームバランスとれるのが河津チームくらいのもんだったんじゃねえの。
ロマサガ2で技閃きと陣形とクラス、それにLPが一気に導入だったか。
あれで戦術と戦略の両面から戦闘がダントツに面白くなった。
おめぇ…、戦略、戦術、そして戦闘…
すべて三拍子揃ってるぜ!
うるせぇな! 言った瞬間俺もヤバイって思ったよ!わかってたんだよ!
まーまー。
SaGaはいっつも戦い方に他が真似できない工夫を盛り込むけど、
その方向性が大きく決まったのがロマサガ2だったかな
発想ひとつで大きく戦局をくつがえせる戦闘、
物語が幾らでも広がっていくフリーシナリオ、本当に面白かった…。
なんつうか、織田信長とか曹操とかそういう天才的絶対権力者の爽快感もあった。
ほんとはロマサガ1のリメイクにあたるミンストレルソングかどうか迷ったんだけど、
やっぱコッチかなーって感じで。
ムービーや声優のいないRPGはコントローラ離す暇がないくらいに集中できますね
ちなみにアンリミテッド:サガは、わかってくれば多少は面白い、とだけ言っておきたい。
その心境までたどり着くのが超大変なのだが。

第8位


   

ANUBIS
ZONE OF THE ENDERS


発売 コナミ
開発 小島プロダクション
ディレクター 村田周陽
アヌビス…。
これほど前作の悪評に足を引っ張られたゲームもないと思う
無印はアクションと各デザインだけやたら作り込まれてたくせに、
肝心のゲーム性の部分で同じような町並みを延々とパシリつづけ、
同じような性能の敵を黙々と倒し続けるとゆー見事なクソゲー、自業自得だ。
しかし、アヌビスは違う! 違うのです!
その爽快感は、想像を絶する!
無数の、ゴミみたいなミニザコを数百のレーザーで一瞬にしてなぎ払う、
人型のザコをコンボで刻んで氷の大地に叩きつける、
巨大専用ビームランチャーを亜空間から召喚して装備、艦隊を撃滅する…
こう! ロボットアニメの最強装備で最終決戦に挑み続けるようなクライマックスを、自分の手で扱える感覚!
主人公も前作の14歳ウジウジ系引きこもりウザキャラから
ガテン系イケイケ元ヤン兄さんにチェンジ、投影キャラとしても爽快感が220%UPでございます
しかも声が井上和彦なので、もしジェリドがカミーユに出会わなかったら
コレくらいの絶好調男だったんだろうナァ、とか思ってしまう。
ヒネたところは山岡さん譲りだよね
やめろ、これ以上井上和彦に捕らわれると和彦ゲーと思われてしまう。
今回は主人公がゴリ押し系ということで、シナリオ方面もかなりの暴走具合。
兵器満載の暴走列車を追い越して体張って止めろ、なんてシーンもある。
旧型兵器に乗った数十機の仲間たちを助けながら数百機の敵新鋭機をほぼ一機で守りつつ侵攻しろ、
なんていうムチャな要請もありました。
レーダーマップに敵機を示す赤い光点が文字通りの津波となって迫ってくる様子は笑えます
パっと見でムリだろコレとしか判断できないが、そこはそれ、
愛機のジェフティがゲーム崩壊レベルに高性能なのと、
それまでに手に入れた多数の殲滅兵器のおかげでストレスなく達成できるようになってる。
こういう塩梅が当時の小島プロは神がかっていたものだ。
もちろん頭を捻るところ、テクニックが求められる所もあってゲーム性も十分骨があります。
強いて難点を挙げるとすれば、最後の最後のボス戦が超作業ってところですかね。
なぜここだけ?ってくらいにつまんない戦いなのでガッカリなさいませんよう
ま、ANUBISはあれだ、百万言を弄するよりもオープニング見るのが最も手っ取り早い。
これでピンとこなけりゃどうしようもないな。
このオープニング、ミンサガのOP並みに何回見ても飽きないんだけど
ゲームの内容を全部喋り切っちゃうのが困ったところだよね…

第7位


   

零 〜紅い蝶〜


発売 テクモ
開発 project ZERO
ディレクター 柴田誠
パンツが見えそうなのに見えない
オイちょっとこっち来い!全力で修正してやる!!
えーと、移動方法はバイオで、攻撃する時だけカメラを使ったFPSになるという
不思議なホラーゲーム、零の第2作目になります。
攻撃する時、幽霊の迫ってくるのをじっとみつめて待ってなきゃいけないんですよね。
ヒドイわー
怖い、
だが美しい。
これほど幽霊が納得できるよう表現されているゲームは他にない。
気配というか、瘴気というか…。
普段は霊感とか鼻で笑ってる人間ですけど、このゲームばかりは感じずにはいられません…
実際、このゲームをプレイしだすと、決まって部屋の蛍光灯が…
まあ今その話はいいか。
何気に、製作時には必ずお祓いに『行かない』んだそうである。
呪い上等、むしろ箔がつくって勢いなんだって。清々しいほどにバカだね。
まぁそんなこんながあって、霊の雰囲気がもう、バチバチ放電されてます。
ゾンビ系のグロホラーが嫌いな人でも楽しめるかも
部屋暗くしてヘッドフォンで雑音遮断すれば、夏場でも寒気が走るからなあ。
舞台は遠い昔、地図から消えたといわれている謎の山村、皆神村。
朽ち果てた屋敷が佇む廃村に、双子の姉妹が迷い込んだことで明けない夜の帳が下りる――
という感じで、イメージは極端に作りこまれたお化け屋敷だろうか。
操作するのは澪という妹の方なのですが、
一緒に行動するNPCでお姉ちゃんの繭がひょいひょいと悪霊にのっとられては村の中をさまよってしまうタチ悪なので
お姉ちゃんに引きずられるカタチで時に単独、時に守りながら村の秘密、伝わる呪いの儀式の謎を
解き明かしつつぽてぽて探索する、という流れになっています
どの屋敷も障子は破れ、室は荒れ果て、歩けばギイギイ鳴らす廃屋ばかり。
しかし、和風の丸窓から冴え冴えと差し込む月光や、角度の急な階段など、
どことなく身に覚えのある『バアちゃんちの田舎』然とした風景が臨場感を掻き立てる。
夜の田舎の怖さ、思い出す節はないだろうか?
そしてこの急な階段こそが攻略の鍵なのです!
階段?
そんな仕掛け、なんもなかったぞ?
まず、お姉ちゃんといっしょに2階にあがります
ふん。
今度は澪が先行して、後ずさりしながら階段を下りていきます。
このとき、カメラ主観モードに切り替えておきます
ふんふん。
そうするとお姉ちゃんが後について階段を降りてきますので、
あとはそのまま距離感を遠めに保ちつつシャッターを切ってください。
キレイなお姉ちゃんのパンツ写真が撮影できます。
急階段の助けも意識してアングルとるとより鮮やかに決まりますよ。
最初は難しいけれど、考えながら撮影すると徐々に思い通りの写真に決まる、
時には思った以上のものも…。
カメラって、とっても面白いものですよね!
パンツの攻略極めてんじゃねえよ!!
ってローアングル狙いながら階段バックで降りてたら、
一番最高のタイミングの時にランダム発生のザコ幽霊がカメラの目の前で発生してさあ、
アレはホント、あまりにも怖すぎて絶叫したわ…。
人生で最大にビックリした瞬間。ガチで心臓止まるかと思った
止まればよかったのに。

第6位


   

グラディウス


発売・開発 コナミ
ディレクター 町口浩康
作曲 東野美紀
6番手は宇宙を丸ごとつれてきた、横スクロールシューティングの英雄であるグラディウスさんです。
グラディウスの新作出るたび、とりあえずポーズかけてコナミコマンド入力するのをやめなさい
どのグラディウス? 初代?
えーーーと、
……全部まとめてじゃいけませんかね?
それはさすがに卑怯すぎるだろ…。
衝撃の初代、斬新かつ完成されすぎたII、今度はやりすぎたIII、
かと思えば日和すぎたIV、見事な外伝、異端児すぎるV、と、
どれ一つかけてもグラディウス・サーガは成立しないんだよね
Iから外伝までそろえてるPSPのポータブルは、画面がちっちゃくなければな。
あと、あの十字キーやパッドでシューティングはさすがに気が狂いそうになる。
グラポタはわたしが一番好きな、井内さん製作のグラXが収録されてないのが惜しい!
XはハードがPS2だからさすがにムリだったと分かっちゃいるんだけど…。
それ以外はイイ仕事だったね、グラポタ
で、結局初代を繰り返してしまう。
すべてが衝撃的でしたから、とにかく。
特にレーザー装備した瞬間からもう、それまでのシューティングと次元を隔するくらいの面白さ。
当時はシューティングといえばボタン連射が絶対条件みたいなトコあったのに、
一撃でザコ編隊ひとつがまるまる撃滅だからね、やみつきですよ
おまけに分身攻撃するオプションを装備すれば、攻撃力が一気に2倍3倍、4倍まで行くからな。
ゼビウスから2年、スターフォースの翌年とかの時代、
狙ってショット撃ってたら、いきなりレーザー薙ぎ払いである。
おかげでわたしは今でもビームの威力<<<<∞<<<レーザーだと思っています。
それとメカや背景のデザインの面でもグラディウスは革命児でしたね
イメージはガンダムからZガンダムへの進化だろうか。
過去の物を否定せず、その意匠を継いでいるにも関わらず独創的でかっこいい自機、敵機。
モアイなんて今じゃキチガイ雑誌ムーくらいでしか見ることはないが、
あのころに宇宙とモアイの組み合わせの謎っぷりは神秘めいていたのだ。
宇宙の活火山、謎のモアイ、天井に張り付いた逆火山、アメーバ的宇宙生物…。
変な世界なんですけど、妙な説得力もあったんですよ。
だから今でもIは余裕で遊べるし、もっとも正当進化した外伝はファンじゃない人にも自信もっておすすめしたい一本です
Xはちょっとマニアックなのでな…。
いや、ちょっとどころではないか…。
そして、そーゆーのが好きなのがわたしなのです…
悔しい…、でも…

第5位


   

電脳戦機バーチャロン
オラトリオ・タングラム


発売 セガ
開発 AM3研
ディレクター 亙重郎
作曲 小山健太郎
いよいよ5位まで来ました。
高い技術とコアなゲーム性、だけどバクチが大好き、
そんなセガの最高の仕事、オラタン。
ほとんどが奇跡のようなデキ
ロボットとロボットが、音速で交錯しながらビーム、レーザー、ミサイル、ボムその他を撃ち合い、
接近距離に入ればビームサーベルやビームトンファー、死神の鎌、ガンダムハンマーで斬り結ぶ、
なんかもうロボアニメファンを精確に殺しに掛かってくるほど狙い済ましたゲーム。熱い。
ロボットを操作するってジャンルは、ポリゴン時代に入ってから一気に増えました。
四角くなっちゃうポリゴンと相性が良かったんでしょうね。
PS1は初期からスペースグリフォンやキリークザブラッドといった小粒なタネが撒かれ、
そしてPS1にアーマードコアが、サターンにはガングリフォンが誕生しました
どちらも良作であるが、総じて操作が厄介で動きがドン臭いという面をもっていた。
まあガングリなんかはそのあたりが戦車の進化ぶりを味わえて良かったんだが…、
『アニメで見たロボット』を操縦できる感覚とは程遠い。
ナムコのサイバースレッドやバンプレストのメガチュードといった惜しいクソゲーも出るには出たんですが、
まあ、まだまだかな…… と思ったところで颯爽と現れたのが初代バーチャロン。
物語の中のオペレーションムーンゲートという作戦名からOMGなどと呼ばれています
バーチャロンの登場はバーチャファイターよりも衝撃的だった。
トリガーの撃ち分けで3種の武器を使い分ける戦略性、
ボタン一つでダッシュ機動する直感的アクション、
ツインスティックをガチャガチャすることで飛んだりしゃがんだりするなんかガンダム操縦してるっぽさ、
求めていたものが遂に出た!という感覚である。
コクピットみたいなアーケード筐体も雰囲気よかったですね。
そして全ての行動にキャンセルがかかるゲーム性は対戦をこれ以上なく熱くさせ、
全国の中規模ゲーセンで一部熱狂的ファンに延々と遊び倒されました。
当時を知る人なら前ビ、八つ橋、カゲロウ、ガード保存、旋回保存といった用語も懐かしいと思います
そういう頭おかしい系スラングが生まれる熱気はストIIなんかにも通ずるところがあるな。
で、OMGをさんざん遊び倒していたところに続編生まれる。
電脳戦機バーチャロン・オラトリオタングラム。通称オラタン。
名前の意味はわからないが、とにかくすげえ期待した。
ただ、かつてない最高傑作ロボゲーOMGがまだまだ研究途上でしたので、
正直コレちゃんと作ってもOMG超えるのムリだろうなー、みたいな思いはありました。
そして発表から数ヵ月後の稼働日、
MODEL3特有のキラッキラしたテカテカCGの中、とりあえず最初は絶対にコレと決めていたサイファーに搭乗し、
緒戦のテムジンと相対する。
お馴染みゲットレディの掛け声と共に戦闘が始まる。
よく覚えてます。ダッシュボタンに手をかけた瞬間、興奮が爆発しました…。
音が、スピード感が、爽快感が、想像していた通りの方向性で、想像していた以上の品質で、最高に進化。
派手にビームを撒き散らし、雄々しく空を飛び回り、ターボ攻撃という必殺技めいた新機能まで装備、
なにより、それまで近接攻撃は正面からガチガチ獲物を振り回すしかなかったのが、
オラタンからはダッシュ移動からそのまま袈裟に斬って捨てるダッシュ近接を導入、ゲームがアニメを越えた瞬間でした
そして「このゲームに全力を尽くす」と決めた瞬間でもあった。
3戦目のフェイイェンに苦戦してた時だったろうか、隣のシートにメガネのデブのオタクが座る。対戦開始である。
ツインスティックの握り方を見てすぐわかりました。
「コイツもバーチャロンに全てを捧げた人間だな」と。
まだ稼動したて、操縦も覚束ない者同士の戦闘などチワワのケンカにも劣るおっかなびっくりさでしたが、
それでもやはりOMGをくぐり抜けたパイロット、引き合うように近接戦に持ち込み、
ビームサーベルとビームトンファーのせめぎあいに!
(*サイファーの紙装甲でトンファーの前に立つのは自殺行為)
一瞬の交錯に3回のキャンセルがからみ、一瞬の読み間違いで一撃を貰う。
そして案の定、一瞬にして半分以上の体力を消し飛ばされて膝を折る俺のサイファー。
しかし、その一瞬こそがバーチャロンの真価であった。
負けはしましたが最高に面白かったです。
その彼とは結局ソレきりでわたしの負けっぱなしのまま10年が経ってしまいましたが、
わたしの中でオラタンの火はまだ終わっていません。
別に続編のフォースがどうしようもない失敗作だとか、
PS2移植のマーズがソレをさらに下回る失敗以下などといってるわけではありません
ビンビン伝わってきてるよ…。
昨今になって、斑鳩と同じくオラタンも360でDL配信されている。
しかも全バーチャロイドパイロットが熱望した高速ネット対戦つき。
ドリームキャストで、電話回線で戦っていた頃を思えば隔世の感がある。
戦場にはもはやニュータイプか強化人間しか残ってないと思うので
全くの初心者が飛び込むにはかなりの敷居の高さになってしまってると思いますが、
逆にいえば「あ、ニュータイプってほんとにいるんだ」ってのを実感できるかとも思います。
強い人同士の対戦は、本当に何がなにやら分かりません
つーても、うちはまだドリキャス版が堂々と稼動してるんだけどな…。

第4位


   

メタルギアソリッド4
GUNS OF THE PATRIOTS


発売 コナミ
開発 小島プロダクション
ディレクター 小島秀夫
作曲 ハリーグレッグソン・ウィリアムズ/戸田信子
日本発、世界のゲーム。
メタルギアソリッド、その完結編
11年目の完結だったな。MSXのメタルギアから数えれば20年か。
このゲーム、ほんとよく完成させたと思う。
もう3年以上前のゲームになるけど、まだグラフィックもサウンドも一線級だよね。
さすがにFPSあたりと比べると厳しいけどさ
国内ソフトじゃFF関連くらいだろ、抜かれてるの。
デモシーンの迫力ならまだまだFPS相手にも引けを取らんぜ。
とにかく、迫力。その一言。
ずっと追い続けてきたゲームと、その主人公の生き様が、
これほど豪華な幕を閉じてくれたことが、わたしにはこの上なくご褒美でした
豪華すぎてプレイヤーが操作する時間が少なすぎる、なんて話も聞こえてくるが、
まあその辺はMGSの伝統みたいなところだ。
ビクつきつつ背景に溶け込みながら進む初回プレイではこれ以上長いと精神に悪い。
ゲーム性そのものはオンライン対戦モードのが本番かもね。
突き詰めれば決まりきった行動をとるAIよりは対人戦の方が、そりゃ面白いわけで。
あとオン対戦でスネーク役来たとき、他の人を騙せると最高に優越感
背景に溶け込むとさっき言ったが、今回のスネークの装備は
周囲の環境に合わせて迷彩模様を変えるオクトカムスーツ。
これが忍者の壁に溶け込むアレみたいにものの見事に消えうせ、
1人がスネークで他のプレイヤーが全部敵になる対戦モードでは
溶け込みつつ闇討ちを掛け、また消えるという緊迫感溢れる遊びが出来る。
まぁ他にも楽しめる部分は山盛りありますし、デザインやモーション、サウンドの素晴らしさを語りだせば
2度3度夜が明けてもまだ語り続ける自信があるのですが、
とりあえず一言、大好きなシリーズが完全な有終の美を飾った、ファンへの最高な贈り物でした
その分、初心者は置いてけぼり確定なので旧作プレイをぜひともおすすめしたい。
努力に見合うブンだけの感動は保証しよう。
といったところで4位はMGS4、
そして3位スーパーマリオ、2位斑鳩と発表済みなので
ようやく1位です! 長かった!

第1位


   

メタルギアソリッド


発売 コナミ
開発 KCE Japan WEST
ディレクター 小島秀夫
作曲 TAPPY/村中りか
てことで、MGSのはじまりの物語、メタルギアソリッド。
日本ゲームの英雄ソリッドスネークの誕生です
このゲーム、ほんとに繰り返し遊んだなー。
たしか無線含めると台本が電話帳3冊くらいになるとかいってたけど、
あの頃はほぼ全部のセリフ覚えるくらいやり倒したよ。
今でも7割くらいは覚えてるんじゃないかな
どーでもいいことまで覚えたな。タバコが肺ガンに関与する仕組みとか。
タバコに含まれるベンゾピレンが体内に入るとBPDEに変質し、
それが肺のP53遺伝子と結合することで肺がんになるんだよね。
けど、化学式を理解しても、タバコの良さは分からんよ?
そもそもタバコやらない俺らには縁のない話だ。
中国式のことわざにも妙なのばかり覚えたりしたな。
鳥の将に死なんとするやその泣くや悲し、
人の将に死なんとするやその言うや善し
死ぬ間際の人の言葉には耳を傾ける価値があるって意味。
高飛の鳥も美食に死す、深泉の魚も芳餌に死す、というのも好きだったな。
意味は欲張るなってこと
言葉だけ覚えても身についてないが。
そういう知る必要ない部分まで突っ込んでったな。
あれだけ引きずり込まれた魅力はどっから出たんだろうか。
あれはスネークの魅力だと思うよ。
おっさんで、世界を託されたスパイで、ちょっと会話にウィットがあって、でも孤独。
そんなスネーク相手に、敵も見方もしょっちゅうスネーク!スネーク!よびかけてきてさ、
スネークは頼りがいある男だし、ソレを実際に操作してるプレイヤーもなんかその気なってきて、
本当にアクション映画の主人公になった気持ちで最後まで気分よく遊ばせてくれたんだ
いい映画を何度繰り返し見ても飽きないように、
MGS1も10回繰り返しても飽きなかった。
そういやあの頃の小島秀夫はインタラクティブの魔法って言葉をよく使ってたのを思い出す。
何かボタンを押すと、画面のキャラクターが何か反応する、
それだけは映画にもアニメにも絶対にゲームが勝ってる最強の武器だから最大に利用する、みたいなことを言ってたね。
あとコントローラから手を離させるなって
ゲームっていうのはプレイヤーが自分の意思で操作しないと全く先に進まない、
だから絶対にプレイヤーがコントローラーを放り出さないように作らないといけない。
凝った演出もストーリーも設定も、全てはそのためだけにある、って。
今も変化しない真理だと思うよ。
そのわりにはMGS4は演出長すぎるけど。
MGS1は容量的に長すぎるの詰め込めないのが逆に良かったのかもね。
簡単に見つかったら袋叩きにあう恐怖と緊張感、
かっこいい主人公、頼れる上司や助け合う戦友や弱虫な友達、
むちゃくちゃな敵ボスや因縁深い敵のリーダー、謎のサイボーグ忍者、
進めるほどにどんどん緊張感をますストーリー、終盤のどんでん返しと大逆転、
あとは政治と軍事企業や核兵器の所持と保存への社会提議もあったね。
うん、本当にサービス精神に満ち溢れてました。
わが人生、最高のゲームです








以上、1位が決まったところで

30位・CoD4       29位・FF12
28位・ゼルダ神トラ   27位・連ザ2
26位・キラー7      25位・エリーのアトリエ
24位・かまいたちの夜 23位・バイオ4
22位・FFT         21位・Gダライアス
20位・デモンズソウル  19位・ドラクエ3
18位・FF6         17位・ヴァンパイアセイヴァー
16位・月華二幕     15位・ワンダと巨像
14位・ベイグラント    13位・ICO
12位・FF3         11位・レイストーム

10位 ときめきメモリアル
 9位 ロマンシングサガ2
 8位 ANUBIS
 7位 零 〜紅い蝶〜
 6位 グラディウス
 5位 電脳戦機バーチャロン・オラトリオタングラム
 4位 メタルギアソリッド4
 3位 スーパーマリオブラザーズ
 2位 斑鳩
 1位 メタルギアソリッド1

というランキングであった。

今回たまたま圏外だけど大好きだぜ!ってのが、

サンダーフォースX  トトリのアトリエ
ガーディアンヒーローズ  悪魔城ドラキュラX月下の夜想曲
ストリートファイターIII3rd  パンツァードラグーンツヴァイ
ヴァルキリープロファイル  戦場のヴァルキュリア
機動戦士ガンダムジオニックフロント  ポータル2
餓狼伝説MOW デビルサマナー・ソウルハッカーズ  
ダライアスバースト  ロマンシングサガ・ミンストレルソング
アトラク=ナクア  エースコンバット2
バルーンファイト  スターフォックス  スーパーメトロイド
あとなんかGBのバットマンがすごい忘れられない




多。つかGBかよ。
あとエロゲーさりげなく混ぜるな。
うーん、やっぱり振り返るとどーしてもメカモノが多いなー。
いくらなんでもそこまでメカ好きだったかな、わたしって…
さて、アニメ、ゲームときて次は? やっぱマンガ?
う…。マンガは単価が安いぶん数が多すぎて30とか絶対絞りきれない…
かと言ってこのペースで100位までとか時間たらねえぞ。
誰だよ、3日から4日とかいってたのは。むしろ普段よりペース遅いじゃねえか。
ソレがやっぱりですねぇ、好きなものを語るには時間がかかって仕方ないのと、
最近なんだかしっちゃかめっちゃかに忙しくって、ようやくウチに帰ってご飯とお風呂用意して、
いざPCの前に座ると、なんだか終わりのない残業やってるみたいで…
で、先月でたダークソウルいま何時間くらいプレイした?
……60時間くらいやってます、スイマセン。
でもあと少しだと思うんで、王のソウルかき集めてくるだけなんで…
ほんとスイマセン…
もう11月か…。で、マンガはどうすんの? やりたいんだろ?
えーと、マンガ家で数えるとか、これから期待したい10冊や完結限定10冊とか…
エエと、まあ、頑張ります… ハイ…
ふうーーん。できるんだな?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スミマセン












10月21日(金) ゲームの思いで 20位〜11位


そしたらゲームランキング、続いて20位から!
20位はこいつ。

第20位


   

デモンズソウル


発売 SCE
開発 フロムソフトウェア
ディレクター 宮崎英高
折れそうだ、つうかバッキバキに折られましたよ…
いじめられまくりましたよ!
これな、ウワサ以上だった。
そりゃねーよってくらいのタチ悪い仕掛けが3連続、4連続で来る恐怖。
死ぬ。とにかく死ぬ。ザコがザコでないので死ぬ。
ちょっとした弓矢の罠が即死級なので死ぬ。
ローリングして避けたと思ったらそこが奈落で落ちて死ぬ。
今度こそ上手に回避したと思ったら待ち構えていたザコどもにボコられて死ぬ。
ボスはもっと死ぬ。特殊弱点とか安全地帯とかなきゃおかしいてくらい強くて死ぬ。
でも大抵ないのでやっぱり死ぬ。多少鍛えた程度では死ぬ。鍛えても死ぬ。
死ぬ、死んで覚える。覚えたつもりでも死ぬ。
さあ、ここからがデモンズソウルだ!
でな、死んでからちょっと冷静になって考えてみると、
「あれ、さっきのシーン、装備を耐火重視に着替えたらいいんじゃね?」とか
「もしかしたら武器特性を斬撃から刺突にしたら?」などと考えてしまうのが最大の罠。
つい試してみたくなってしまう。
そしてやっぱり殺される。
もひとつニクいのが、死ぬその場に経験値が水溜まりのように残るんですよ。
復活したあとにそれを回収すればミスをカバーできます。
ですが回収できずに死ぬと最初の経験値が消えてしまうのです
つまり、どんな状況下であっても前回の死より一歩でも先に攻略を進めないと
何時間かの苦労が水の泡になる。
セルフ俺の屍を越えてゆけ状態。
ボスのマンイーターの絶望といったら、近年まれに見る大絶望よ…。
ほんともう、家でも外でもマンイーターのことばかり考えてましたし。
あれ? これって、恋?
喰われてろ。
そういや前にダークソウルをランクに入れるとか入れないとか言ってなかったっけ。
結局デモンズには及ばなかったということか?
いやダークソウルめっちゃ面白いよ。
でもアレはやっぱり正当な続編だからね、前作からはじめたほうが楽しめるし
特にストーリーも何も関連しちゃいないけどな。
あんま前のこと気にしなくていいだろう?
設定はともかく、常に盾構えてソロソロと歩くような、
プレイヤーの警戒心の引継ぎがね…
あー、ソレ一番重要なステータスだわ…。

第19位


   

ドラゴンクエストIII
 そして伝説へ・・・


発売 エニックス
開発 チュンソフト
シナリオ 堀井雄二
続きまして、全人類がその名を聞くだけで感動する、
と思いきや、こないだ若い子が『名前は聞いたことあるッス』とかいうので
とてもとても悲しくなったドラゴンクエスト3でございます
そして伝説へ・・・
ゲーム史上最高のフレーズだと思う。
震えたねえ…。ED迎えた時、心から震えたねえ…!
小学生期で最大に感動したの、これじゃないかな!
割とマジでそんな気もするな。
ということで勇者ロトの伝説を語る最後の物語、ドラゴンクエストIIIは
あえて口にするのも憚られるくらい名作中の名作。
勇者!
わたしもいろんなゲームで勇者になったけど、
これほど勇者になれたゲームは他になかとです!
少なくとも俺たちゃあの世界を救ったよな。
世界の橋から端まで歩いて渡って、船で海を渡って、
果ては奇妙な鳥の背に乗り、地球の中心おりてって。
世界の裏側にまでたった3人の仲間と突き進み…。
隅々まで冒険したなあ。
仲間…。
僧侶♀と賢者♀はいまだにエロ同人のネタになるんだから
鳥山明ってほんと凄いデザイン力だよね
…ブチ壊しだよこの野郎。
おれは武闘家♀こそ非の打ち所がないデザインだと思うぞ。
勇者の実の父親がパンツ一丁の覆面魔人だった事実だけは如何ともしがたいですが。
しかれどもドラゴンクエスト・ロト3部作、日本を代表するRPG…、いや、物語でした

第18位


   

FINAL FANTASY VI


発売・開発 スクウェア
ディレクター 坂口博信

ドラクエの次はFFかよ、節操ねえな。
まあいいじゃない。
スクウェア最強時代にSFCでリリースされた最後のFF、
わたしはグラフィックの美しいゲームと聞くと、いまだ真っ先にコレが思い浮かびます
ファミコンの延長強化+新技術ってかんじで4と5が出て、
さあ6が出るぞ、とファミ通に新作の情報が出て
そこで初めて魔導アーマーが公開されて。
ビックリしたな。何なんだコレは、と。
こんなものすごい物が遊べるものなのか、と。
あの頃はゲームの発売日を指折り数えて待ってたものだけど、
FF6はその待ち遠しさレベルが過去最高だったと思う
戦闘画面のコマンドウィンドウにグラデーションかかってただけで震えたからな。
ATBバーがメタリックでSFめいたデザインになってるのがまた、胸を熱くさせる。
そしてついに発売日、電源入れてまず驚いたのは音の美しさ!
パイプオルガンが荘厳に鳴り響き!
そしてせーがーと鳴くのです! ミクの20年も前のことです!
だからあれセガ違うから!
そのまま何も押さずに10分近い魔導アーマーの進軍デモみて、
まるで映画の1シーンだとひとしきり感動した後、
万感の思いをもってNEW GAMEをはじめたら…
さっきのデモがまた始まって、魔導アーマーが延々と10分歩き続けるのを眺めるわたし。
アレは腰が砕けたなあ…。
しかも飛ばせねーし
そんなこんなで、グラフィックが特に強いFFだが、
その特性を今ももっとも痛感したのがFF6だった。
魔列車に辿り着いた時の感動、いや畏怖の念。忘れられないぜ。

第17位


   

ヴァンパイアセイヴァー


発売・開発 カプコン
製作統括 船水紀孝

ようやっと格ゲーきましたね。
魔物と魔物がケンカする異色格闘、ヴァンパイアセイヴァー。
ストリートファイターよりこっちのがスキなんですよ
おま、これもキャラ萌えだろ。
モリガン一筋10数年。
彼女を越えるカプコンキャラはついに現れず…!
でもセイヴァー1のモリガンって下から数えた方が早いじゃん。
シャドウブレード空振るとビシャモンに速攻バラされます…。
サスカッチやザベルなんて対戦画面に顔が出た瞬間心が折れるレベル。
しかしシステム的にはセイヴァーが一番好きというこのアンビバレンツ!
まるでアニメのようなねばねばした動きのドット絵と、
一見それを台無しにするかのような高速チェーンコンボバトル、
しかしその緩急の差がヴァンパイア独特の呼吸を生み出す。
それが楽しい。
このゲーム、勝ちにこだわるならやっぱりゲージ溜めてからの待ちが強いんですけど、
積極的に仕掛けていくと、応えてくれる人が多いのが嬉しいですね。
猛攻vs猛攻のなかに奇襲が折々混ざって、スピーディかつトリッキー。
ストIIのような間合いと読み合いの重い試合よりこっちのが趣味に合うのです
アドヴァンシングガードやガードキャンセルのおかげで一方的に殴られることも少なく、
空中ガードがあるから攻め手もガード崩しに色々な手を仕込める。
ストIIもヴァンパイアも手がけた船水紀孝は、本物の職人だな。

第16位


   

月華の剣士 二幕
〜月に咲く華、散りゆく花〜


発売・開発 SNK


全身がケレン味。
幕末浪漫月華の剣士、第二幕でございます
サムライスピリッツに続く、SNKのチャンバラ格闘第2弾。
特徴はコンボ主体の「技」と一撃必殺の「力」のプレイスタイルを選べる剣質セレクト、
相手の通常攻撃を弾いて反撃のチャンスに繋げる弾きシステムを全キャラに実装したこと。
1キャラにつき2種類楽しめ、キャラ性能差は弾きで埋めるという欲張りゲーム。
キャラは何人いようとも、とにかく響、響がいるから月華は素晴らしい。
あかりや雪なんかはどうでもよろしい。
小次郎は少し捨てがたいが響がよろしいのです
またキャラ萌えで選びやがった…。
欲張りゲームのだいたいが陥る罠だが、これもやっぱり大味に収まってしまうのが難点。
力選んで間合い離して、うまく弾けたら一気に体力半分奪うという展開が多い。
しかし、これをもう一歩踏み込むと、中々面白いことに。
響は剣豪並ぶキャラクターたちの中にあって刀鍛冶の娘という面白い子で、
一応居合いを嗜んではいますが、人を傷つけるのは嫌いな心優しい少女です。
ある刀を打って病死してしまった父の仇を求めて、響は旅に出ます
やはり中心となるのは「弾き」で、
これを空振りするとどうしようもなく馬鹿でかい隙がうまれる。
こいつを狙って飛込みやダッシュからスカして弾き暴発を狙い、
あるいは弾き透かしを読んで着地の硬直を狙い、
さらにはソレも読んでダッシュ投げを狙うといった読み合いの交錯が熱い。
月華、真剣の斬り合いですので勝利の勢いあまって相手を斬殺することがよくあります。
そんなとき、優しい響は「ウソ… ウソよ…!」「もういや!」などと
ソレらしい言葉を吐いて自分を守ろうとしますが、
これが6人連続で斬殺勝利すると、勝利デモのセリフが
「弱いから、そうなるのよ…」 「もう慣れたわ・・・」
に変化してしまいます。このクズ殺人鬼の堕ちる瞬間が最高!
真剣なので各々の間合いがかなり広く、さらに弾きがボタンひとつ手軽さのため
遠間からの牽制は危なくて単純連発できない。
しかし単に待っていれば速いダッシュからの二択三択を迫られる。
結果、同レベルの戦いになると呼吸の合間でスキを窺いつつにらみ合う、
本当に剣の達人みたいな試合に。これが楽しい。
通常ですとEDはお父さんのお墓に手を合わせて
これからも強く生きていきますと誓う、響らしい幕を迎えますが、
人斬り状態でクリアすると、最後の最後にまっくろーーーい笑みが…。
もうカンペキ、わたしの趣味に合致しまくり! 響のクズっぷり大好き!
もう終われ!

第15位


   

ワンダと巨像


発売・開発 SCE
ディレクター 上田文人

最後の一撃は、せつない―――
寡作の俊英・上田文人の大傑作。
ただただ巨大ボスと戦い続けるという構造を発想し、実行に移せるところがなにより凄い。
巨像がねー。デカいんすよ、マジハンパなく。
最初の巨像の時点でうわマジかこれとかビビってたら、2匹目がいきなりコレですからね。
笑っちゃったよ、どうしようもなくて
ゴジラ並みにデカイもんなあ、コイツ。
空飛ぶヤツとか砂漠を泳ぐやつも出てくるし、巨像どもは予想外の連続だった。
でもまあ、こいつらにブン殴られても空から振り落とされても、
よほどの事がない限り衝撃で死なないワンダ君が最強な気がしますが
死なないが、必ずしも自分の力のみで巨像倒してばかりでもないな。
壁から引っぺがして高いところから落したり、
弓矢で注意引きつつワナにはめたり。
いってみりゃアクション操作のパズルかな
弱点探して、そこへ辿り着くまでの手段を試行錯誤する壮大なパズル。
そして巨像と戦ってる最中に流れるBGMがまたすさまじく壮大。
神聖な戦いに相応しく、ヤル気になる。
加えてこの背景がね、ほんっと美しい。
行ってみたいなと思うゲームの景色ナンバー1かも。
ただし巨像のぞく
いやあ、こんな風光明媚な大自然にたった一人置いてきぼりにされたら発狂しちゃうな。
でもなんか、発狂するにしても大人しーく発狂して、
ふらっと滝つぼとかに飛び込んだりしそう。
そんな、いとしさとせつなさと心寂しさがうんだゲームです
どんなん…?

第14位


   

ベイグラントストーリー


発売 スクウェアソフト
開発 第4開発部
ディレクター 松野泰己

デモンズのような暗く重い雰囲気、
それでいてワンダのようなどこか神秘的な街並み…。
現在のところの松野氏最高傑作、それがベイグラントストーリー
なにかしら両者に影響は与えてるだろう。
魔法の古代遺跡を探索するという任務の傍ら、
公家の陰謀とカルト教団の教祖、国教騎士団の頭目、雇われの傭兵、
さまざまな面子が複雑に絡み合い、蛇玉のような有様になっている状況の中、
徐々に明かされる主人公・アシュレイの真実…。
知的で野蛮でミステリアスな物語を支えるのが吉田、皆葉両氏による崇高なまでのグラフィック。
やっぱPS1最高峰の絵はこれだと思いますね。
NewGame初めて最初の絵から既に最高。
そして崎元仁による、ざわざわとダークに迫るBGMがプレイヤーの期待を盛り上げ、
ここでとんでもない仕掛けが発動する。
画面の中のキャラクターのセリフウィンドウが開き、
読み進めると同時にキャラがアクションを起こし、音楽が弾ける。
あの当時、アレはちょっと凄すぎたと思う。
当時やった人でないとなかなか伝わらないんですけど、
ベイグラントの醸し出す底冷えした魔都の空気ってのは、
本当にゲームの範疇を越えた名画の域で、オープニングだけでも何度も何度も繰り返し遊びました
ゲームの中身はちょっとクセが濃くて、
ダイナミックに進むストーリーとそぐわない、武器の組み合わせの研究や
目的を持って武器特性を育てるザコ狩りといった、地味で時間のかかる
プレイスタイルが求められているため慣れるまで違和感が残るだろう。
だが、一度ハマると何周も繰り返してしまえる常習性がある。ヤバイ。
ファミ通が40点満点なんて余計なマネしてくれたせいで逆に変なイチャモンはつきましたが、
腰を据えて取り組むととことんまでバラして遊べる素敵なゲームです。
PSPのアーカイブでやるとさらにグラフィックが引き締まってよりグッド!
PS1とは思えぬ動きや、今のポリゴンモデルよりはるかに感情が引き立つ
ドット絵の表情アニメに誰しも驚くだろう。
そしてあのオープニング、ベイグラントの重力に引き込まれると戻ってこれなくなるぞ。

第13位


   

ICO


発売・開発 SCE
ディレクター 上田文人

白くて儚い女の子(年上)の手を引いてさ、
荘厳で魅力的で美しくてビックリドッキリしかけ満載の古城を謎解きして走り回ってさ…。
理想だよ、理想。理想の大冒険でした
ICO、上田文人のデビュー作にして不朽の名作。
あの太陽の光には本気で驚いたな。
自然を描くのがめっちゃくちゃ上手いよね、ここの人たち。
でもやっぱりヨルダがかわいすぎてもう後どうでもいい
どうでもいいこたないが…、ヨルダの魅力はすさまじいな。
言葉が通じ合わなくてもどかしいけど城から逃げたい想いは同じ、
だから二人で協力してがんばろう、っていう運命共同体。
優しくしちゃうに決まってんじゃねえかよっていう。
速く走りすぎるとヨルダの歩幅があわなくてあの子つんのめって転びそうになっちゃうんだよね。
だから左スティックそろ〜っと傾けて歩いてさ。上の画像は失敗例。
敵の影たちに襲われた時も壁を背にしたところに落ち着いて誘導して、
そこに仁王立ちになって「指先ひとつ触らせねえ!」とばかりに棒切れ構えてさ
…そのわりにはヨルダしょっちゅうさらわれてなかったっけ、お前。
いやあ、そうしたほうが影の連中が全員あつまるから、
団子になったのをまとめて叩いた方が効率いいもんだから、つい…
お前…。
あとヨルダにはムリめなガケの向こう岸からワザと飛び越えさせるように声かけて、
「ボンスパー!」(こっちきなよ)
「ヤネーー!!」(ムリ! 絶対ムリ!!)
なんてちょっとイジワルして遊べたのも、ICOならではだったなー
お前もうヨルダにさわるな! ICO禁止!
はー、人喰いの大鷲トリコがめっちゃ楽しみです

第12位


   

FINAL FANTASY III


発売・開発 スクウェア
ディレクター 坂口博信

なんだ、ここにきてまたFFか。
何だかんだいって、やっぱりFFは特別ですからね。
その中でも3は特別中の特別、永遠のクリスタル・ストーリー
これも世界を救う大冒険だったが、演出のキレが神がかってたなあ。
まず飛空挺だよね。
最初に手に入れたのが大岩に激突するための数秒の命。
次の飛空挺でようやく世界一周できるぜヒャッホーと思ったら、
まさか自分たちが住んでた世界が浮遊大陸だったとは!
そして対空放火で爆破されるエンタープライズ、
異次元の超快速を誇り、海にももぐるノーチラス、
さらには海を割って現れる巨大戦艦インビンシブル。
ファミコンの表現力なのにあれだけ圧倒されたのは、やはりセンスなんだな。
天野さんが描く神話の登場人物のような敵グラフィックや
戦略を覚えることでガラッとボス戦の難易度がかわジョブチェンジ、
32回ヒットが気持ちよすぎる戦闘アニメーション、
本当にいつまで聞いてても飽きない植松っつぁんの音楽。
3はね、システムと物語がこれ以上ないくらい楽しい、FF最高傑作だったよ
3時間かかるラストダンジョンさえなければな。
せっかく乗り越えたのに…。
なぜだ!
なぜ波動砲をターンの終わりと、次のターンの始まりに連発するのだ、暗闇の雲よ!?
生まれてはじめて心を折られたゲームだったぜ…

第11位


   

レイストーム


発売・開発 タイトー
ディレクター 山下智久 加藤秀幸
作曲 TAMAYO

あ、ここでレイスト入れやがったコイツ。
レイスト入れてなにが悪い!
光が迸る!爆光と破片が咲き散る!音楽が暴れ回る!
全敵配置記憶推奨の難関覚えシューティング、レイストーム。
このゲーム本当に大好き
覚えなきゃなあ、絶対死ぬからなあ。
しかも1UPアイテムもスコアエクステンドもないくせに、
時間が経てば経つほど敵の猛攻がトンガっていく鬼仕様。
このころのタイトーは殺意ありすぎ。
でも右から左に、流れるように出現してくるから覚えやすいんだよね。
そんで覚えちゃえばロックオンレーザーで撃たせる前にだいたい全滅できるし。
爽快感あるから忘れなくなる上に敵のパターンとBGMの流れとがシンクロしてるし、
いっぺんにロックしてまとめて倒せば高得点で、自然とハイスコアが更新されて嬉しいし
と、かつてないほどに全ての要素が高い次元で融合し、並走している本作、
その部分がもっとも凝縮されたシーンこそが、最終戦闘だろう。
画面の奥、深遠から徐々に姿を現す最終ボス・ユグドラシル。
遠くにイルカの声がピューイと鳴き、人の心音が静かに始まる序曲・HEARTLAND。

曝け出されるユグドラシルの本性と大口径ビーム砲、そして吐き散らされる無数のレーザー。
張り詰める緊張と拒絶と悲壮、決別。終曲・INTLERANCE。

砕いた惑星、死滅させた70億の市民、届かなかった手紙。破壊された地球への帰還。
最後の歌、壊れない心、CERAMIC HEART

いつまでも余韻が心に残る、ラストでした
で、11位まで出たのでついでに2位も。

第2位


   

斑鳩


発売 SEGA
開発 トレジャー
ディレクター・作曲 井内ひろし

もう10年経ってたんですね。
わたしの中では未だ現役、斑鳩
またシューティングだよ…。
シューティングなんだけど、半端なバリアが永久発生してるから
それの扱いに慣れてくると基本的に弾避けしないんだよね
このゲーム、全てのザコ敵、ボス、攻撃に白と黒の属性が割り振らている。
しかし自機・斑鳩のみボタン操作で属性を切り替えることができ、
常に張られているバリアで黒属性のときは黒の攻撃を、白属性なら白攻撃を吸収するこができる。
吸った弾はエネルギーとなってホーミング攻撃のストックとなる。
黒属性中に、白の敵に撃ち込むとダメージが倍増するという要素もあります。
最初はこの属性転換に大忙しで何がなにやら分からないうちにボーン!なんですが、
成すべき手順の記憶がしっかりしてくると、これがもう
『見切ったぁ!』てな勢いで嬉しくなってきてしょうがないのですよ
あとはもう、その積み重ねで完全攻略していくだけ。
本気で慣れてくると目隠ししてでもクリアできてしまう、
人も世の中、探せばいる。
そーいう人はちょっとしたエスパーみたいなものですから、参考にしてはいけません…。
斑鳩だとダブルプレイの人の動画が有名ですね。
文字通り、1人の人間が、2本の腕で、2機を同時に操作します
属性バリアを巧みに操ってお互いをカバーして戦うのだが、
このゲームの難しさを知ってるだけに正直不気味なんだぜ…。
脳ミソどうなってるんだろ…。
そこまでしなくても当然楽しめるんですけど、
まあやっぱりシューティングなので初心者の方には難しいですね
そもそも中級者に向けて作られているので、
数だけこなしても上達する意思の全くない俺らみたいな下手の横好きにもあまり優しくはない。
ですが、わたしはアーケードに出回って以来、毎日のように自転車を3kmくらい漕いで
地元で唯一仕入れてくれた西武3階のゲーセンフロアに足を運んだのです。
着いたころにはくたびれて、2,3回プレイしたら集中力は限界を迎えてました
おまけに2ヶ月くらいで消されたからな。
今にして思えばよくクリア間に合ったと思う。
今ならX-BOXのDLゲームで、800円で売られてるつーのに。
1プレイにかける執念が過去最大級だったからねえ。
何でそこまでテンション高かったかっていえば、単純に斑鳩がカッコよかったからですね
アレだけ惚れこんだのは初めてだったし、
その6年後には個人製作の斑鳩ガレージキットを欲しいがためにワンフェスまで足を運ぶこと数回、
この斑鳩にはとかく情熱を燃やさせられたものだ。
ちなみに上の絵ですが、ゲームではなく先日に発売されたコトブキヤのプラモデル版の箱絵です。
ひさびさに発表された公式絵でありますし、実際のゲームのイメージそのままなので、まあいいやと。
来週には黒版が届くのが待ち遠しいです
プラモの方までやっぱり中級者向けで、全塗装が前提な部分もあるが、
元々作りやすかったガレージキット原型よりさらに塗りワケがしやすく、
基本的なものをコツコツと積み上げていけば己の理想に限りなく近づける斑鳩となるトコロまで同じ。
斑鳩は常に俺の限界を少しずつ引き上げてくれるぜ。
我、生きずして死すこと無し。
理想の器、満つらざるとも屈せず。
これ、後悔と共に死すこと無し
故に、斑鳩は往く…。


そして、遠い未来へ…命は受け継がれるから








10月14日(金) ゲームの思い出 30位〜21位


ではでは、今日からはわたしの記憶に残った思い出のゲームを
30位から1位まで数えてまいります
ファミコンにはじまり…いや、最初はゲームウォッチか?
まあともかく、色々やったなあ。
最近はもう、進化パワーがきつくってついてけねぇよ…。
ロートルはほっといて! まず第30位はこの人だ!!

第30位


   

CALL OF DUTY4

MODERN WARFEAR


発売 アクティビジョン
開発 インフィニティワード

そうそう、このあたりでビックリしすぎて己のゲーム脳の限界を悟り始めた。
COD4で明らかに限界の壁を一つ突破したんだよな。
いわゆる『完全に実写』ってやつだよね。
光の加減が本当に美しいって思えるし、草や土がすごく自然。
次世代ってのを久々に痛感したですよ
落ち着いて眺めてるヒマねーけどな。あとゲーム部分も素直に面白い。
実写さながら故の緊張感がハンパなく、しかも心地いい。
オンラインのチーム対戦がすごく面白いんですよ。
一番ハマってたときは、普通に生活してても頭の上をヘリコプターが飛んでるだけでビクつくよね。
別に武装ヘリでもなんでもないのにね
物音一つにムダに過敏になったり…。
コレじゃまるっきり中学生だよ。
ソロでやっても十分面白くて、戦争映画の1兵士になった気分です。
でも何発か撃たれても少し待ってれば全開するので、
ちょっと上品になったコマンドーとか沈黙シリーズのノリですけどね
まあ映像は異常なほどリアルだけど、あの大乱戦状況はさすがにリアルじゃないんだろうな。
それとも、案外と実際の戦争もあんなんだろうか…。
あの状態で後退を指示しない現場指揮官がいたら、
100%誰かが後ろから撃ってますね。
あとで流れ弾ということで報告して終わりです
そうですか…
戦争を捨てた国に生まれてよかった。

第29位


   

FINAL FANTASY XII


発売 スクウェア・エニックス
開発 第4開発
ディレクター 伊藤裕之 皆川裕二

えーーー、
数あるFFの歴史の中でも、ここまで賛否両論わかれたのはないんじゃないでしょうか
いやほぼ否だろ。
システム、シナリオ、ともに人を選びすぎ。
でも好きなんだよなあ…。ということでファイナルファンタジー12です。
あと悪いのはテキストであってストーリーの素材は決して悪くなかった!
そこんとこ間違わないように!!
と、松野信者がもうしておりますが。
途中で放り出さなければなー。
あと最強の槍みたいな、嫌みったらしい罠を張り巡らせてなきゃなあー。
道に落ちてる宝拾ったら最強武器取れないとか、どういう神経してんだよ!
と、文句はつきぬFF12ですが、
結局このデザインのよさが全てを許してしまう。
キャラに限らず町並み、ダンジョン、飛空戦艦、いろいろなものがもう、カッコイイのです…。
吉田明彦イズ最高なのです
ガンビットシステムも、突き詰めるとそのダンジョンに最適なセッティングにしてやれば
あとは自動で稼ぎでもなんでも完了してくれるからな。
あの詰め将棋みたいな戦略戦闘はいかにも松野らしく、それでいて新鮮だった。
エンディング迎えてからが本番だからね。
召喚獣ぜんぶ倒したり、隠しボスや賞金首モンスター狩り尽くしたり…
で、それが全部終わったら今度はインターナショナル版
そして音楽がまた、FFにふさわしくもあからさまな崎元サウンドで
一部の松野ファンにはこれ以上ないくらい舞台が整ってたんだが。
ああ、返す返すも松野が途中で抜けなかったらなあ…。

第28位


   

ゼルダの伝説

神々のトライフォース


発売・開発 任天堂
ディレクター 手塚卓志

ぱーーーぱぱぱ ぱっぱぱぱーー
ぱぱぱ ぱぱっぱぱぱーー
たらら ぱっぱらぱっぱ ぱっぱらぱっぱ
うるさいよ!
ちゃろりちゃるりちゃららら〜ん
だからうるせえって!
フィールド曲と謎解きの効果音でした。
ご褒美になる効果音ってスゴイよね
アレ聞くと体のドコからか達成感が湧いてくるんだから恐ろしい。
パブロフの犬状態だな。
ということで28位は、まさに神ゲー!
ゼルダの伝説、神々のトライフォース
夢中になるゲームってのはこういうことを言うんだよな。
謎解きをホントにぎりっぎりまで悩んで、ある日あるとき突然思いつく突破口。
このゲームを考えたヤツは本物のクリエイター。
ハンマー手に入れて、調子こいて頭でてる杭を打ち込みまくって遊んでたら隠しショップとか
ショートカット通路が見つかったりとかさあ…。
小学生にとって発見する喜びがどんなに嬉しいものか、ホントによく分かってるよね
難しくて喜ばせてくれるゲーム、ゼルダの伝説。
任天堂のゲーム作りをもっとも凝縮した一本である。

第27位


   


機動戦士ガンダムSEED Destiny
連合vsZ.A.F.T. II PLUS


発売 バンダイ
開発 カプコン
ディレクター 尾畑心一朗

ぅぁああああするぁああああああああんんんんんんん!!
きぃぃらぁあああああぁぁぁぁああああああああ!!!!

のやりとりが楽しくも鬱陶しい連ザ2でございます。
モンハンを1時間もやれないわたしだけど、このシリーズは何百時間とやれてしまのが不思議
あれ、あえて種デスなの?
サイ君でキラを狩りまくるのが当時の日課でしたヨ
しょうもな…。
ま、それはさておき、このシリーズ全部やってるけど、
システム的に一番爽快なのが今んとこコレかなあ。
駆け引きがだいぶ大雑把になってきて機体性能差が如実だけど、
それでもどうにかなる個性があって面白いのよね
SEEDのメカはかなりバカバカしい面子が揃ってるから、
意外とこのゲームの盛り上げに一役買ってたりするんだよな。
わかってる友達が集まれば核装備ウィンダム4機で核戦争おっぱじめたりも可能。
CPU相手に黙々とランダムフリー対戦してても、圧倒的火力を楽しめるときもあれば
絶望的なMSの性能差を腕でカバーして、戦力の決定的な差でないことを証明してみたり、
何やかやと気づけば長い時間遊んでるんですよね
シナリオモードも、スタッフの種デスへの愛を感じ取れる、気合はいった作りだしな。
わたしには無い愛なのでどれほどの深さなのかは検証不能ですが、
きっとファンを裏切らないデキになんじゃないでしょうか。
そしてもちろん対人戦が一番熱い、カプコンらしい良作でした。
なんでもいいけどそろそろEx-Sとクスィー乗らしてよ

第26位


   


killer7


発売 カプコン
開発 グラスホッパーマニュファクチュア
ディレクター 須田51

他の写真、あったろ…。
いや、ある意味コレこそkiller7の魅力であり世界観なのだ。
ゲーム業界きっての気狂いピエロ須田剛一が、世界を恐怖で制した男、
バイオの三上真司と精魂込めて作ったキチガイゲームkiller7、
プレイヤーは7人の殺人狂人格を脳に収めた謎の男、スミスとなって
日々持ち込まれる気違った殺人依頼や気狂った国家の陰謀に挑みます
まあ型破りといえばいいのか、横紙破りといえばいいのか…。
とにもかくにも人を食ったゲームで、不真面目なのが嫌いな人はとことんキライだろう。
が、水が合えばものすごく世界にハマる。間違いなく。
そういう人はとっくに知ってんじゃないかって話なんですが。
敵も変なの多いですよ。重役サラリーマンのコンビとか
お互いの脳ミソをすくいあげ、ブン投げてくるのだ。これは笑う。
しかもこの脳、けっこう弾幕が激しいので序盤ではなかなか難敵。
これはゾンビではありません。もう少し厄介な存在です。
そしてちょっとネタバレさせてもらいますが、コイツの攻略の鍵はネクタイを撃つ事です
相方が曲がったネクタイを直そうとして攻撃の手が緩むんである。
その隙に弱点を狙い撃て!!

って誰がわかるかバカヤロウ!!
このようにして、非常に不可思議、そしてオンリーワンながら後に続くものなし。
ストーリーも、いかにも知的でオシャレでワイルドに魅せつつ、意味不明。
全部クリアしても何もわからないのと同じ
けど、最後はちょっとだけいい話だったなぁって思うから51の作品は不思議だけど素敵だ。
このゲームを楽しむキーワードはただ一つ、感じるままにれ。

第25位


   


エリーのアトリエ


発売・開発 ガスト
ディレクター 吉池真一

標準EDで流れる長沢美樹(伊吹マヤ他)の歌がヒドイです
要らんことを言うな!
え〜…
ちまちま素材を集めては、ちまちま錬金術を繰り返し、
ちまちま冒険に出ては、ちまちま世界の魔獣を退治。
ちくちく遊ぶアトリエシリーズ第2作にして最高傑作の一角、エリーのアトリエです
もう一角はトトリのアトリエだが、まあこっちのが安いのでこっちを。
これもやっぱり舞い込んできた依頼をこなしていくタイプのゲームで、
時には国のお世継ぎの選定に、錬金術で関与することもあります
エリーは殺人鬼じゃねえ!!
冗談はさておきまして。
このゲームは空気がホントに穏やかで、魔王もいなけりゃ竜王もいないんですね。
町の人を困らせるモンスターはちょこちょこいますけど、別に放置してもクリアできます。
おもな目的は錬金術の学校でたくさん勉強して、命の恩人(前作主人公)にお礼を言おう!
という、とても心温まる優しいお話なのです
が、難易度が鬼ハード。
ものづくり楽しさにボーっとしてたらあっという間に時間なくなって詰む。非常に軽やかに詰む。
マルチED仕様で8種類もありますが、最高のEDと金持ちEDを目指そうとしたら、
それはそれはそれはもう、超激烈なスケジュール管理と乱数制御、
イベントフラグの把握とそれらを同時に行うマルチタスク処理力を高度に達成せねばなりません。
攻略本必携の作りとなってございます…
たとえ本を用意しても、初回はまず間違いなくノーマルEDを迎えるだろう。
2周目もマイスターEDに辿り着くのが関の山で、いいとこチーズケーキEDが狙えるくらいか。
そして3周目に入る前に飽きて次のゲームに手を出すであろう、
が!
ここで連続3周目に入ると気づくのです、
エリーのアトリエに上達している自分の能力に!
フラグの発生管理と処理手順、合間に冒険して体も鍛えつつ期間限定素材を確保、
結果が伴わなければリロードを繰り返し、メモリーカード一枚まるまる使って攻略。
あの超タイトな請求に応えられるだけのセンスが身につきはじめていたのだ。
リロードが卑怯?
このゲーム、運否天賦じゃない…ッ!
勝つのは知略走り、乱数表出し抜ける者…ッ!!
神はサイコロを振っていたのだ、ただし己の求める出目が揃うまで何度も時間を巻き戻して!
波動関数でも収束させそうな勢いだな…。
まあそこまで心血注ぐほど難しくはないが、最難関EDを目指すにはリロードと綿密な行動計画は必須。
普通程度に遊ぶにしても、女神転生の悪魔合体をより突き詰めた錬金術は
間口が広く、奥が深く、誰もがハマりやすい罠的面白さを楽しめるであろう。
ちなみにわたしの髪型とか設定とかはエリーさんからけっこうパク…インスパイア受けてました
最後まで何の役にも立たない設定だったなあ…。

第24位


   


かまいたちの夜


発売・開発 チュンソフト
総監督 中村光一
脚本 安孫子武丸

こんや 12じ だれかがしぬ
まさかSFCの時代に文字と絵と音だけでゲームになるなんて、
しかもそれが記憶に残る傑作になるだなんて、当時の俺は夢にも思わなかった。
友達から押し付けられるように借り受け、
そしてあまりの衝撃に震え上がりました。
中村光一という人のセンスに
テキストアドベンチャーっていうのはファミコンの時代にもポートピアや竜の寺殺人事件はじめ
けっこうな楽しめる良作が転がってもいたんだが、これは桁が違った。
かまいたちの登場により何かが大きく動き出した。
いくつもの物語に派生するマルチエンディング、衝撃で腰が抜けた。
本当に面白かったんだ。
わたし割と本読むの好きな方だと思うけど、きっとかまいたちなかったら違ってたと思うわ。
文章読んでるだけであんなにドキドキしたのなかったもの
主人公・透が猛吹雪の中、ようやく辿り着いたペンション・シュプール。
雪に閉じ込められ、密室と化した舞台で繰り広げられるのは、サスペンス、ミステリー、スリラー、
果てはスパイアクションやコメディに至るまでの千変万化を遂げる。
テクストの魔術、かまいたちの夜。忘れられない名作だ。

第23位


   


バイオハザード4


発売・開発 カプコン
ディレクター 三上真司

バイオっていうと、なにぶん初代があまりに名作過ぎて、
しかも飛び込んでくる犬の罠がびっくりすぎてスゴ過ぎて、
逆に2や3の新鮮味の薄さがつまらなかったんだよね
エポックメイキングな作品の続編が常に抱える、セルフ二番煎じの罠だな。
初代の完成度が高すぎて、2や3がなにやっても蛇足に思えるのが残念だった。
そこにフルモデルチェンジを果たしたバイオ4の登場ですよ。
油断してただけに思いっきりやられました。引きずり込まれました
視界操作を制限され、慣れぬ操作に戸惑いながら1時間2時間とプレイを進めうち、
やがて気づかされることになる。
これは初代を越えている、と。
面白いんです、どうしようもないくらいゲームが面白い。
そして怖い。風景が、音が、気配が、完全に怖い。
煩わしくならないように難易度を下げたパズル部分、
常に不安を感じさせるよう絶妙にコントロールされた弾丸補給度合い、
バイオの続編がこんなに名作になるなんて夢にも思いませんでした
今まで積み上げてきたものを一気に突き崩し、
かつ過去作のファンが楽しめるよう雰囲気を残す。
全く新しく、そして一点の曇りなくシリーズ最新作。
三上が日本のクリエイターでよかったぜ。

第22位


   


FINAL FANTASY TACTICS


発売 スクウェアソフト
開発 第4開発
ディレクター 松野泰巳

タクティクスオウガよりコッチ選んだ理由、
このシーンがあるから
適当な…。
FFのシステムが、こんなにシミュレーションと相性がいいなんて驚きましたね。
オウガ作った連中がこれ見よがしにスクウェアにぶっこ抜かれた、
なんてニュースを目にしたときは正体不明の怒りで駆られたもんでしたが
中二脳満開だな。
このゲーム、背中から襲うとダメージが倍加するんだが、敵もバカじゃないから不用意に背中は晒さない。
ならば、背中をがら空きにせざるをえない状況へと追い込む方法を考える。
この詰めていく間隔が最高に知的で燃えたな。
最高なのはアグリアスさんなんですけどね
まだ言うか。
絶妙の戦略、孤高のストーリー、贅沢なBGM、
そして最高の女騎士。
FF7を楽しみつつも、その世界観に違和感を覚えたわたしにとって
FFTは欲していた全てを与えてくれたようなソフトでした
やはりファイナルファンタジーは、ファンタジーであるべきなのだ。

第21位


   


Gダライアス


発売・開発 タイトー
ディレクター 阿部直光

ダライアス外伝やダライアスバーストよりこっち選んだ理由、このシーン
まだ言うか。
奥にいるのはシリーズ伝統のラスボスでクジラ型戦艦G.Tのシルエットなんですけど、
雷雨の惑星を突き進む最終面の最中にね、一瞬の稲光と共にこれがね、浮かび上がるんですよ。
バッ! って
そしてプレイヤーは恐れると共に興奮をふくらませるわけだ、
ヤツが来ている、と!
ヤツがすぐそこまで来ている、と!!
元々ダライアスはゲームの面白さ以上に
ステージやボスの演出、唯一無二のOGR氏によるBGMがウリなところもあるんですけど、
ほんとーーーにこの一瞬はね、わたしの心に焼きついた
それから辿り着いたG.T戦がクソ難しくも楽しいんだ。
ゲーム画面を所狭しとクジラの巨体がのたくり、ビームやミサイルで花火のような有様を見せ付ける。
猛攻に次ぐ猛攻。ギリギリのところで戦い続ける緊張感。
こんなに自分に酔いしれるシューティングはないね。
とにかく、Gの臨場感は大変なものがありました。
これ今でもしょっちゅう遊んでるけど、同じ面を何度繰り返しても飽きたことないんだよなあ
飽きさせないように作ってたってことだろ。
これはいいシューティングだったよ。
苦行のようにスコアを追い求めなくても、余すところなく全身楽しめるんだから。
昨今の高難易度弾幕時代にはない、プレイヤーをよく見つめた傑作だ。
といったところで21位まででした。
そして今回も3位のゲームを先行発表です
さて、そのタイトルは…

第3位


   


スーパーマリオブラザーズ


発売・開発 任天堂
ディレクター 宮本茂

伝説の誕生に立ち会えたことを誇りに思います。
原典、スーパーマリオブラザーズ
テレビゲームという文化の全ての着火点、偉大なる存在。
むしろ1位でないのが不思議なくらいだが?
そこはまあ、偉大すぎて逆に面白みに欠けるというか、ね?
1位と2位は好みを最優先しておきましたが…
そうは言っても表彰台から外すなんてできるわけがないし、と
GBAのファミコンミニとかでまだ遊べるけどさ、
未だに面白いんだよ、跳んだり走ったりするだけで。
ジャンプ台使ってハイジャンプするときの軌道の微調整とか、
思いっきり集中して全て忘れてるからね。
もう30年近く前のゲームだっていうのに
泳いだりし始めると、調子乗ってA連打してゲッソーやプクプクに激突しそうになったりな。
その度に血の気が引いたりして。
そーいう時はなぜかゲッソーの方から身をかわしてくれたりしてね。
かと思えば慎重に避けようとしたときに限って予測してなかった軌道で殺されたり。
いまだ遊び甲斐の尽きぬゲームであります
コレがなかったら、コレに続くテレビゲームの歴史がなかったら、
日本はパソコンを覚えるのにもっともっと手間取ったんだろうなあ。
あの時の面白さに、今も続く影響力に、
ありがとう、スーパーマリオ!










10月8日(土) アニメの思い出 10位〜1位


それではアニメランキング、10位から1位です
ちなみに現在までは

30位・青い花  29位・ガンダムUC
28位・劇場版ナデシコ 27位・ガンダム0083
26位・墓場鬼太郎  25位・グレンラガン
24位・まどマギ  23位・セラムンS
22位・東京ゴッドファーザーズ 21位人狼
20位・マインドゲーム 19位・少女革命ウテナ
18位・トップをねらえ! 17位・カウボーイビバップ
16位・AKIRA  15位・魔神英雄伝ワタル
14位・初代ガンダム  13位・マクロスプラス
12位・エヴァ破  11位クレしんオトナ帝国

3位 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

2位 機動警察パトレイバー2 the Movie


となっておりました。

それでは参ります、第10位は!

第10位


   

GOST IN THE SHELL

攻殻機動隊
監督押井守/制作Production.I,G
原作士郎正宗・ヤングマガジン海賊版
攻殻は原作が超マニアックなくせに、やたら手広くアニメ化されたよね
それもこれも、この映画が海の向こうで大ヒットしたしたせいだな。
ジャパニメーションという単語の旗手を務めたGIS、確かに度肝を抜かれた。
何がスゴイっていうより、すごくない所が全くないってくらい充実した映画だったなあ。
想像もしたことない映像が続きすぎてめまいがしたよ
ハリウッドもまだCG時代の幕開け期だったなあ。
アポロ13やジム・キャリーのマスクで、ハリウッドも技術に振り回されながらもあの時期に
あんな効果的にCGとアニメを融合させた技術力、押井守の恐ろしさ。
GISひとつで日本のアニメを10年は急成長させたな。
Win95が発売する前だったんだよね、これ。
ウシャウスキー兄弟がマトリックスでパクっちゃったのもよくわかるわ
だがアクション映画で終わらないところが押井のいいところ。
情報の海で生まれたと自称するプログラムと、脳以外の体を機械に置き換えた素子の融合は
原作でも同じように進行していった展開だが、映画とマンガは微妙に色合いや温度が違う。
パト2で虚構の戦争が人の手で現実に移されていく様を描いた押井が、
GISでは虚数の存在が現実の世界に静かに侵食していく
まあ早い話が面白いっていうことで
あれぇ……。
イノセンスは技術に偏りすぎだと相当叩かれてますけど、
わたしはGISにも負けないくらい好きですよ。
主役のバトーがあんなにしみったれてなければ〜
どうでもいい話だが、ビートたけしがこの年の映画の作品賞に攻殻、
主演女優賞に草薙素子を選んでた。
ちょっと嬉しかった。

第9位


   

∀ガンダム
監督富野由悠季/制作サンライズ
あれ、ファーストより∀が上なの?
おかしいかな?
いや、別に文句つけたいわけじゃねえけど。
キエルお嬢様…
キチガイか不幸のドン詰まりばかりが数多いる富野女性キャラで、
唯一高貴で美しく、聡明で心優しいまま終幕をお迎えになられたキエルお嬢様…
キャラ萌えか…。
でも最後はハリー大尉となんかいいムードになってたじゃん。
んー、ハリー面白いし、あいつならまあいいかな。
バッタみたいな仮面だし、バツイチだし、うっかりロランに惚れるし。
いってみりゃシャア系キャラの中で一番アホだよね
可愛げがあるって言ってやって…。
そもそも全体的に可愛げというか、丸いんだよな、∀は。
ガンダムは鋭いヒゲが生えてるけどね
俺未だに思い出せるわ…。アレ見せ付けられた衝撃を。
いつか絶対にヒゲが変形して額にくっついて、
ソシエあたりが「この部品、本当はここにつけるものだったんだぁ!」って言ってくれると信じてたのに…。
まあ、今となってはアレが普通ですよ。
∀はホント、とっかかりがキツかったね。
最初の一ヶ月はどうしたらいいかよくわかんなかった、
ハゲやらかしたなってしか思わなかった
次の一ヶ月で、これはガンダムがいるハウス名作劇場なんだなと納得しかけたところで、
狙い済ましたように『ローラの牛』が放送される。
アレは痺れたなあ…。
ローラの牛、たった1話24分の物語の中に
強制移民でつれてこられた者の事情と、彼らに土地を追われた者の言い分。
移民が元で始まった戦争と、それが奪った、双方の日常、平穏、安らぎ。
それに加えてロランの人間性の正しさとそれを認めて兵を引いたハリーの義、
といった要素をぱんぱんにつめて、なおかつ∀に特有のゆったりテンポで広げられた神業的エピソードなのです
おまけにガンダムの核ミサイルランチャーで牛を運びなんてお遊び挟みつつ、
地球市民の頭のカタさに切れたロランが自分の秘密を吼えてソシエに裏切り者扱いされ…
とガンダムの全ての話の中でも屈指の出来。
…であるのだが、∀はその後も要所要所でこのレベルを連発するのである。
ハゲ、まさに絶頂期!
そして最終回、最終シーン!
これ以上ないくらいの安らぎをもって最終カット! 美しい!!!!
最終話、黄金の秋。
自然と調和する偉大な名曲ED、『月の繭』から
大地に一歩一歩あゆみを刻む力強い特別の曲『旅立ち限りなき旅路』に繋がる。
そしてガンダムという物語に不滅のエピローグが建てられたのだ。
最終回のソシエが、本当に可愛かったのです。
本当に愛しています、∀ガンダム

第8位


   

紅の豚
監督宮崎駿/制作スタジオジブリ
カッコイイとは、こういうことさ!
そういやようやく初ジブリだな。
そして宮崎駿で一番好きなのが豚なんです
えーーー!
俺コナンがいいぞ。
何で通ぶった悲しいオッサンって駿はコナン駿はコナンて連呼するんだろうなあ
お前、ちょっとそれ言いすぎだろうが…。
なんか心が寂しくなってきただろが…。
気を取り直して豚ですが、まあとにかくわかりやすいほどにカッコイイですよね。
変な説教もなければ奇妙な宗教もない、いまの宮崎監督からはちょっと程遠いカンジ。
イタリアのピーカンの青空と飛行機の鮮やかな赤もすごくステキですよね
サボイアなー、素晴らしい曲線美だった。
さすがに飛行機屋の息子、見る目が確か。
そして金田伊功が描く空の飛び方や大平晋也の描くエンジンパワーがまた、この上なく楽しい。
サボイアっていうんだ、あれ
ほんとはマッキだけどな。
どっちだよ!
モデルはマッキって言う名前の飛行機。だいぶイジってるけど。
飛行機レース用に向けてカスタムチューンされた専用機だ。
監督はうっかり間違えてサボイアの名前つけちゃって、モデグラかなんかで笑いながらゴメンしてた
けっこういい加減だな、宮崎駿…
どっちみち映画で出てきたサボイアS.21って型番は実在しないから
どんな姿をしていても大きな問題はないんだけど。
あと豚はエンディングの歌がよかった。何度聞いても沁みるね。
「時には昔の話を」、CDも買っちゃった。
作詞作曲ともおトキさんこと加藤登紀子さんで、ジーナの演技もすごい似合ってたね。
顔と比べたらだいぶ年かさって感じだだったけども
ちなみに編曲は菅野よう子。
へえ、意外と宮さんとも絡みあったんだ。
大物とはことごとく仕事してるなあ
ちなみにちなみに、宮崎駿語り手曰く、
紅の豚は「疲れて脳細胞が豆腐になった中年のため」に作った映画だそうだぞ。
いらんこと言わんでいい

第7位


   

耳をすませば
監督近藤喜文/制作スタジオジブリ
原作柊あおい・りぼん
あれ、わたし耳すまいれたっけ?
あ、これ俺。
耳をすませばって顔かよ…
顔は何だっていいだろ!
俺はジブリん中でこれが一番好きなんだからよ!
まぁわたしも大好きなんだけどね、すごいストレートに青春してて。
昔からの男友達で、雫が好きだった杉村が聖司君にみじめすぎるくらい
完膚なきまでに完敗してるシーンだけ、別の意味で泣けてくるけど
そのへん少女マンガって残酷だよ…。
しかし分相応って言葉を実感させてくれもする。
いや、そう悲嘆に暮れながら見るアニメじゃないから、これ。
みんな知ってるだろうけど、恋する女の子は可愛いねっていうお話だからね?
そこだ。
宮崎駿の趣味はロリコン過ぎてどうにも俺には合わんが、
喜文監督の描く少女は可愛くて、活発で、案外照れ屋で、でも創作の情熱があって…
中学生でつきあうカノジョとして完璧すぎると思わんかね?
そここそが豚より一つ上に耳すまを置いた理由なのである。
ちょっと黙ってくれる…?
わたしの中の耳をすませばが汚されていくんだけど…
ま、冗談はさておき。
萌えという言葉が定着した今ではもう望めないんじゃないかというくらい、純粋な初恋物語。
見る方まで赤面したくなるような気恥ずかしい物語なのに、
登場人物たちに心を重ねて最後まで見届けてしまえるのは、やはり演出家の腕のよさなんだな。
本当に、なんでこの一本で逝ってしまわれましたか…。
近藤喜文監督、ジブリの後継者となるはずだった方なのに…。
あの日、たまたま目にした新聞のお悔やみ欄に名前を見つけてしまった瞬間の
血が凍りついた感触、今も忘れられません
錚々たるジブリ作品群の中で、ついつい埋もれがちだがどうか覚えていてほしい。
耳をすませばという丁寧な映画があったことを。

第6位


   

風の谷のナウシカ
監督宮崎駿/制作トップクラフト
しっとりした耳すまの次は風の谷のナウシカでございます
だから、どれがジブリの最高傑作なんだよ!
いや、これはトップクラフトの製作だから…
通るかそんなもん! 一緒だ一緒!
やーー、でもいいですよナウシカは。シリアスSFアクションの完成形。
本当にコレ以上手を入れるところがないぞってくらい、絵も演出も音楽も最高品。
強いて言うならナウシカが完璧すぎるところか
聖女だからなあ。
でも監督は内容が不完全だからって好きじゃないらしいぞ。
原作の半分も描けてないって。
マンガ全部やろうとしたら1年いるじゃないの。
もののけ姫みたいになるより、コレくらいでいいよ
こないだナウシカ改めてみたけどさ、この頃は普通にアニメっぽい面白さ追求してんのな。
じいさんたちが盗んだ戦車の信地旋回だの、庵野秀明の巨神兵だの、
今の宮崎駿じゃ絶対やらせてくれそうにない方向の面白さと、
宮崎駿が今も昔も持ってる生きたキャラクターの芝居が同時に楽しめる。豪華だ。
庵野秀明といえば、DVDのオーディオコメンタリーにビッグオーの片山一良監督と一緒に出て喋ってるけど、
あの人ってほんとうにオタク楽しんでるよね。すげえ笑った
飛行ガメに吊り下げられた仔王蟲を救おうと突撃して酸の海の小島に不時着して、
全身ボロボロになって呻いてるナウシカが映ってるときに、乳揺れの話しだすんだよな、庵野は…。
アニメの楽しみ方をよく知ってるわ。

第5位


   

火垂るの墓
監督高畑勲/制作スタジオジブリ
原作野坂昭如・文藝春秋
そして5位は史上最凶の欝アニメ・火垂るの墓…。
節子の顔見るだけで辛いです
まぁたジブリ出してきよったー!!!!!!
これはもはやジブリとかどうとかでなく、もう日本アニメが世界に誇る記念碑。
戦争反対と叫びながら板っきれ持って歩くより、コレ見せて戦争するとこうなるぞって
教えてやったほうが何十倍もわかりやすいと思います。
よその国も名前や髪の毛の色変えるだけでいいから、それぞれリメイクして夏に流すべきです
特に戦争やアメリカを批判してる描写をいれてないのが高畑監督の技術であり志なのかなあ。
でもアメリカ人嫌いなんだよね、コレ
最近はそうでもない、反米でないというのは大分伝わってる。
むしろいまは清太が働けばよかったんじゃんクソニートが、という論調をよく見かけるな。
ああーー…、分かる気がするわー…。
確かに清太、もう少し大人のいうこと聞いて賢く振る舞えれば節子ともども死なずに済んだじゃん
って思ったこと何度もあるわ、うん
そこがミソなんだ。
原作の火垂るは反戦でも反米でもなく、作家の野坂昭如の自伝的小説なんだな。
防空壕で暮らしたことはないそうだが、妹を一人、実際に餓死で失っている。
だがそのとき野坂昭如は色恋に目を奪われてあまり妹のことを気に掛けてなかったそうだ。
ちょ、えええ……
予想もしてなかった原作者のクズ具合…
そういうな、戦火の中で中学生がどうあがいたところで食料事情は変わらないし、
1歳の児童が餓えて死ぬことなんてどこの家でも起こりえた異常状況だったんだ。
とはいえ野坂自身、あとになって相当苦しんだそうだ。
清太の性格はその反動だな、妹思いのあまり視野狭窄に陥って、愚直な選択を続けてしまう。
けどそうでなきゃ火垂るの墓である意味がないんだ。
現実の野坂は生きてるのに物語の清太が死んでるのは、彼の贖罪なんだとさ。
そうか、節子を殺した一番の責任は戦争でもアメリカでもなく、清太だって自分で分かってたのか…。
うーん、なんかそうでなくても欝アニメだったのが、より欝をましたような…。
なんかもう、悲しすぎて2度と見れなくなった気がする…
この映画を最もきれいにかたづけているのは、糸井重里のキャッチコピーだろうな。
「4歳と14歳で、生きようと思った」
重里の最高傑作だと思うぜ。

第4位


   

千年女優
監督今敏/制作マッドハウス

欝い気分をガラッと変えまして、4位には大好き今監督の千年女優!
今監督の中ではコレが一番好きです。
千年女王じゃないですよ
女優を主役にした映画というちょっとややこしい構造なのだが、
じつはそのややこしさこそが千年女優全体を現していたりする。
というと難しく思えてきますけど、要は千代子さんという立派な引退女優さんがおりまして、
そこにとある映像会社のオッチャンがインタビューにやってきます。
で、観客は千代子さんが物語る色々な映画で主演してきた思い出話に乗っかって
彼女の女優人生を追体験していくのです
といっても、そこは今監督のアニメーション、思い出話といってもゆったりした流れにはならず
彼女が新しい映画の話をするたびに最もイイシーンをより抜きして映像になるわけだ。
だからいろーんな映画の、色とりどりのクライマックスばかりを繋げた、面白い場面ばかりの図太い映画になってるわけだ。
といってもいっても、前後関係とかどうなるんだって感じに思われるかもしれませんが、
そこはなんといっても映画の魔術師・今敏!
さっきまで敵勢に城を囲まれた絶体絶命の淀君みたいな役を演じていた千代子さんが、
敷居をぴょーんと跳びまたぐと「あずみ」みたいな次の映画のくのいちを演じる千代子さんがいたりするわけです
お話のつながりは、まず千代子さんが『鍵の君』という人を追いかけたくて女優になったというのがあって、
たくさんの映画が現れては流れる構造であるものの、どこかかならず追い求める千代子という仕組みが底通している。
だからこの映画は、昭和の名作映画を千代子が笑って泣いて叫んで走る、走る、走る、走る!
ほんっとーーーーに面白いです。
面白くない瞬間がなかったほど面白いです
なにげにスタッフロールですら面白い。
そっち方向の趣味の人にはある意味一番笑える。
もーね、豪華すぎ。馬鹿げてる。
超スーパーグレイトな腕前のアニメータが全員集合って感じで、
都合つかなくて来れなかった奴は次こいよ!みたいな人で。
東京ゴッドファーザーズもそうなんですが、今監督の作品は集まるスタッフがムッチャクチャですよ!
制作会社の垣根とかも余裕でぶっ壊してくるから、
この監督の下で働くことがどういうことなのか想像するとちょっと面白い。
声優ももちろん絵に負けない演技をしている。
特に千代子役は、彼女の一代記ということで折笠富美子、小山茉美、荘司美代子と繋がる。
実に、いいチョイスだ。
飯塚昭三さんや小野坂昌也、山寺宏一、京田尚子さんも活躍してますが、
脇役でいちばん味が出ているのは鈴置洋孝さんでしたね。
役の生活ぶりまで感じさせるような、い〜〜い演技でした
今監督がなくなってもう1年が過ぎたが、
千年女優は千年すぎても、きっと錆びつかない名作だったよ。
といったところで4位は千年女優、
んで3位は逆シャアで2位はパト2と既に発表していますので
残る1位は

第1位


   

新世紀エヴァンゲリオン
監督庵野秀明/制作ガイナックス
エヴァでしたー
まーね、そういう時代を生きたからねー。
しょうがないですよ。半年間、めっちゃめちゃ楽しかったもの
あの年頃にコレと出会えたのはよかった。財産だった。
おかげで今でもアニメからは卒業しきれないが…
まあ、そこはエヴァがなかったらもっと悪化してたかもな。
ガンダムと同じく、これについても特に何か感想というものはないです。
あの時、エヴァがあった。本当にそれで十分です
ちなみに旧劇場版2作も、TV版最終回も含めての話。
俺はおめでとう、結構好きなんだけどな。
シンジ君の『僕はここにいてもいいんだ!』がよかったからさ。
あとさ、わたし去年だかのワンフェスで庵野監督にばったり遭遇できたんだけど、
ほとんどカタチになってない会話しかできなかったけどよかったよ、お礼言えて





なかなか恵まれない幸運だったな。
さて、そういうことで30位から1位まで。

30位・青い花  29位・ガンダムUC
28位・劇場版ナデシコ 27位・ガンダム0083
26位・墓場鬼太郎  25位・グレンラガン
24位・まどマギ  23位・セラムンS
22位・東京ゴッドファーザーズ 21位人狼
20位・マインドゲーム 19位・少女革命ウテナ
18位・トップをねらえ! 17位・カウボーイビバップ
16位・AKIRA  15位・魔神英雄伝ワタル
14位・初代ガンダム  13位・マクロスプラス
12位・エヴァ破  11位クレしんオトナ帝国
 9位・∀ガンダム 8位・紅の豚
 7位・耳をすませば 6位・風の谷のナウシカ
 5位・火垂るの墓
 4位・千年女優
 3位・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
 2位・機動警察パトレイバー2 the Movie
 1位・新世紀エヴァンゲリオン


という結果になりました。
はい、感想どうぞ。
えー? うん…
変なランキング
お前が決めたんだぞ…。
いやそーなんだけど…
火垂るの墓とか高すぎね? なんでホタルこんなとこいるん?
アキラとかウテナとかもっと高くてもいいなあ…。
それと機動多すぎるのと後半のジブリ無双がひどい、
あ、あとボトムズはいってねーじゃん。なんだこれ?
だからお前が決めたんだろって!!
んー、感想は……、
なんか変な感じ
なんだそれ。




順位ってあんまりつけるもんじゃないと、今になって分かった気がします…。
なお他にランクインできなかったのはボトムズのほかに、
コードギアス 反逆のルルーシュ
ガサラキ
ビッグオー
鉄コン筋クリート
THE八犬伝新章
時をかける少女
キャシャーンSins
攻殻機動隊(PS1のアニメムービー)
クォヴァディス2 惑星強襲オヴァン・レイ(のアニメムービー)

などなどといったところでしょうか。
やっぱりメカおおいな…

さて、次のネタはゲームランク30です。
今度こそマトモに更新できるよう頑張らねばねばねばねば



9月29日(木) アニメの思い出 20位〜11位


そいじゃあ続きまして20位からの発表になります

第20位


   

マインド・ゲーム
監督湯浅正明/制作STUDIO 4℃
原作ロビン西・コミックアレ!
マニアックだ。
これめっちゃめちゃ面白かったのに、人気でなかったなー。
クレヨンしんちゃんで活躍した原画マン、湯浅正明さんの初監督作品マインドゲームです。
かなり独特なキャラデザインですが、中身はもっともっと独特でした
写真を取り込んでアニメにしたり、ご覧の通り配色がしっちゃかめっちゃかのやりたい放題。
それでも実験アニメのサブカル系な雰囲気で終わってないのは
きっと声優の多くを固めた吉本芸人が爆発させる大阪のパワーのおかげだ。
主役が今田で、脇役にも藤井とかぐっさんとかですけど、
でも誤解しないでくださいな。すごくイイんです、作品にあってます
むしろ吉本新喜劇の劇場版くらいに考えたほうがいいかもな。
新喜劇で笑える人なら絶対に笑える。
おっと、ムチっ子物語とか思い出してくれるな。
笑いあり涙あり恋ありで、内容は盛りだくさんなんですけど、テーマがとにかく前向き!の一言。
恋に破れそうなダメ無職がうっかりヤクザに殺されて、でも神様にこれからはとにかく必死にやりますんで
今回はどうにか生き返らせたってください!と頼むところから始まります
あとはもう、不思議で不条理で愉快な悪夢のような世界を、
走る跳ぶすっころがる、髪の毛の先から足の爪の先まで生命力を燃やしてとにかく突っ走る!
という素っ頓狂に爽快な映画。
でも時折しんみり人生を考えてみたりも。
ちょっとエネルギーと想像力が爆発しすぎでなんか宗教みたいにすらなってますけど、
明日もがんばろう!という活力を補充したい人はぜひどうぞ。
見れば元気が出る、ユンケルみたいな映画です

第19位


   

少女革命ウテナ
監督幾原邦彦/制作J.C.STAFF

自分で選んどいてなんだけど、19位はちょっと早かったなー…
今からでも修正したらいいじゃん。勝手にしろよ。
いや、でもここくらいしか収められそうな場所なくって…。
19位は怪物天才作家・幾原サマの絶対運命黙示録、少女革命ウテナでございます
この作品、言葉で語る術がない。
セラムンSで炸裂したトリッキーな幾原演出をさらに磨きと変化をかけて堂々完成。
止め絵、影絵、人形劇、男キャラは基本ド変態とやる事なすこと常識破り、
仕舞いには少女たちが決闘するバックで演劇合唱団が歌声張り上げる始末。誰もが耳を疑った。
あ、わたし、あれ全曲歌詞みないで歌えるよ
何でだよ…。
サントラ集めたから。ゲルツェンの首とか特に好きだったよ。
ヘソの緒かたどる生活縄は宇宙のための宇宙ブランコー
ってとこが爽快感あっていいよ
鼻で白い粉吸うのが好きな人と間違われそうだから、それ以上はお止しなさい…。
さて、ウテナはもひとつ、忘れちゃいけないコトがある。
主役の天上ウテナ、演じたのは川上とも子さんでした。
始めの方はけっこう、ていうか棒だったんだよねえ…
それが、少女の身でありながら王子様を演じようと気負うウテナによく似合った…。
終盤につれ成長するウテナと、足並み揃えて演技が板についていくのがまたよくできていた。
とも蔵が亡くなってもう4ヶ月近いけど、
好きな作品の好きな主人公を演じてくれてありがとう

第18位


   

トップをねらえ!
監督庵野秀明/制作ガイナックス

一見今でも通じるようでいて、
時代を感じる絵だなあ、やっぱ…
23年前だぞ、コレ…。
この頃の若本はまだ普通にカッコイイ演技してたよな。
劇場版にアフレコ取り直したらコーチまでセルになってたよ…。
ということで18位はトップをねらえ! お姉さま、アレをやるわっ!
ええ、よくってよ!
…って、このアニメはアレだな、とにかくSFで面白い要素全部ブッ込もうぜっていうわかりやすさ。
ロボだワープだ戦艦だ、ビーム一つで数億体の宇宙怪獣やっつけろっていう気前のよさ。
合体したガンバスター強すぎて、敵の宇宙怪獣がかわいそうになってくる…。
コマンドーとかセガールみたいなモンだよねアレ
対する宇宙怪獣も兆とかの単位で攻めてくるし、
その一匹で地球側最強の宇宙戦艦を手玉に取るくらい強いハズなんだけど…。
まあトップ相手にそんなこと言い始めたらキリがねーな。
OVAで30分全6話、映画だと1時間半に収まりますが、映画はあんまり上手くまとまってないかな。
気合と根性がイヤじゃなければ、よほどの事がない限りハマります
とりあえず中の人が叫んで、ロボットが蹴って殴ってビームして、
んでもってブラックホールが爆発したらそりゃもう面白いモノになるんだなっていうカタルシスのお手本。
いま見ても多分見劣りしない。
トップ2は最初イマイチだけど、後半からぐいぐい面白くなるよー

第17位


   

COWBOY BEBOP
監督渡辺信一郎/制作サンライズ

コレはほんとーにカッコよかった…。
今のところアニメでスパイクよりかっこいい男な見た事ない!
えーと、コブラとか?
最近、コブラさん完全にネタ扱いだから…。
クリスタルボーイなんかもう言葉にも出来ない…
まあコブラとかルパンとか工藤優作とか、そういうカッコよくて余裕あってニヒルで裏家業なあんちゃんの
最終進化系みたいな男だよな、スパイクって。
というところで山寺宏一の代表作、カウボーイビバップ。シビれる1枚だぜ。
かっこよすぎるくらいカッコイイ絵、アクション、セリフ、そして菅野よう子の色とりどりの音楽。
そしてなんか活気があって楽しい、西部開拓時代のような世界観、
どこを切っても光って尖るセンスがカッコイイ!
キャラが黒人白人黄色人種とはっきり描き分けられてるから画面も自然と賑やかになるんだな。
何気にそういったリアリティへのチャレンジも新しい一本。
でね、コレの面白いのは「ビバップで一番好きな話なに?」って聞くと、なんかもうバラッバラなのね。
わたしはワイルド・ホーセスとスピークライクアチャイルドが好きだし、
ある友達は道化師の鎮魂歌以外ありえないというし、堕天使たちのバラッドこそ究極で至高という人もいて、
なんかもうてんでバラバラ
ジャズでいうところのビバップという分野は、まずお題になる基本テーマが一演奏あって、
あとは各人がその時その時の思いつきで解釈を広げていくという、生の音を楽しむのが基本のスタイル。
まさしくそのマナーにしたがって、大いに暴れまくってくれた名作がビバップだ。

第16位


   

AKIRA
監督大友克弘/制作東京ムービー新社
原作大友克弘・ヤングマガジン
らっせーらーーーらっせーらーーー
日本発の爆弾としては黒澤明以来の衝撃だったろう。
アキラ、見れば絶対に忘れられない一撃。
らっせーらっせーらっせぇらーーーー
うっせえな!
わたしさー、有名なバイクや巨大赤ちゃん肉や「さんをつけろよデコ助野郎ォオ!」のシーンも好きなんだけどさー
なんか音楽がどうしようもないくらい記憶に焼きついてんだよね
芸能山城組だな。ウテナの劇団万有引力と引けを取らないくらい実験的で人間的な音楽集団。
何がなんだかわからないけどパワーだけはすごい。
そう、アキラは力の物語。無限のパワーと暴走するエネルギー、
それは、可能性の獣…
いやそれユニコーンでいったから。
とにかく、その圧倒的な作画と演出と物語のパワーで世界の映画業界人を仰天させたアキラ、
認めなかったのは邦画会社の重鎮くらいなもんである。
暴走と暴力に始まった物語が、鉄雄の超能力の目覚めと共に暴動と殺戮へとスケールアップし、
そして純粋にグロテスクとバイオレンスを極め、そこも越えて最後は人間の可能性のチカラと恐怖へ進化…。
見終わって、人間ってそれ自体が超能力みたいなもんじゃん、という気になりました
俺から見たら、アキラに参加したアニメータなんてみんな超能力者だ。
特に最後の巨大冷却パイプがうねって踊り、その蒸気を描いた本谷利明氏。
アキラアーカイブなんかで原画の一端が見れるが、正直マジキチ。
どう贔屓目に見てもハリウッドのCGを越えてる。
それにしても、今となっちゃ超能力も死語だよねえ〜

第15位


   

魔神英雄伝ワタル
監督井内秀治/制作サンライズ

ワタルの顔見ると少し元気になれるわ
懐かしい…。これ描いた芦田豊雄さん、もういないんだなあ。
15位はワタル!
超〜面白かっこいいぜ!!
魔王が支配する異世界に召喚され、勝手に勇者にさせられた小学4年生が
勇気と友情、そして頼れる龍神の化身のロボット龍神丸と共に
階層構造の世界をどんどん救っていくという単純明快、良い大人が良い子のために作った良いアニメ。
わたしほんと思います! いまワタルみたいなアニメ少なすぎ!!
ポケモンや遊戯王にいつまでも頼りっぱなしになるんじゃなくて、
もっと小学生たちに驚きと夢を作ってよ!
でないと誰もアニメ見なくなっちゃうよ!?
今だとダンボール戦記がその使命に挑んでるんじゃないかな。
受け入れられてるかどうか知らないけど悪くなさそう。
ちゃんとあるならそれでいいけど…。
ワタルみたいに、子供たちが毎週金曜日が来るのを待ち遠しくするようなアニメが増えることを願います。
だってワタルは今でも永遠にわたしのトモダチだから

第14位


   

機動戦士ガンダム
監督富野由悠季/制作サンライズ
ティロ・フィナーレ!
ラストシューティング! 首はないけど問題ないの!!
つかガンダムが14位だけどいいの?
こんなもんじゃない? もう30年以上もかけてしゃぶりつくされたアニメだし
お前に取っちゃそんなもんか。1位かと思ってたが。
まあガンダム、説明する必要すらない。
見た人の数だけ色んな解釈あるから、説明すればするほど余計に混乱してしまいます
というわけで他に語る言葉もない、偉大な作品。
なんでもいいけど、この大河原さんのポスターは信じがたいくらいカッコいいぜ。

第13位


   

マクロスプラス
監督渡辺信一郎/制作トライアングルスタッフ
総監督河森正治
これが、アニメーション…!?
マクロスプラス、何気に音楽も脚本も原画も声優も、多くが後にカウボーイビバップで活躍するメンツである。
手間も暇も予算もかけまくった、マクロスにあらざる超リッチアニメ。
マクロスといえば歌だろ!という方はOVA版から、
空中戦と板野サーカスだろが!という方は劇場版から。
どちらから入っても、必ず「この時代のこの映像美とか、オーパーツじゃないの?」ってくらい見惚れます
2011年の最先端アニメと比べても必ず負けてないだけの超高品質、マクロスプラス。
これが、アニメーション。見てないヤツは損をしている!
もう一度いおう。
これが、アニメーション!

第12位


   

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
監督庵野秀明/制作カラー
破ーーーーーーー!
え、これ単品ってこと?
うん。序とか旧劇とか含めず、破だけの評価。
はーーーーーーーーー!
まあ、2010年の最先端アニメ映画にマクロスプラスが順位1つ負けて
さっそく俺の立場がなくなってるわけだが…。
知らんがな。
でもこの映画については知らない人はいないかな。
見てないぜ、っていう人は今後も見る気ない人だろうし
それは人それぞれだと思うけど。
エヴァもガンダムと同じくらい多くを語る必要がなくなったなあ。
特筆事項はシンジ君が成長してよかったってくらいか。
相手が綾波とはいえ、生まれて初めて命令したよね。『来い!』って。
緒方さんカッコいいわ、本当にカッコいい
あと『行きなさい!』って後を押したミサトも成長したな。
シンちゃんの母にも恋人にもなれず、ヒューマン部分は加持さんに甘えきってた旧劇とはえらい違いだ。
あー、Qが楽しみだー。
来年の秋だもんなーなげーーー
フ…、
庵野の約束を真に受けるとはお前もまだまだ成長が足らんな?

第11位


   

クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

監督原恵一/制作シンエイ動画
原作臼井儀人・漫画アクション
映画を見た人なら、このショットだけで目頭が熱くなること請け合い…
最高すぎるだろ、この親子。
小学校は、課外授業に体育館使って全生徒に一度はコレ見せるべき。
クレヨンしんちゃんの劇場版はケタが違んだぜ、ということを多く世にしらしめたオトナ帝国が第11位です。
家族の絆を描いた映画という点では世界一でいいと思います
アッパレ戦国大合戦も全く引けをとらない超傑作だが、どっちかってなるとなんでかコッチを選んでしまう。
いいよなあ、オトナ帝国…。
わたしこんなふうに釣りした思い出とか特にないんだけどさ、
なんか懐かしいなって思っちゃうよね。
カッパのクゥも面白かったし、この監督の映画が描く夏って優しいよね
見終わった後、肯定してくれるよな。
何がって言うとわからんけど、なんか色々。
夏休みって基本遊ぶに徹するしさ、あとで他の事ももう少しキチンとやってれば、なんて軽く後悔する時も少しあるけど、
十分満足するくらい遊べたら、あとで思い返すしてもイイ気分になるよね。
この映画はなんかそんな感じ。大好き
といったとことで11位まで終わりなわけだが。
続いて第2位の発表ですー。
ちなみに3位は逆襲のシャアでしたよ

第2位


   

機動警察パトレイバー2 the Movie
監督押井守/制作Production I.G
原作ヘッドギア
また逆シャアに因縁の深いのを選んできたな…。
え、そうなん?
逆襲のシャアを見て満足した押井守が、そのアンサーとして構成を始めたのがパト2だ。
信念を持ってテロに走る男、数こそ少ないが強力な一撃の兵器、
肥大化して動脈硬化した公安組織と、そこを抜け出した愚連隊同様の独立チームの抵抗。
似てるだろ?
よくわからん
ああ、そう…。
とりあえずパト2は、どこをどうつついても本当に文句つけどころがない、完璧に面白い映画でした
あまりの面白さに映画館のシートの上で身動きできないくらい食い入った。
監督の思想と観点を押し付けがましいくらいに展開する困った映画のはずなのに、
なぜかエンターテイメントとして完全に成立している。
第2小隊の人たちがいいんだよ。
みんな、なんかしらイイ人であっかるい人々なんだよ。
皮肉屋だったり虚弱体質だったり粗暴だったり、
何か難アリな性格持ちなんだけど、みんな絶対悪いことしそうにないし、
何より自分の仕事に自信を持ってきっちりこなす人々なんだよ
そりゃこれ、警察官の物語ですからね…。
そういう、国を探せばどこにでもいそうな平均的日本人が、ロボット抱えて日本をゆるがす大騒動を解決!
そりゃ気分いいよね。なんか自分や親や友達みたいな人々なのに
親近感あるよな。
整備班の誰ソレはうちの先輩に似てるとか、
なにか見覚えのあるような連中なのにさ。
戦う庶民のお巡りさん、劇場版パトレイバー2が2位でした!












9月24日(土) アニメの思い出 30位〜21位


とゆーわけで、ちゃちゃっとやっちゃってみましょう!
わたしの大好きアニメ、ベスト30!
だいたい、1990年あたりからアニメを意識しつつ見始めて
一番新しいところで輪るピングドラムあたりまで、
という人物から見た個人史観と考えてもらえれば。
今日は30位から21位まで!

第30位


   

青い花
監督カサヰケンイチ/制作J.C.STAFF
原作志村貴子・エロティクスf
まず最近のものをランクインしてみました。去年の作品ですね
ていうか、百合アニメですが……。
だから、わたしの趣味のランキングだってば。
もともと志村さんのファンで、この作品も大好きでした。
が、そんな思い入れあるマイナーなマンガに唐突に訪れたアニメ化…
嬉しい、嬉しいけれど、ソレをはるかに上回る、不安!不安!不安!
カイジか!
まあ、この人のマンガは背景もキャラクターもあっさり、トーンも控えめで、
その白さが『間』や『呼吸』を見事に表現している。
ので、フルカラーで、動いて、声がつく、見る側の想像補完能力を奪うアニメとの相性は大変悪い。
…と、思っていた時期がわたしにもあったのですが
まさかまさか、まさかの大逆転満塁ホームラン!
信者のわたしをして言う事なし、見事なアニメ化でした。
ありがとう、そしてありがとう!
納得の呼吸で間を詰め、情感を波打たせる端境期の少女、
マンガで読んだ以上の楽しさ、面白さがあった。のめりこんだ。
これだけ恵まれたアニメ化というのは自分史上初めてだったと思う。
ちなみに文化庁のお偉いさんの推薦つき。
百合アニメなのに
百合アニメなのにな。
ちなみに右っかわのメガネが心理的に大暴れします
左のちっさい子は心根が誰より男前です。
あとDVDをアニメイトで買ったらクジでサインつき台本くれたよ! ありがとう、そしてありがとう!
これなかったら31位だったかも!
それ作品の出来に直接関係ない!
わたしのランキングなんだからこれでいーの!

第29位



   





機動戦士ガンダムUC
監督古橋一浩/制作サンライズ
原作福井晴敏・角川書店


早くも現れました、ガンダム関連。しかも最新作。
ちなみにガンダムシリーズは一つでくくるんじゃなくて、一作品ごと別個で考えてます
ユニコーン、まだ半分終わったところなんだけど、現時点で魅力は十分開花してるわけで。
頂上スタッフと、ソレを使い切る名匠・古橋監督による最高限度のガンダム映像美、圧巻です。
カネだして見る価値があります。
ただねー、やっぱりまだ完結してないのがネックなんだよねー。
この後の展開でどう転ぶか、良くも悪くも可能性だけは十分の獣、ユニコーン
次の4巻は地上戦闘というだけで傑作の予感しかしない。
しかし、原作は終盤がけっこう人を選ぶ…つうか純粋に好きじゃないので、
まぁなんと言うか…、落ちる予感しかしない。
ただ、これまでの原作分もタルかった展開だったのをぎゅっとぎゅっとエンターテイメントに徹してくれた古橋監督なので
やっぱり期待せずにはいられないガンダムユニコーンが29位でした

第28位



   





劇場版・機動戦艦ナデシコ
監督佐藤竜雄/制作XEBEC

あえて、劇場版を選んでいます。
劇場版機動戦艦ナデシコ・The prince of darkness
ルリルリ信者に5時間くらい説教されそうな順位だ。
そもそもテレビシリーズのパロディ遊びがあまり好きじゃなくて、この映画も借りて見たんだな。
まだVHSがのさばっていた時代のことである。
で、みてびっくりですよ、主人公アキトの豹変振りに。
ハーレムとSFとガンダムとヤマトを一緒くたにしたアニメの生ぬるい主人公が、
劇場版じゃ急にゴルゴも黙殺できる復讐の鬼に。一体お前に何があったんだ!
もちろん納得するに余りある動機はあるわけですが。
そんなこともあり、前提としてテレビシリーズを見ておかなければならないという弱さもあるものの、
ハイテンポなストーリー、当時としては問答無用の超級作画、瞬きさせないメカアクション、
今もなお輝くキャラデザとメカデザの魅力、がギュウギュウ詰まっている。
なによりアキトがカッコよくて儚いんですよ、ほんとーに。
この一本でアキト役の上田祐二が大好きになりました。
ときメモの早乙女好雄の時点で十分好きだったんだけどね
テレビシリーズのファンに一生かけても消えない心の大怪我を刻みつけた劇ナデ、
知らないままにしておくには少しもったいない。

第27位



   





機動戦士ガンダム0083
監督加瀬充子・今西隆志/制作サンライズ

『機動』が3つも続いておりますが、27位は0083です。
聞いているのか、ガトォオオーーーーーー!!!!
聞いてやる!!
で、早くもガンダム2本目である。
面白さのベクトルから見れば、まあユニコーンの先輩みたいなもんだな。
とにかくMSがドンパチしていればそれでいい人向け。
ニュータイプ完全無視だもんね。
GP01のメンテナンスハッチフルオープンとか損傷機のネット着艦なんかは何度見ても飽きないですし、
デンドロの出るシーンはどこ見ても怪獣映画のノリですね
元はといえばセンチネルのアニメ化をなんとなく目指してスタートした企画が
紆余曲折を経てどうにか軟着陸したのがこの0083である。
メカデザのカトキハジメや明貴美加を筆頭に、『ソウイウモノ』が大好きな連中が寄ってたかった一本、
ソウイウモノが大好きな人々には最高のガンダムだ。
前半は主人公コウの成長物語を、後半はライバルであるガトーの男の物語を描き、
最終決戦で激突する2人の男と2機のバケモノ。
お話のほうの魅力もバッチリ備わっています
それがために、この二人の間を繋ぐ女性、ニナ・パープルトンがファンから総攻撃を食らうわけだが…。
それはまあ、別の話。
全12話、それをまとめた劇場版・ジオンの残光もあります。
ガンダムを知らない人に「ガンダムで面白いのなんかねぇ?」って聞かれたら
気軽に見れるこいつでも推しておきましょう

第26位



   





墓場鬼太郎
監督地岡公俊/制作東映アニメーション
原作水木しげる
職人芸のアニメーション。それに尽きます。
鬼太郎に夢中になる日が来るなんて…
よくもこんなハイレベルなものを深夜帯に黙々と流してたもんである。
古くはドラゴンボールやサリーちゃん、そして現在もプリキュアやデジモンなどで
子供たちの心を強く育てる東映アニメーションの趣味作品。
あらゆる面で優良な作品なんですが、とりわけすごいのがやっぱり作画!
総作画監督の山室さんは、ドラゴンボールで数多くの名場面を捌いた実力者で、
この墓場については全編全力投球でどこにも隙がありません
水木しげるの絵がそのまま動く感動、
そして水木しげるの本当のマンガがこんなにも面白かった感動、
嫌味全開の野沢雅子版鬼太郎、貧しくも活気溢れる昭和初期の町並み、
これこそアニメの職人芸だ。
この鬼太郎はほんとに、どうしよーーーーーーもないくらいのゲス!
そんな小悪党がビックリするくらいにマッチする野沢雅子ボイス!
どこをとっても『上手い』アニメでした!

第25位



   





天元突破グレンラガン
監督今石洋之/制作ガイナックス

熱かったねー。
コレは本当、熱かった。面白かった
やれること全部やりつくしたったぞっていう達成感がすげーよ。
26話で四部構成で、おまけに全員が無理なく成長してってる。
キャラクターすごい多いのに、みんなに必ず見せ場があったよね。
最後の方は死んで咲くヤツ、生きて足掻いて輝くヤツでどんがらがっしゃん。
勢いの力ってすごいねって思わせてくれます
俺が信じるお前を信じろってね。
コレ作ってる間、スタッフみんな自信過剰のオーバーヒート状態だったんだろうなって思う。
でも自信過剰くらいで丁度いいの。実力も伴ってたし。
最近アニメがつまらないなって感じてきた人、
ていうか何もかもがつまんねーなって呟いちゃうような人、
グレンから元気と自信を貰ってください!

第24位



   





魔法少女まどか☆マギカ
監督新房昭之/制作シャフト

出たよ。
や、確かに!文句なしに面白かったって!
いや、非難してるわけじゃなくて。
ただコレはネットが発熱してたころに見るのが一番面白い特殊例だからな。
あるいは余熱が残っているいま見ても十分に面白いが、
5年後はどれだけの人が覚えてるだろうか? 少し気になる。
なんで古いオタクって何か盛り上がりを見せると、こういう余計な水を差すんだろう
…ほんとですね、スイマセン
でも今が旬なのも確かだから、とにかくまだ見てない人は早いうちに見てください。
ネタは新鮮なうちに! さあ早く!騙されたと思って!
だけど萌えアニメがニガテな人はとっつき難いだろうな。
2話のAパートまではガマンを強いられる展開が続く。
でもそっからですよ、そっからゴロリと動くんですよ。
一躍有名になったマミチョンパがあって、そっからことある毎にやるせない運命突きつけられて、
そのたんびに優しいまどかはグズグズ落ち込むだけど、
でも、最後にはそれを飲み込んで前に踏み出すまどかが、本当に大好きになれる!
ネタバレできないからあんまり踏み込めんね。
このアニメの面白いのは、4人の魔法少女がそれぞれ生きてくことにリスクを背負ってるとこだな。
戦わないと生きられないのに、戦い続けても追い込まれる悲愴感。
だからこそ、セリフの一つ一つにここぞという場面で何かとてつもなく引き寄せられるんだね。
女の子ばかりのアニメと思ったらいけません、戦う女の子だから語れる優しさと強さと祈りの物語なのです。
…それにしても、これほど過酷な魔法少女がかつていたでしょうか!?
大先輩の魔法少女、ミンキーモモは話の途中で車に撥ねられて死んだんだが…。
なにそれ…
そのあとどうしたの…?
いちおう大団円を迎えはしたが、ファンからは蛇足扱いを受けている。
まあモモはともかく、作品全体に湛えられた細やかな心遣い、
それが勢いで一本で突き抜けようとしたグレンラガンの、さらに一つ上を行った理由かなー。

第23位



   





美少女戦士セーラームーンS
監督幾原邦彦/制作東映アニメーション
原作武内直子・講談社

魔法少女の上を行くもの、それが美少女戦士!
セーラームーンの3作目がセーラームーンS(スーパー)なのです
多くの少女に夢と希望をもたらし、少なくない少年に茨の道を拓いた罪深きアニメ、セーラームーン…。
俺はどうしようもなくマーキュリー押しでした。
しばらくしてからマーズの魅力に気づきました…
が、すべてを過去にする新セーラー戦士、Sで登場!
それがセーラーサターンこと土萠ほたるである。
この娘の破壊力は、そりゃあもう……。
凶器でしたよ、アレは。
病弱で、控えめで、細くて、儚くて、でも実は魔性の…。
『萌え』の語源だと噂されるくらい、圧倒的な魅力でした
それ、時系列的に整合性取れなくなる矛盾があるらしいがな。
そして彼女の存在に加え、監督の幾原邦彦の演出力だ。
かつて見たことない構図、緩急をつける止め絵、怪しいコメディを繰り広げる影絵、
とにかく発想の出所が謎の幾原演出、初体験。
まったく、目が離せやしない!
といっても、今からは想像もできないほどオタクが嫌悪の対象だったあの当時、
さすがに本放送を見るだけの度胸はなかったね
平日5時半の再放送を親のいない時にコソコソ見てたなー。
他の地域じゃ再放送してたんだろうか? そうでないとしたら勇者すぎるとしか言えない。
オタクって勇者ばっかじゃん。
アニメのためにわざわざ埼玉の神社の神輿担ぎにいったり、
何十万もするエレキギターの、それも左利き用買ってみたり
それもそうだったな…。
もしセラムンSが何かの町興しに直結してたら、どれくらいの天変地異があったことやら…。
社会現象以上の爆発が期待できただろうに。
ああ、もう一度ほたるに逢いたい…
声はもちろん皆口裕子で…
ところで原作の土萠ほたるの秘密、お前知ってる?
秘密?
秘密だらけの子だったけど、原作に限定なの?
彼女、実はサイボーグ。
ええええええええええええええええええええええええ!!!!?
父親の実験事故に巻き込まれて死に掛けたのを救うためだったそうな。
あの父親も、そのせいでちょっと変になっちゃったんだろうな。
あとセーラーウラヌスこと天王はるか。
ああ、声が緒方恵で美少年のような感じの、ていうか幽白の蔵馬とカブりまくりの…。
あれから十数年後に原作者同士が結婚するんだから運命って面白いよねー
彼女、原作では実は『両方』である。
何が?
両方、ツイているのである。
は……
でぇぇぇええええええええええええええええええええええ!!!!!?

第22位



   





東京ゴッドファーザーズ
監督今敏/制作マッドハウス

えーーー…
気を取り直しまして、22位は
大好きな今敏監督の名作裏都会人情絵巻、東京ゴッドファーザーズです
実は3人ともホームレスという面白設定。
真ん中の娘は家出の女子高生、
左のは、皆さんなんとなくお気づきだろうがオカマである。
んで右のが一般的なホームレス。
とある年の瀬、クリスマス。こんな3人が道端で赤ちゃんを拾ってしまった、さあどうしよう!
てな感じに物語は始まる。
とにかく絵が美しいんです!
まるで写真のように、いや写真以上に!
そしてそれ以上に、お話が素敵!
煌びやかなクリスマスの東京も、一枚めくれば闇がとぐろを巻く暗部の世界。
そんなクサイものにはフタをする都市で彼女たちと赤ん坊が巻き起こす、
ドタバタした奇跡と感動のお笑いご都合物語。本当によく出来てる。
でもコレはね、あんまり語りたくなる部分ないよね
魅入るよな。だから細かい部分は意外と覚えてなかったりして。
ふとした瞬間、思い立ったようにぱっと見て、
あー面白かったで2時間過ぎてる、そんな感じです。
だから何度か見ててもその度に新鮮に楽しめてオトク
そんなだから面白かった以外の言葉が要らないぜ。

ってくらいに面白い東京ゴッドファーザーズが22位でした。

第21位



   





人狼 JIN−ROH
監督沖浦啓之/制作Production.IG
原作押井守

現在のところ、人類史上最高峰のセルアニメーション技術映像作品と呼んで差し支えないでしょう。
『神の手』こと沖浦啓之初監督作品、人狼
敗戦後、GHQの占領からようやく解放された日本、
経済政策の失敗で産まれた凶暴な過激派社会主義者vs凶悪な突撃機動隊の激しい闘争を描く――
という、どうしようもないくらい押井な脚本がまず厄介。
最低でも藤原カムイによるマンガ版、犬狼伝説を読んでないと理解できない
という脚本の難点があることをまずご承知置きください。
もうね、お話部分については何度か見返すしかないです。ソコも面白いことは面白いですし。
でも、何度も繰り返すようですが、この作品の最高の見所は、絵、アニメーション
アニメで改心の動きを表現できた時、それを指して『まるで生きているかのように』と修辞されることがあるが、
映画全編に渡り、一貫して『生きている』アニメは恐らく世界でコレだけ。
ディズニーやジブリ、あるいは京アニなんかの誇張されたアニメ表現ではない、
そよ風や服の重みや心の痛みがそっと自然に表現される、気が狂いそうなくらい気を遣った映画だ。
これは、すごい。
ほんとにねえ…。
これでもーーーー少しあかるいアニメだったらねえ…
仕方ないだろ、押井の原作なんだから…。
しかし、これがたとえば時をかける少女やサマーウォーズみたいな原作を手に入れてたら…
もう既に沖浦監督は日本の宝であると日本中に知れ渡っていたことだろう。
そんな思いがIGに届いたかどうだか!
沖浦監督10年ぶりの2作目はアカも犬も銃も、なんも関係ない家族の物語、ももへの手紙
これね、わたし責任持って言います。絶対面白いです
万が一が起きた場合、どう責任取るつもりか知らないが…。
でもまあ、ワールドプレミアで外人が笑ったり泣いたりしたらしいので問題なく名作になってそうかな。
沖浦監督の描く笑いというのは、サッパリ想像つかんけど。
きっと後悔させません!
来年の春、劇場でももへの手紙、みてください!
絶対に薦められるだけの予感があります!
といったところで、どうにか21位までやってきましたが、
続きまして第3位の発表です!
なんでだよ!!
いやさあ、わたし思うのよ。
ランキングの3位ってかなりの高位位置のわりには立場弱くない?って。
3位だよ? 上をみても2位と1位しかないんだよ?
なのに7位と3位を並べても、それほどには違いを感じなくない?
まあ1位がわかったら、後はそれと比較してどうだって話になるし、
そうなりゃ2位にすらなれなかった3位じゃ、よくがんばったで賞みたいな感じかな。
そーなのよ。それだとなんか3位の努力がかわいそなんよ。
なので今日のボス的な感じで3位先に発表しちゃおうかって
いやまあ、なんでもいーけど…。
で、その3位は?
わたしの選ぶアニメTOP30、
第3位は!

第3位



   





機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
監督富野由悠季/制作サンライズ

逆シャアでございます
今日だけでガンダム3つ目かよ…。
オマケにファーストまだ残ってるし。
まー、なんつってもガンダム世代だからねー。
我々の全ての先生、富野の御大将。
大将が唯一、リメイクでも総集編でもテレビシリーズのお流れでもない、
はじめから映画のつもりで制作してちゃんと完成した映画です
アムロとシャアの因縁、ここに極まる――。
…極まったんだろうか、あの結末は。
アムロ最後のセリフが「お母さん… ララァが? うわっ!」
誰が読めたでしょうか、この展開
しかしアムロとシャアの確執はララァに原因があるのだし、
ララァに魅かれた理由をシャアが告白したのだから決着はついた、といえるのか。
まぁいきなり結末を論じるのは後にして、逆シャアである。
映画ですよ、逆シャアは本当に戦争映画として楽しめるんです
構成がいいんだ。
まずνガンダムのお目見えに始まり、謎の少女クェスの逃走劇。
クェスの印象だけ強く焼き付けて5thルナ落し戦、早くもシャア対アムロ。
以降も戦争と人間をテンポよく交えながらボーイミーツガールまで加え
後半に向かうにつれドラマを纏め上げつつ最後はシャアとアムロの対決に全ての要素をおっかぶせて、決着。
ここまで練られた映画、世界で探してもそうそう見れるものじゃない。
ガンダムの映画なんだからガンダムの延長としてみてしまうのは当たり前なんですけど、
そのへん一度頭から追い払っていつかじっくり観て欲しいと思います。
ガンダムやシャアとアムロがなくても、この映画はちゃんと成立するんです
植民地の独立戦争と、それに巻き込まれた少年と少女…。
むしろその方が面白い映画にできたかもしれないな。
でも! でもですよ!
逆シャアはやっぱりガンダムだから面白い!
どっちだよ…。
ガンダムは最高、ってこと!
編隊行動で回避するロンドベル、対応するレズン、
飛び交う核兵器、阻止するギュネイのヤクト、
戦場を制圧する巨大兵器アルパ、人として呼びかけるハサウェイ、
そして炎上する隕石の中で殴りあうνとサザビー…
映画としてなら大傑作どまりだけど、ガンダム映画だから逆シャアは消さない思い出になりましたのです!
宇宙空間を駆け抜ける巨大人型兵器モビルスーツ、その魅力が現時点で最高に描かれてるのは逆シャアなんだな。
0083も、ユニコーンもまだ到達できてない、機動兵器の正しい運用。
宇宙戦争映画や他のロボット戦争映画にはまだマネできない、ガンダムだからこその演出。
御大将にしかできない最高傑作の姿だな。
ちょっとあの感動はお伝えしにくいんですが…。
ガンダムファンというのは10年かけてあの二人を見守ってたんです。
そしてその最後に、完璧といえるくらいの構成と過去最高の演出で飾ってくれたのです。
それはもう、嬉しかった
10年分の思い出への報酬、逆襲のシャアが3位でした。
といっても、その面白さがわかったのは公開からもっともっと時間が経って
色んなことがわかってきてからからなんですけどねー。
次は20位から11位の発表でーす